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精神保健福祉士の過去問 第20回(平成29年度) 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問131

問題

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Cさん( 34歳、女性 )は、20歳代後半に、うつ病で入院したことがある。結婚を機に退職し、その後、妊娠したが、つわりもひどく、うつ状態になっていた。授乳中の服薬調整も考え、精神科のある総合病院で出産することにした。その後、無事出産し、間もなく自宅に戻る予定となった。夫は、5年間の契約社員として一昨年から勤務している。退院後は、数日のみ、遠方に住むCさんの実母が手伝ってくれることになっている。今後の子育てと体調のことが不安になったCさんは、過去の治療歴も含めて、精神科外来のD精神保健福祉士に相談した。
次の記述のうち、このときのCさんに対する、D精神保健福祉士が行う支援として、適切なものを2つ選びなさい。
   1 .
不安が解消するまで精神科病棟へ入院し治療を受ける。
   2 .
Cさんの住む市が実施している養育支援訪問事業を活用する。
   3 .
契約社員であっても、夫が育児休業の申出ができると知らせる。
   4 .
子育てのサポートになる育児ボランティアを養成する。
   5 .
子どもを児童養護施設に預かってもらえるようにする。
( 第20回(平成29年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問131 )
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この過去問の解説 (3件)

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正答は「2,3」です。

1. Cさんは無事に出産して自宅に戻れる状態にあり、入院が適切と考えられる状況ではありません。

2. 正解です。養育支援訪問事業とは、育児ストレスや産後うつ、育児ノイローゼなどにより、子育てに難しさを感じている家庭に対して、援助を行う事業です。

3. 正解です。契約社員の場合、契約期間に定めがない場合は原則として育休を取得できます。契約期間に定めがある場合は、①同じ事業主に1年以上雇用されている、②子供が1歳を超えても引き続き雇用される見込み、の2点を満たしていれば取得できます。Cさんの夫は後者の2点を満たしているので、育休を取得できます。

4. 育児ボランティアの養成は長期的な目で見て育児のサポートになるかもしれませんが、すでに育児への不安を抱えているCさんへの支援としては適切ではありません。

5. 児童養護施設とは、保護者がいない、虐待があるなどの事情により養護が必要な児童を入所させる施設ですので、Cさんへの支援としては適切ではありません。

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正解は2、3です。

1.子育てに対する不安が解消されないため、入院治療を受けるように提案することは適切ではありません。

2.子育てが不安になっているCさんに対して、養育支援訪問事業を活用することは適切な支援です。

3.子育てが不安になっているCさんに対して、契約社員であっても、夫が育児休業の申出ができると知らせることは適切な支援です。

4.今から育児ボランティアの養成をするのでは、Cさんのニーズに応えることはできません。

5.保護者がいない、虐待があるといった児童養護施設を利用できる条件を事例から読み取ることができないため、適切ではありません。

4

正解は、2・3 です。

1 Cさんは、出産し自宅に戻る予定となっており、実母も数日ですが手伝ってくれる体制にある中で、精神科への入院治療を勧めるのは不適切と言えます。

2 正解です。Cさんが自宅で安心して自宅で子育てをするために、養育支援訪問事業を活用することは適切と言えます。養育支援訪問事業とは、訪問による相談、助言等を行う事業です。

3 正解です。夫にCさんを支えていただくために、情報提供をすることは適切です。

4 育児ボランティアの養成は直近でできることではないため、現在のCさんの支援としては適切ではありません。

5 児童養護施設は、保護者がいない、虐待されている児童などを養護するための施設ですので、不適切です。

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