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社会福祉士の過去問 第30回(平成29年度) 社会理論と社会システム 問19

問題

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子どもが、ままごとのような「ごっこ」遊びで親の役割などをまねることを通して自己を形成し、社会の一員となっていく過程を示す概念として、正しいものを1つ選びなさい。
   1 .
役割期待
   2 .
役割葛藤
   3 .
役割演技
   4 .
役割分化
   5 .
役割取得
( 社会福祉士試験 第30回(平成29年度) 社会理論と社会システム 問19 )
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この過去問の解説 (4件)

97
正解は5です。

1.役割期待は、他者から期待されている役割のことをいいます。問題では他者からの期待は明記されていないため、正答とはいえません。

2.役割葛藤は、複数の役割から生じる矛盾や対立に葛藤することです。問題から葛藤の状況は読み取れないため、正答とはいえません。

3.役割演技は、場面にふさわしい役割を意識的に演じることです。自己を形成し、社会の一員になっていく過程を示す言葉ではありません。

4.役割分化は、社会の中で役割が分かれていくことです。問題からそのような記述は読み取れないため、正答とはいえません。

5.役割を取り入れて、自己を形成していくことは、役割取得にあたります。

付箋メモを残すことが出来ます。
29
1.役割期待とは、他者から期待される役割のことです。

2.役割葛藤とは、同一人物が複数の役割の中で直面する葛藤のことです。

3.役割演技とは、社会の中での役割にしたがって、その役割を演じることです。

4.役割分化とは、社会の中での役割が多様化していくことです。

5.役割取得とは、周囲の他者の役割を自分の中に取り入れ、自己を形成していくことです。子どもは、ままごとのような「ごっこ遊び」を通して、役割を取り入れ、自己を形成していきます。

27
正解は5です。
アメリカの社会学者・ミードは自我発達論において、はじめは自己中心的な視点や考えしかなかった子どもが、他者の役割を認知することで、他者の視点や考えを知ることを『役割取得』と定義しました。

その他の選択肢については、以下のとおりです。

1.役割期待とは、「上司らしさ」「教師らしさ」など、相互関係の中でその役割に寄せられる暗黙の期待のことです。

2.役割葛藤とは、「夫・父親・会社員のうち、どの役割にどのくらい比重を置くか」など、個人が担う複数の役割について、どの期待に応じるべきか葛藤に陥ることです。

3.役割演技とは、ロールプレイングなどの疑似体験を通して、実際に同様の場面に遭遇した際に適切な対応ができるようにする学習方法です。

4.役割分化とは、社会システムを維持・発展させるため、それぞれの役割が相互に区分されていく過程のことです。

19
正答【5】

1.誤答 
役割期待とは、相互関係の中で認知された役割に寄せられる暗黙の期待のことです。
人は、上司や教師などの地位や職業、夫や妻などの性別、親と子など社会においてさまざまな役割があります。そしてこれらの役割には、「それらしく」振舞うように求められています。しかし、この役割期待にずれが生じると相互関係の中でストレスが生じてしまいます。


2.誤答 
人は社会の中で複数の役割を担っています。しかし、その役割間での役割期待や役割規定には相互に矛盾する内容が含まれていて優先順位を付けられない場合には葛藤が生じます。


3.誤答 
役割演技とは、ロールプレイングといわれ、現実に起こる場面を想定して、複数人が与えられた役を即興で演じたり、役を他者と交換することによって自己理解や他者理解を促す学習方法です。
モレノの心理劇(サイコドラマ)などの心理療法の手段としても用いられます。


4.誤答 
役割分化とは、社会に複雑化に伴って、個人が担う一つの役割が多様化し、相互に区別される過程を示す概念です。


5.正答 
役割取得は、社会的相互作用の中で、他者の役割を認知し、その役割を取得することによって社会的自我や精神が形成される考えた、ミードが提唱した概念です。

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