問題
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交感神経が優位になったときにおこる現象は、次のうちどれか。
1 .
瞳孔の縮小
2 .
心拍数の減少
3 .
気管支の拡張
4 .
消化管運動の亢進
( 第38回 理容師国家試験 人体の構造及び機能 問23 )
正解は3です。
全身の器官をコントロールする自律神経には、日中や活動的な時に優位になる交感神経と、夜間や休息中に優位になる副交感神経とがあります。
瞳孔の縮小は、副交感神経が支配する瞳孔括約筋の働きによって起こる、副交感神経が優位に働く際に起こる現象です。
1は該当しません。
心拍数の減少は、迷走神経を介して引き起こされる副交感神経が優位に働く際に起こる現象です。
2も該当しません。
気管支の拡張は、平滑筋が弛緩することで起こる交感神経が優位に働く際に起こる現象です。
3が該当します。
消化管運動の亢進は、副交感神経が優位な際に放出されるアセチルコリンによって起こります。
4は該当しません。
答えは3です。
【自律神経】
自分の意志と関係なく、刺激や情報に反応して、体の機能をコントロールしている神経のことです。
交感神経と副交感神経があります。
(交感神経が優位な時)
・心臓促進
・脈拍増加
・血圧上昇
・唾液は濃厚で少量
・消化管機能抑制
・瞳孔拡大
・気管支拡張
(副交感神経が優位な時)
・心臓抑制
・脈拍減少
・血圧下降
・唾液は希薄で多量
・消化管機能亢進
・瞳孔縮小
・気管支収縮
1、
瞳孔の縮小は、副交感神経が優位な時に起きます。
よって、違います。
2、
心拍数の減少は、副交感神経が優位な時に起きます。
よって、違います。
3、
気管支の拡張は、交感神経が優位な時に起きます。
よって、これが正解になります。
4、
消化管運動の亢進は、副交感神経が優位な時に起きます。
よって、違います。