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精神保健福祉士の過去問 第18回(平成27年度) 人体の構造と機能及び疾病 問85

問題

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高齢者にみられる病態の特徴に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
   1 .
皮膚の湿潤は、褥瘡の発症リスクとなる。
   2 .
フレイル(虚弱)は、慢性疾患の終末期の状態である。
   3 .
感音難聴では、低い音から聞こえにくくなる。
   4 .
変形性膝関節症は、廃用症候群に属する。
   5 .
記憶障害では、短期記憶よりも長期記憶が低下する。
( 第18回(平成27年度) 精神保健福祉士国家試験 人体の構造と機能及び疾病 問85 )
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この過去問の解説 (4件)

18
正解は1です。

1:皮膚の湿潤は浸軟(ふやけ)を起こします。皮膚がふやけた状態が持続してしまうと少しの摩擦でも皮膚損傷が起こりやすくなり、褥瘡の発症リスクも高まります。よって正解です。

2:フレイル(虚弱)は、慢性疾患の終末期の状態のことではありませんので誤りです。
フレイルとは、健常な状態と要介護状態の中間の状態をいいます。その基準としては、体重減少、疲れやすさ、歩行速度の低下、握力低下、身体活動量の低下などがあります。

3:感音難聴では、低い音ではなく高い音から聞こえにくくなりますので誤りです。
感音難聴は、内耳や聴神経などの感音器と呼ばれる器官の障害によって起こる難聴です。加齢や騒音、病気など原因は様々です。

4:変形性膝関節症は、廃用症候群に属しませんので誤りです。
変形性膝関節症は、膝関節の老化によることが多く、関節軟骨が加齢とともに弾力性を失い、遣いすぎのためにすり減り、関節が変形することで痛みや水が溜まるなどの症状が現れます。
廃用症候群は、安静状態を長期に続けたり、活動が低下したことで起こります。症状は、筋萎縮、関節拘縮、心機能低下、起立性低血圧など様々です。高齢者では知らないうちに進行し、寝たきりとなってしまう事が多くありますので注意が必要です。

5:記憶障害では、長期記憶よりも短期記憶が低下しますので誤りです。
長期記憶とは、比較的長期にわたり持続する記憶です。短期記憶とは、数十秒から数十分の短い時間保持される記憶ですが、頭の中で繰り返し唱える事で長期記憶に移行するといわれています。高齢になるに従って短期記憶の低下が顕著になります。

付箋メモを残すことが出来ます。
10
1.
褥瘡になる要因は、
●体位変換や寝具といった外力によるもの
●栄養状態からの病的骨突出や浮腫によるもの
●多汗や失禁による湿潤
●ADLの低下や関節拘縮によるもの
が大きく関与しています。

2.
フレイル(虚弱)とは高齢者において体重減少や易疲労感があることや、筋力、活動量、歩行速度が低下している状態を指します。

3.
感音難聴は感音器と呼ばれる部分に障害が起こることによるものです。加齢や病気(突発性難聴やメニエール病)、騒音が原因として挙げられます。

一般的に聴力は加齢とともに、高音域から低下していきます。

4.
変形性膝関節症は膝関節の軟骨がすり減ることで、変形や関節炎が起こり、痛みが生じるものです。関節軟骨の老化や肥満が要因です。

廃用症候群とは過度の安静状態や、活動性の低下による身体に生じた様々な状態を指します。

5.
選択肢とは逆で、加齢とともに短期記憶から低下していきます。長期記憶とは短期記憶を繰り返し想起することで定着した状態のものと言われています。

以上を踏まえ、適切な選択肢は1。

8
正解は1です。

1.皮膚の湿潤(しつじゅん:湿り気がある状態)は、褥瘡(じょくそう)の発症リスクとなります。

2.フレイル(虚弱)は、支援な必要な介護状態の手前の状態です。終末期ではありません。

3.感音難聴では、高い音から聞こえにくくなります。

4.廃用症候群は、過度に安静にした結果として生じてくる様々な症状です。変形性膝関節症はヒザ関節の使い過ぎや老化等によって生じるものであり、廃用症候群ではありません。

5.記憶障害では、長期記憶よりも短期記憶が低下します。

3
正解は1です。

1、褥瘡とは、血流が悪くなったりすることで皮膚がただれたり傷ができることで、床ずれとも言います。
長期寝たきり等で、皮膚が弱りふやけたりむくみが強かったりする場合に起きやすくなります。

2、フレイル(虚弱)とは、健康な状態と要介護状態の中間に位置する状態で、身体や認知機能の低下がみられます。例として、筋力低下や歩く速度の低下があります。終末期より前に現れてきます。

3、感音難聴とは、内示や聴神経に機能障害があり、高い声が聞きにくくなる難聴です。低い音から聞こえにくくなるのは低音性難聴です。
高齢になるにつれて、感音難聴が増えていきます。低音性難聴は40代までの若い人に多く見られます。

4、変形性膝関節症は、膝にある軟骨がすり減ったり筋力の低下に伴って起こる、炎症や変形による痛みが生じる病気です。
廃用症候群は、活動低下や過度の安静によるもので、筋萎縮や起立性低血圧など身心に生じた状態を言います。

5、短期記憶とは、情報量が少なく記憶している時間も数秒程度の短い記憶です。
長期記憶とは、継続的に繰り返すことにより、大きな情報を永続的に記憶するものです。
高齢者では、短期記憶が先に衰えていきます。

以上のことから、正解は1です。

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