社会福祉士の過去問 第31回(平成30年度) 人体の構造と機能及び疾病 問4
この過去問の解説 (3件)
健康は出題範囲が幅広く、解答が難しい分野です。
× 一次予防は、疾患になる前に未然に防ぎ、健康を維持する行為です。
○ 一般的に「メタボ診療」と言われています。
× 平均寿命ではなく、正しくは健康寿命です。
× 現在、日本の死因1位は悪性新生物(ガン)で、2位は心疾患です。
× WHOのヘルスプロモーションはオタワ憲章において定義されています。
正解は「日本の特定健康診査は、メタボリックシンドロームに着目した健康診査である。」です。
×
一次予防とは、健康な人に対して、生活習慣の見直し、健康指導、予防接種などを通して病気の発生を防ぐことです。
設問は病気の早期発見、早期治療を施し、病気が重症化しないようにする二次予防の説明です。
また、病気が発症してしまった後に、必要な治療を受け、機能の維持・回復を図るのは三次予防とされています。(健康日本21より)
〇
特定健康診査とは平成20年4月から施行された、40~74歳までのすべての被保険者に、メタボリックシンドローム該当者および予備軍を減らすことを目的とした健康診査です。
×
健康日本21とは、21世紀における日本に住むひとりひとりの健康を実現する国民健康づくり運動のことです。
現在超高齢社会に突入し、生活習慣病の予防、社会生活に必要な機能を維持できる健康づくりが進められており、基本方針のひとつとして健康寿命の延伸が掲げられています。
×
現在の日本人の死因の第一位は『悪性新生物(ガン)』です。続いて第二位が心疾患(心臓)、第三位が脳血管疾患となっています。
×
ヘルスプロモーションとは、WHO(世界保健機関)が1986年のオタワ憲章で提唱し、2005年バンコク憲章で再提唱された、人々の健康の維持、増進のための活動・戦略のことです。
ヘルシンキ宣言とは世界医師会により作成された人体実験に関する倫理的原則のことです。
正解は「日本の特定健康診査は、メタボリックシンドロームに着目した健康診査である。」です。
不適切です。
一時予防は疾病にかからないよう予防する事を指し、予防接種等がこれに該当します。選択肢の内容は二次予防に関する説明となります。
適切な内容です。
特定健康診査でメタボリックシンドロームに着目した検査を行う事で、重篤な疾病を引き起こす可能性が高い生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高血圧等)を発見・予防する事を目的としています。
不適切です。
健康日本21において基本的方向として挙げられている内容は
「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」になります。
不適切です。
現在の日本の死因の第一位は「悪性新生物」が約3割となっています。
心疾患は死因第二位で約15%となっています。
不適切です。
ヘルスプロモーションは1986年のオタワ憲章で提唱され、2005年のバンコク憲章で再提唱されています。
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