看護師の過去問 第110回 午前 問11
この過去問の解説 (3件)
✕ 1.嗅覚野
嗅覚野は側頭葉の内側にあり、大脳辺縁系の嗅脳と連携して働いています。
大脳辺縁系とは、大脳皮質内部の領域で、海馬や扁桃体などを含みます。脳の深部にあたり、大脳新皮質と比べて発生学的に古い型の皮質です。
◯ 2.視覚野
視覚野は後頭葉にあります。
✕ 3.聴覚野
聴覚野は側頭葉にあります。この部分を損傷すると、言葉が聞こえていても認知できない状態(ウェルニッケ失語=感覚性失語)になります。
✕ 4.体性感覚野
体性感覚野は頭頂葉にあります。
脳の表面部分を大脳皮質と呼びます。脳はさらに「前頭葉」「頭頂葉」「側頭葉」「後頭葉」に分類されされています。
正解は2です。
大脳皮質にはその区画に応じてそれぞれ異なる機能を有しています。
大脳半球は前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の4つに分けられます。
後頭葉は人間の脳にある区画一部で、色覚や視覚に関する情報を処理する機能を持っています。
1 .嗅覚野は側頭葉に存在します。嗅覚に関する情報処理を行います。
2 .視覚野は後頭葉に存在します。
3 .聴覚野は側頭葉に存在します。聴覚に関する言語中枢もここで司ります。当該部位が障害を受けるとウェルニッケ失語症となります。
4 .体性感覚野は頭頂葉に存在します。体の感覚に関する情報を処理、認知する機能を持っています。
正解は2です。
脳は大脳、小脳、脳幹に大別されます。
さらに大脳は前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉に分けられます。
1・嗅覚野は大脳皮質にあるといわれています。大脳皮質とは前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉の総称です。中でも、前頭葉に嗅覚中枢はあるといわれています。
2・視覚野は後頭葉にあります。後頭葉には視覚や色彩の認識を司る機能を持っています。
3・聴覚野は側頭葉にあります。側頭葉には言語、記憶、聴覚を司る機能を持っています。
4・体性感覚野は頭頂葉、中心後回にあります。頭頂葉には主に空間感覚とその指示の機能を持っています。
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