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精神保健福祉士の過去問 第17回(平成26年度) 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問41

問題

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精神科デイ・ケアの進め方に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
擬似的な社会経験による回復を目指しているので、個別の対応は控えて集団場面に集中できるようにする。
   2 .
グループの凝集性を高めてメンバーの仲間意識を形成することで、永続的なグループ活動を目指す。
   3 .
退院促進・地域移行の機能を強化するため、入院後速やかに参加を促しプログラムを開始する。
   4 .
メンバーの社会関係の広がりを目指し、地域資源の活用を視野に入れた支援を展開する。
   5 .
地域における生活環境を整備するため、精神保健医療福祉施策の改善に向けた意見集約を行う。
( 第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問41 )
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この過去問の解説 (3件)

27
正解は4です。

1.個々のメンバーの課題やニーズ、段階によって、個別の対応が必要になることもあるため、適切であるとはいえません。

2.グループの凝集性を高めてメンバーの仲間意識を形成することは大切ですが、精神科デイ・ケアは、長期的な居場所だけではなく、短期的な訓練の場として活用されることが増えてきているため、永続的なグループ活動を目指すことは適切であるとはいえません。

3.精神科デイ・ケアは、症状の回復期に実施されるものです。入院後すぐは心身面ともに休養を要することが多いため、入院後速やかに参加を促してプログラムを開始することは適切ではありません。

4.精神科デイ・ケアを離れた後のことも意識して、メンバーの社会関係の広がりを目指し、地域資源の活用を視野に入れた支援を展開することは適切です。

5.精神科デイ・ケアにおいて、精神保健医療福祉施策の意見交換を行うことは問題ありませんが、地域における生活環境を整備するために、精神科デイ・ケアを利用して意見集約を行うことは本来の目的に反することから適切とはいえません。

付箋メモを残すことが出来ます。
10
✕1 .精神科デイ・ケアでは、一人ひとりの疾患やグループ適応などの状態が違っています。ストレスを感じやすい参加者の様子を個別に対応しながら、集団を作っていくことが大切です。
✕2 .精神科デイ・ケアは、社会復帰のための活動なので、永続的なグループ活動というよりは、むしろ一過性のグループであり、メンバーがそれぞれの場所で社会参加することを促す組織です。
✕3 .入院後の方については、体調や今後の希望など状況が人それぞれ違います。それぞれの目標などに合わせて、適切と思えるタイミングを見計らって参加を進めていくことになります。 また違うプログラムが適切な場合もあります。
〇4 . メンバーの社会関係の広がりを目指し、地域資源の活用を視野に入れた支援を展開する。 ← 正解です。
✕5 .「精神保健医療福祉施策の改善に向けた意見集約を行う」ことは、必ずしも必要ではありません。デイ・ケアプログラムは、社会福祉の改善のためではなく、個人の社会適応の推進です。

6
精神科デイ・ケアとは、様々なグループ活動を行い利用者同士や職員との関わりの中で、再発・再入院の防止、生活リズムの改善、対人関係の訓練、社会参加、社会復帰、就労などを目的とした通所施設です。

1、×
  疑似的な社会経験による回復も目的の一つですが、一人ひとりの状況に応じて支援行いながらグループ活動を行うことが大切です。メンバーとの波長を合わせていくためにも重要です。

2.×
  グループの凝集性(まとまり)を高めてメンバーの仲間意識を形成することは大切です。しかし、永続的なグループ活動を目指すためのものではなく、あくまでも、社会生活機能の回復や病状の安定・生活の安定を目指すものです。利用時間や頻度を見直すなどして、社会参加を促すことも目的としています。

3.×
  入院直後は急性期にあたり、まずは治療を優先させます。精神科デイ・ケアは回復期での疾病回復支援であり、利用者の希望や目的の確認などを行っていきます。適切な時期に適切な支援を行うことが重要です。

4、○
  メンバーの社会関係の広がりを目指し、地域資源を活用しながら支援することが大切です。そのため精神科デイ・ケアにおける精神保健福祉士は、社会資源の紹介や利用方法などについて話し合う場を設けることも役割の一つです。

5、×
  精神科デイ・ケアは、精神保健医療福祉施策の改善に向けた意見集約を行うことは、必ずしも必要であるとは言えません。あくまでも、メンバーの生活リズムの安定を図り、再発防止を目指すものです。

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