看護師の過去問 第110回 午前 問15
この過去問の解説 (3件)
正解は2です。
肺や気管支などの気道からの出血です。
喀血の原因としては気管支拡張症、肺がんや肺結核などの呼吸器疾患が挙げられます。
吐血は上部消化管からの出血が原因です。
1 .酸性であるのは吐血した場合です。胃や十二指腸などの消化管酵素により酸性となります。
2 .泡沫状で鮮紅色を呈します。咳反射とともに出ることが多いです。
3 .食物残渣は、胃や十二指腸などの消化管を経て逆行して吐血した場合に見られます。
4 .胃酸と血液が混じりコーヒー残渣様となるので、吐血の特徴です。
吐血と喀血は出血点が異なるため症状や性状も違います。
✕ 1.酸性である
吐血(上部消化管出血)の特徴です。胃や十二指腸潰瘍からの出血を吐血した場合、消化酵素を含むことで酸性に傾きます。
◯ 2.泡沫状(ほうまつじょう)である
喀血とは、肺や気管支などの気道からの出血を指します。特徴としては、鮮血であり、泡沫状であることです。多くは咳嗽反射とともに排出されます。
✕ 3.食物残渣(しょくもつざんさ)を含む
吐血の特徴です。上部消化管からの出血を嘔吐しているため、食物残渣を含むことがあります。
✕ 4.コーヒー残渣様である
吐血の特徴です。血液が胃酸の影響を受け、黒く変色するために起こります。
正解は2です
喀血とは気道から出血した時にみられる出血のことです。痰に混じっている程度の出血であれば血痰と言いますが、血液そのものを咳とともに吐き出すことをさします。
喀血の特徴としては鮮血であることが多く、泡が混じることが多いです。また、固まりにくいという特徴もあります。
1.吐血の特徴です。
2.喀血の特徴です。
3.吐血の特徴です。
4.吐血の特徴です。
吐血は主に上部消化管(食道、胃、十二指腸)から出血した時にみられる出血のことです。
吐血は消化管からの出血であるため胃酸の影響を受け、黒く変色するため赤黒く見えます。そのため「コーヒー残渣様」と表すことがあります。
また、胃酸の影響で酸性を呈します。胃からの排出の場合は嘔吐物とともに排出されるため、食物残渣も混じります。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。