問題
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次の事例を読んで、問題について答えなさい。
〔事 例〕
Eさん(15歳、女性)は、中学2年生の夏より不登校傾向が強まっていた。3年生になり、周囲の同級生の間で進学先の話題が増え、三者面談が始まる中で、将来への不安が増大して悲観的に考えるようになった。そして、2学期から全く登校しなくなり、部屋にひきこもるようになった。そこで、W中学校では市の教育委員会に配置されたスクールソーシャルワーカーのF精神保健福祉士の派遣を依頼した。
F精神保健福祉士はW中学校を訪れ、担任や校長からEさんに関する情報収集を行った。その後、F精神保健福祉士による家庭訪問が始まった。初回の家庭訪問を担任と一緒に行ったが、本人は自室に鍵をかけ出てこなかった。
母親との面談から、親子間の会話も少なく、オンラインゲームに熱中し、ゲームへの課金による多額の請求がきていることなどが分かった。また、父親がうつ病で入院していることも分かった。(※1)
F精神保健福祉士による定期的な訪問や声かけの結果、Eさんと直接会うことができ、日常的な会話もできるようになってきた。Eさんからは、「みんながどう思っているのかな」「学校に行っても何て話しかけたらいいか…」「進学したいけど、どうかな」「アルバイトとかで働けるのかな」などの希望や不安が示された。そこで、F精神保健福祉士は間近に迫る進路決定や卒業などを念頭に入れ、支援を継続した。
Eさんは冬休み明けには少しずつ登校もできるようになり、卒業を迎えた。その後Eさんは定時制高校に進学し、まだ時折欠席もあるが、日中は関係機関を利用しながら生活をしている。(※2)
Eさんに対するF精神保健福祉士の一連の支援が終結し、年度明けにW中学校の職員室において教職員に今回のまとめを報告する機会があった。そこで複数の教職員からメンタルヘルス課題のある生徒への対応や支援で悩みを抱えているとの相談があり、ある提案を行った。(※3)
次の記述のうち、この(※1)時点でのF精神保健福祉士の対応として、適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
Eさん(15歳、女性)は、中学2年生の夏より不登校傾向が強まっていた。3年生になり、周囲の同級生の間で進学先の話題が増え、三者面談が始まる中で、将来への不安が増大して悲観的に考えるようになった。そして、2学期から全く登校しなくなり、部屋にひきこもるようになった。そこで、W中学校では市の教育委員会に配置されたスクールソーシャルワーカーのF精神保健福祉士の派遣を依頼した。
F精神保健福祉士はW中学校を訪れ、担任や校長からEさんに関する情報収集を行った。その後、F精神保健福祉士による家庭訪問が始まった。初回の家庭訪問を担任と一緒に行ったが、本人は自室に鍵をかけ出てこなかった。
母親との面談から、親子間の会話も少なく、オンラインゲームに熱中し、ゲームへの課金による多額の請求がきていることなどが分かった。また、父親がうつ病で入院していることも分かった。(※1)
F精神保健福祉士による定期的な訪問や声かけの結果、Eさんと直接会うことができ、日常的な会話もできるようになってきた。Eさんからは、「みんながどう思っているのかな」「学校に行っても何て話しかけたらいいか…」「進学したいけど、どうかな」「アルバイトとかで働けるのかな」などの希望や不安が示された。そこで、F精神保健福祉士は間近に迫る進路決定や卒業などを念頭に入れ、支援を継続した。
Eさんは冬休み明けには少しずつ登校もできるようになり、卒業を迎えた。その後Eさんは定時制高校に進学し、まだ時折欠席もあるが、日中は関係機関を利用しながら生活をしている。(※2)
Eさんに対するF精神保健福祉士の一連の支援が終結し、年度明けにW中学校の職員室において教職員に今回のまとめを報告する機会があった。そこで複数の教職員からメンタルヘルス課題のある生徒への対応や支援で悩みを抱えているとの相談があり、ある提案を行った。(※3)
次の記述のうち、この(※1)時点でのF精神保健福祉士の対応として、適切なものを1つ選びなさい。
1 .
インターネットの接続を遮断するよう提案する。
2 .
父親の病状について主治医から説明を受ける。
3 .
母親へクラスの様子等の情報を提供するよう担任に促す。
4 .
Eさんの部屋の鍵を開けてもらうよう依頼する。
5 .
親子関係の再構築のための助言をする。
( 第18回(平成27年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問55 )