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精神保健福祉士の過去問 第19回(平成28年度) 精神疾患とその治療 問8

問題

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向精神薬とその副作用に関する次の組合せのうち、正しいものを1つ選びなさい。
   1 .
抗不安薬 ----- アカシジア
   2 .
定型抗精神病薬 ----- 筋弛緩
   3 .
非定型抗精神病薬 ----- 身体依存
   4 .
炭酸リチウム ----- 甲状腺機能亢進症
   5 .
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI) ----- 賦活症候群
( 第19回(平成28年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問8 )
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この過去問の解説 (3件)

79
正解は5です。

1.アカシジアは抗精神病の薬で見られる副作用です。

2.筋弛緩は抗不安薬で見られる副作用です。

3.身体依存はベンゾジアゼピン系の抗不安薬で見られる副作用です。

4.炭酸リチウムの副作用には、甲状腺機能が低下する甲状腺機能低下症があります。甲状腺機能が活発になる甲状腺機能亢進症ではありません。

5.選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)の副作用には賦活症候群があります。賦活症候群は、薬の飲み始め時に生じる不安や不眠などの中毒症状です。

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40
正解は5になります。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などの抗うつ薬の初期投与や増量時には、アクチベーション・シンドローム(賦活症候群)と呼ばれる不安・攻撃性・衝動性、自殺などの副作用があらわれることがあります。

1 アカシジアとは下肢のソワソワ感や足踏みなどの錐体外路症状があらわれることで、抗精神病薬の副作用に含まれます。初期投与に生じることが多いようです。

2 ベンジゾアゼピン系抗不安薬の副作用には眠気や筋弛緩によるふらつきなどがあります。定型抗精神病薬(クロルプロマジン、ハロペリドールなど)は錐体外路症状や過鎮静、認知機能障害などの副作用が起こりやすいといわれています。

3 身体依存はベンジゾアゼピン系抗不安薬の副作用としてみられます。長期の使用で依存が進み、服薬を中断すると悪化することもあります。非定型抗精神病薬のオランザピンやクエチアピンでは高血糖になる副作用もあり、投与する前に糖尿病の合併がないか確認する必要があります。

4 炭酸リチウムには吐き気、指の震え、甲状腺機能の異常(亢進ではなく機能の低下)といった副作用があります。大量に服用することで、中毒症状が現れ、命の危険にもつながるため、定期的に血中濃度を測定する必要があります。

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1、抗不安薬には、筋弛緩作用がおこるものがあります。

2、定型抗精神病薬は、副作用としてアカシジアと呼ばれる症状が出ることがあります。
 アカシジアは、ソワソワ感やじっとしていられないなどの錐体外路症状が現れることです。
 筋弛緩作用は、抗不安薬や睡眠薬で出やすいとされています。

3、身体依存とは、慢性的に使用し急に断薬をした際に、身体に否定的な反応を起こすことです。
 主に、抗不安薬や睡眠薬、抗うつ薬などに起こりやすいとされています。

4、炭酸リチウムは、副作用に手指の震えや甲状腺機能低下を起こすことがあります。
 また、リチウム中毒といった重度の副作用があるため、使用時には血中濃度を定期的に測定することが求められます。

5、抗うつ剤には、賦活症候群と呼ばれる副作用がおこることがあります。
 SSRIやSNRIと呼ばれる抗うつ薬の初期や増量時に、不安や焦感、躁状態などが起こることがあるとされています。

以上から、正解は5です。

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