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社会福祉士の過去問 第29回(平成28年度) 相談援助の基盤と専門職 問95

問題

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事例を読んで、この場面におけるB介護支援専門員(社会福祉士)によるCさんへの発言として、最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
Cさん(82歳、女性)は、自宅で夫(85歳)と二人暮らしをしている。Cさんは認知症を患っているが、ある程度の判断能力はある。これまでCさんの身の回りの世話は夫が行ってきたが、夫が持病を悪化させ、半年ほど入院することになった。夫は、Cさんを近隣の施設へ入所させる意向がある。Cさん夫婦には息子がいるが、遠方に住んでいるため、今のままではCさんの身の回りの世話をすることはできない。息子は、Cさんを自分のところに引き取り、同居することを望んでいる。そこで、Cさんと話し合うことになった。
   1 .
「Cさんは今後の暮らしをどのようになさりたいですか」
   2 .
「施設に入所してはいかがでしょうか」
   3 .
「息子さんと同居することが良いと思います」
   4 .
「Cさんが一人で決めるべきです」
   5 .
「私(B介護支援専門員)が決めます」
( 社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 相談援助の基盤と専門職 問95 )
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この過去問の解説 (3件)

27
1○ 利用者の自己決定を大事にする必要があり、適切な発言です。
2× 本人の意思が分からない状況で、ワーカーが主導権を握るような発言は不適切です。
3× ワーカーではなく、利用者本人の意向を尊重しなければなりません。
4× ソーシャルワークは利用者とワーカーが共に問題解決に向けて取り組むことが必要です。
5× 利用者の意向を尊重する姿勢がなく不適切です。

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11
正解は1です。

1.認知症を患っていても、本人であるCさんの希望を確認することは最も適切な対応です。

2.夫の希望があるとはいえ、介護支援専門員が施設への入所を提案することは適切ではありません。

3.息子の希望があるとはいえ、息子との同居を提案することは適切ではありません。

4.Cさんの希望を尊重すべきとはいえ、Cさんの判断能力が低下し、一人で決めることが難しい場合は、その決定に至る過程を支援する必要があります。

5.Bさんが決めることは適切ではありません。

7

1、適切な内容です。Cさんは認知症を患っているが、ある程度の判断能力はあると事例内に記載されています。そのため、自分の意思を他者に伝える事が出来ると考えられますので意向を確認する事は自己決定支援を行う上で大切な事と言えます。

2、不適切です。Cさんの夫はCさんを施設に入所させたいという意向を持っていますが、それに対してCさんがどのように感じているかは確認されていません。また、Cさんの息子は自宅への引き取りを望んでいるとあるため、その意向を無視してしまえば今後の親子関係に支障を来す可能性もあります。それぞれの意向を確認し、一番良いと考えられる方法を、Cさん家族と一緒に考えていく事が支援者には求められます。

3、不適切です。2の選択肢と同様、同居を望む息子の意向を叶えてはいますが、Cさんの意向は不明であり、夫の意向には沿っていません。Cさんの意思決定を支援しているとは言えず、家族関係に支障を来す可能性のある内容と考えられます。

4、不適切です。Cさんの自己決定を支援させて頂く上で、Cさんの意向を確認する事は必要ですが、Cさんには認知症があり、ある程度の判断能力があると事例内で述べられています。Cさん一人では複雑な判断は難しい内容もあると考えられるため、一人ですべてを決定するよう促す事は支援者の姿勢としては適切とは言えません。Cさんの意向を汲み取り、それに近づけるためにどのような支援をしたら良いかを考える事が重要となります。

5、不適切です。Cさんの自己決定を支援する役割をB介護支援専門員は担っているかもしれませんが、支援者がすべてを決定してしまってはCさんの意向が全く反映されない可能性があり不適切な対応と言えます。

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