社会福祉士の過去問 第32回（令和元年度） 相談援助の基盤と専門職 問95

1、不適切です。介護老人福祉施設には薬剤師の配置義務はありません。
名称が似ている介護老人保健施設は300人に対して１名の割合で薬剤師の配置が必要とされています。

2、不適切です。母子生活支援施設に保健師の配置義務はありません。

3、不適切です。婦人保護施設に理学療法士の配置義務はありません。

4、適切です。乳児院は１歳未満の乳児を保護・養育する事が基本となります。
2004年に法律が改正され、小学校就学前までの子どもを保護・養育する事が出来るようになりましたが、病児や障がい児なども多いため、医療職である看護師の配置が義務付けられています。

5、不適切です。地域包括支援センターに医師の配置義務はありません。
地域包括支援センターは３職種と呼ばれる「保健師」「社会福祉士」「主任介護支援専門員」が配置されています。

社会福祉施設の配置職員についての出題です。
ここでは、児童福祉施設の配置基準が変更になったことを
知っているかどうかがポイントになります。

１×　規定されていません。
（介護保険法88条）

２×　規定されていません。
（児童福祉施設の設備及び運営に関する基準27条）

３×　規定されていません。
（婦人保護施設の設備及び運営に関する基準8条）

４〇　正しいです。
（児童福祉施設の設備及び運営に関する基準21条）
ちなみに、平成23年から看護師の配置が必須となりました。
（参考：児童福祉施設最低基準等の一部を改正する省令の概要より）

５×　規定されていません。
（介護保険法115条46項４）

1.誤。
介護老人福祉施設における薬剤師は、国により配置が義務づけられていません。

2.誤。
母子生活支援施設における保健師は、国により配置が義務づけられていません。

3.誤。
婦人保護施設における理学療法士は、国により配置が義務づけられていません。

4.正。
乳児院における看護師は、国により配置が義務づけられています。

5.誤。
地域包括支援センターにおける医師は、国により配置が義務づけられていません。