正答:4
解説:ペースメーカーとは、主に徐脈性不整脈の治療に用いられ、心筋へ人工的に電気刺激を与え、規則正しい心拍を回復させる目的で使用します。体外式と体内埋め込み式があり、埋め込み式の場合、主に左右の鎖骨下の胸部、もしくは腹部(主に小児)に局所麻酔を用い、1-2時間の手術で埋め込みをおこないます。5-10年ごとに電池の交換が必要で、外部からの電気や磁気に影響を受けるため、日常生活では注意が必要です。
1、超音波検査:高い周波数で臓器や組織の反射する音(エコー信号)を受信し、画像化するものです。心臓など動いているものもリアルタイムで観察できることが利点です。超音波はペースメーカーへの影響はありません。
2、エックス線撮影:X線を照射し、画像化するもので、ペースメーカへの影響はないといわれています。
3、骨シンチグラフィ:放射性医療品(ラジオアイソトープ:RI)を静脈注射し、放射線(γ線、X線)を検出し、画像化したものです。骨の腫瘍、骨転移や炎症など体内の滑組織を確認するために使われます。
4、MRI:強力な磁石と電波を用いた検査のため、ペースメーカ-使用中の患者は使用できません。