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精神保健福祉士の過去問 第20回(平成29年度) 精神保健福祉に関する制度とサービス 問155

問題

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次の事例を読んで、問題に答えなさい。

〔 事例 〕
Dさん( 52歳、男性 )は、高校卒業後に地元の印刷会社に就職したが、20歳代前半に、統合失調症を発症したことを契機に退職し、以後は入退院を繰り返していた。自宅では両親と三人で生活していた。5年前に父親を肺がんで亡くし、それからは、年老いた母親との二人暮らしが続いている。Dさんに、きょうだいはいない。
現在のDさんは、通院以外は自宅に籠りがちであるが、調子が良いときには、近所の図書館まで出掛けて読書をすることがある。これまで、75歳になる母親がDさんの身の回りの世話をしてきたが、先月、風呂場で転んでから歩行が不自由になり、家事をこなすことが難しくなってきた。母親の状態を見兼ねたDさんは、自ら家事をしたり、時には母親の入浴を手伝ったりするようになった。
最近、町内に住むEさんが、Dさんと母親の生活の様子を気にかけて、時々家を訪れて声を掛けてくれるようになった。Eさんは、厚生労働大臣から委嘱されて、住民の立場に立って、相談に応じ助言を行う人である。Dさんが母親の介護で疲れないか心配し、何らかのサービスを利用してみてはどうかと声を掛けてくれた。

そこでDさんは、通院先の精神科病院のF精神保健福祉士に、Eさんから母親のサービス利用について声を掛けられたことを話し、どこに相談すればよいか尋ねた。相談を受けたF精神保健福祉士は、介護保険法に規定される相談窓口となる機関をDさんに紹介することにした。

その後、Dさんは、母親のサービス利用をきっかけに、「自分も何かサービスを利用して、家の外に出る機会を増やしたい。何かやってみたい」とF精神保健福祉士に相談するようになった。Dさんの希望を聞いたF精神保健福祉士は、まずは、Dさん宅から歩いて行ける距離にある、市町村地域生活支援事業で創作的活動を行っている機関の利用を勧めてみた。

次のうち、F精神保健福祉士がDさんに利用を勧めた機関として、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
就労継続支援A型事業所
   2 .
就労継続支援B型事業所
   3 .
地域活動支援センター
   4 .
地域障害者職業センター
   5 .
障害者就業・生活支援センター
( 第20回(平成29年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉に関する制度とサービス 問155 )
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この過去問の解説 (3件)

26
×1 . 就労継続支援A型事業所は、最低賃金を保証する雇用型の就労支援事業所となり、まだ勤労の意欲と今後の計画を立てる段階にないので、不適当です。

×2 . 就労継続支援B型事業所は、福祉型の就労支援事業所で、A型より負荷が低いですが、まだDさんの方向性が決まっていないので、不適当です。

〇3 . 市町村地域生活支援事業で創作的活動を行っている機関は、地域活動支援センターと思われます。

×4 . 地域障害者職業センターは、障害者雇用促進法の規定により独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が設置した障害者の職業リハビリテーションの拠点となる施設です。長期にわたって不適応な生活を続けてきたDさんにとって、はじめの一歩となる施設として、負荷が高く不適当です。

×5 . 障害者就業・生活支援センターは、障害者の雇用促進等に関する法律に規定されている事業で、まだ就業の意思が強いわけではないので、不適当です。

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6
正解は3です。

「市町村地域生活支援事業で創作的活動を行っている機関」は、地域活動支援センターです。その他のものは根拠法、事業が異なり、就労に関するところです。

5

正解は、 です。

1 就労継続支援A型事業所は、雇用契約を結んだ上で支援を受けながら働くことができる施設です。事例では、Dさんが就労を望んでいることは読み取れませんので、不適切です。

2 就労継続支援B型事業所は、雇用契約を結ばずに支援を受けながら働くことができる施設です。事例では、Dさんが就労を望んでいることは読み取れませんので、不適切です。

3 事例に「市町村地域生活支援事業で創作的活動を行なっている機関」とありますので、地域活動支援センターが適切です。

4 地域障害者職業センターは、職業リハビリテーションを実施するなど、障害者の就労を支援する施設です。Dさんは就労を望んでいるわけではありませんので、不適切です。

5 障害者就業・生活支援センターは、障害者の就業や生活において一体的な相談支援を実施する事業所です。Dさんは就労を望んでいるわけではありませんので、不適切です。

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