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看護師の過去問 第109回 午前 問43

問題

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ペースメーカー植込みの有無を事前に確認すべき検査はどれか。
   1 .
超音波検査
   2 .
エックス線撮影
   3 .
骨シンチグラフィ
   4 .
磁気共鳴画像〈 MRI 〉
( 看護師国家試験 第109回 午前 問43 )
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この過去問の解説 (3件)

2
正答:4

解説:ペースメーカーとは、主に徐脈性不整脈の治療に用いられ、心筋へ人工的に電気刺激を与え、規則正しい心拍を回復させる目的で使用します。体外式と体内埋め込み式があり、埋め込み式の場合、主に左右の鎖骨下の胸部、もしくは腹部(主に小児)に局所麻酔を用い、1-2時間の手術で埋め込みをおこないます。5-10年ごとに電池の交換が必要で、外部からの電気や磁気に影響を受けるため、日常生活では注意が必要です。

1、超音波検査:高い周波数で臓器や組織の反射する音(エコー信号)を受信し、画像化するものです。心臓など動いているものもリアルタイムで観察できることが利点です。超音波はペースメーカーへの影響はありません。

2、エックス線撮影:X線を照射し、画像化するもので、ペースメーカへの影響はないといわれています。

3、骨シンチグラフィ:放射性医療品(ラジオアイソトープ:RI)を静脈注射し、放射線(γ線、X線)を検出し、画像化したものです。骨の腫瘍、骨転移や炎症など体内の滑組織を確認するために使われます。

4、MRI:強力な磁石と電波を用いた検査のため、ペースメーカ-使用中の患者は使用できません。

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1
正解:4
(解説)
MRIは強力な磁場の下で行う検査になります。よって、検査の前は、金属部品が用いられているものを患者が身に着けていないかどうかの確認が必要になります。ペースメーカーには金属部品が用いられているため、ペースメーカー装着中の患者に対するMRIの使用は原則禁忌となります。よって、正解は「4」になります。最近は、MRI検査が可能となる条件付きのMRI対応ペースメーカーが臨床で用いられ始めているようですが、いずれにしても確認は必要になります。
(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
1.超音波検査:エコー検査とも言います。超音波を用いた検査で、超音波が臓器や組織の境界で反射する性質を利用して、画像を作り出します。検査する部位によって、絶飲食などの前処置が必要なことがありますが、ペースメーカーは装着中であっても、問題なく検査を行うことができます。よって、正解には該当しません。
2.エックス線撮影:人体にX線照射装置から出る放射線を照射し、その透過度の差異を白黒の画像として表す検査になります。簡単かつすぐに検査が可能であるため、行われる頻度は高いです。妊娠の可能性がある場合や妊娠中の場合は、検査を中止する必要があるので、事前に確認する必要があります。また、洋服や下着についている金属類や、心電図モニターの電極、プリント柄の衣服、カイロ、コルセット、湿布などは、撮影の際に障害となる可能性があり、正確な撮影ができないため、事前に必ず確認し、外してもらう必要があります。ペースメーカーは装着中であっても、問題なく検査を行うことができるため、正解には該当しません。
3.骨シンチグラフィ:体内に投与された放射性医薬品を投与し、放出される放射線を検出・投影し、画像化する方法になります。このような放射性医薬品を投与した検査をアイソトープ検査(核医学検査)といい、心筋シンチグラフィや脳血流シンチグラフィなどがあります。骨シンチグラフィは、骨転移を調べる検査になります。この検査は、ペースメーカー装着中であっても問題なく検査を行うことができるため、正解には該当しません。

0
ペースメーカーとは心筋に電気刺激を与えることで必要な心収縮を発生させる医療機器です。ペースメーカーには金属が用いられています。

1 .超音波検査とは、超音波を対象物に当ててその反響を映像化する画像検査です。ペースメーカー植え込みであっても問題なく検査できるため、×。
2 .エックス線撮影エックス線を目的の物質に照射し、透過したエックス線を写真乾板・写真フィルム・イメージングプレートなどの検出器で可視化することで、内部の様子を知る画像検査です。こちらはペースメーカー植え込みであっても、問題なく検査できるため、×。
3 .骨シンチグラフィとは、骨に集まる放射性薬剤を静脈投与した後、放射性薬剤の集積程度を特殊なカメラで撮像することにより、骨の代謝状況を調べる検査です。こちらはペースメーカー植え込みであっても問題なく検査できるため、×。
4 .磁気共鳴画像〈 MRI 〉とは、磁力線によって体の断層撮影を行う検査です。基本的に金属を持ちこむことができないため、ペースメーカー植え込みの患者は検査ができません。しかし、近年、条件付きMRI対応のペースメーカーも普及しており、検査前に確認する必要があります。よって、〇。

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