理容師の過去問 第38回 理容の物理・化学 問32
この過去問の解説 (3件)
正解は1です。
電気の流れにくさを示す電気抵抗は、材質や温度によって変化しますが、同じ材質で同じ長さの導体であれば、切断面の細い導体の方が抵抗が高く(電気が流れにくい)なります。
1が正しい説明です。
電気抵抗の単位はオーム(Ω)で表されます。
ちなみに電流の単位はアンペア(A)、電圧の単位はボルト(V)で表されます。
2は誤った説明です。
電気抵抗がある導体に電流を流した時に発生する熱のことをジュール熱といい、電流が一定の場合には抵抗が大きいほど熱エネルギーは大きくなります。
3も誤った説明です。
電気回路に流れる電流と電圧、抵抗の関係をあらわす法則にオームの法則があります。
V(電圧)=I(電流)×R(電気抵抗)なので、I(電流)を求める公式は以下の通りです。
I(電流)=V(電圧)/ R(電気抵抗)、I(電流)=V(電圧)÷R(電気抵抗)
4も誤った説明です。
答えは1です。
1、
導体とは、
電気を伝えやすい物質のことを言います。
電気抵抗は下の4つが変化することで、抵抗力が変わります。
(右側が抵抗力が高いです。)
・導体<不導体
・温度が低い<温度が高い
・物体が短い<物体が長い
・切断面が大きい<切断面が小さい
よって、正しいので、これが正解になります。
2、
電気抵抗の単位は、オーム(Ω)です。
電圧の単位は、ボルト(V)です。
電流の単位は、アンペア(A)です。
よって、(ボルト(V))→(オーム(Ω))の間違いです。
3、
ジュール熱とは、
電気抵抗がある導体に、電流を流したときに発生する熱エネルギーのことです。
電気抵抗が大きいほど、ジュール熱は大きくなります。
よって、(ジュール熱は小さい)→(ジュール熱は大きい)の間違いです。
4、
電圧=電流×抵抗
なので、
電流=電流/抵抗
になります。
よって、(電流 = 電圧×電気抵抗)→(電流=電流/電気抵抗)の間違いです。
2 . 電気抵抗の単位はオーム( Ω )です。
ボルト( V )は電圧の単位です。
3 . ジュールの法則
・導線に流れる電流が同じであれば、抵抗が大きいほどジュール熱も大きくなります。
・導線に加える電圧が同じであれば、抵抗が小さいほど大きい電流が流れるので、ジュール熱も大きくなります。
4 . 電圧(V)=電流(I)×電気抵抗(R)です。
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