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精神保健福祉士の過去問 第19回(平成28年度) 低所得者に対する支援と生活保護制度 問148

問題

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事例を読んで、生活保護制度における自立支援について、最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
Hさん(55歳)は、仕事中頻繁に飲酒していたことから解雇され、預貯金も底をついたので生活保護を受け始めたところ、アルコール依存症の診断を受けた。担当の生活保護ケースワーカーはHさんと話し合いの上、自立支援の計画を作成することになった。
   1 .
抗酒剤の服用により、飲酒の欲求を抑えることができると説明した。
   2 .
求職活動の前に専門的な医療機関での治療を優先する計画を立てた。
   3 .
飲酒しながら自立生活を営むことができるよう自立支援の計画を策定した。
   4 .
生活習慣を見直す必要があるため、Hさんの意に反して更生施設へ入所させることにした。
   5 .
一度作成した自立支援の計画は、変更できないと説明した。
( 第19回(平成28年度) 精神保健福祉士国家試験 低所得者に対する支援と生活保護制度 問148 )
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この過去問の解説 (3件)

11
正解は2です。

1.抗酒剤の服用についての説明は、専門的な医療機関が行うものであり、生活保護ケースワーカーの役割として最も適切な対応とはいえません。

2.求職活動の前に専門的な医療機関での治療を優先する計画を立てることは、事例の状況から最も適切な対応といえます。

3.Hさんはアルコール依存症の診断を受けているため、飲酒を前提とした自立支援計画を立てることは適切とはいえません。

4.Hさんの意に反した計画を立てることは適切ではありません。

5.自立支援の計画は、変更することができると説明する必要があります。

付箋メモを残すことが出来ます。
3
正答【2】

1.誤答
アルコール依存症の治療で使用される「抗酒剤」は、服用中にアルコールを飲むと、吐き気や頭痛など不快反応を引き起こします。
抗酒剤では、飲酒の欲求は抑えることができないので、アルコールを飲んでしまった際に不快な反応を起こすことでアルコールを飲みたくなくなるということを目的としています。


2.正答
この事例では、Hさんの自立支援計画を作成する際に優先すべき事象は、「アルコール依存症の適切な治療」です。アルコール依存のままで再就職してもまた、同じことの繰り返しとなるので自立支援になりません。
専門的な医療機関でのアルコール依存症の治療を優先したうえで、Hさんにとっての自立支援計画を作成するのが適切です。


3.誤答 
アルコール依存症は、飲酒量をコントロールすることができないことで、心身面や生活に支障が出てきます。また、アルコールが体内から抜けるとイライラなど離脱症状も現れます。
そのため、アルコール依存症の人が飲酒しながら自立生活を営むことはできません。断酒が必要になります。


4.誤答 
アルコール依存症の人には生活習慣の見直しは重要です。更生施設は、本人の同意のもと入所することができるため、本人の意に反して入所させることは適切ではありません。


5.誤答 
自立支援計画は、定期的に達成度合いや目標設定を見直すことが重要です。当事者の状況や進捗によって変更することが可能です。

1
正解は2になります。
Hさんはアルコール依存症の診断が出ており、求職活動を優先させるより、まず専門の医療機関で治療を行う必要があると思われます。

1 抗酒剤の服用に関してケースワーカーが説明する内容ではなく、この時点で適切だとは考えられません。

3 アルコール依存症は断酒が必要となるため、飲酒しながら自立生活を営むような自立支援の計画は適切ではありません。

4 生活習慣を見直すことは必要な場合も考えられますが、自立支援計画はHさんの意思に反して、たてられるものではありません。

5 作成した自立支援計画はクライエントの状況や環境によって、その都度変更することができます。

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