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社労士の過去問 第52回(令和2年度) 健康保険法 問39

問題

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健康保険法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
   1 .
全国健康保険協会は、被保険者の保険料に関して必要があると認めるときは、事業主に対し、文書その他の物件の提出若しくは提示を命じ、又は当該協会の職員をして事業所に立ち入って関係者に質問し、若しくは帳簿書類その他の物件を検査させることができる。
   2 .
被保険者が同一疾病について1年6か月間傷病手当金の支給を受けたが疾病が治癒せず、その療養のため労務に服することができず収入の途がない場合であっても、被保険者である間は保険料を負担する義務を負わなければならない。
   3 .
患者申出療養の申出は、厚生労働大臣が定めるところにより、厚生労働大臣に対し、当該申出に係る療養を行う医療法第4条の3に規定する臨床研究中核病院(保険医療機関であるものに限る。)の開設者の意見書その他必要な書類を添えて行う。
   4 .
特定適用事業所に使用される短時間労働者の被保険者資格の取得の要件である「1週間の所定労働時間が20時間以上であること」の算定において、短時間労働者の所定労働時間が1か月の単位で定められ、特定の月の所定労働時間が例外的に長く又は短く定められているときは、当該特定の月以外の通常の月の所定労働時間を12分の52で除して得た時間を1週間の所定労働時間とする。
   5 .
地域型健康保険組合は、不均一の一般保険料率に係る厚生労働大臣の認可を受けようとするときは、合併前の健康保険組合を単位として不均一の一般保険料率を設定することとし、当該一般保険料率並びにこれを適用すべき被保険者の要件及び期間について、当該地域型健康保険組合の組合会において組合会議員の定数の3分の2以上の多数により議決しなければならない。
( 社労士試験 第52回(令和2年度) 択一式 健康保険法 問39 )
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この過去問の解説 (3件)

8
1.誤
「全国健康保険協会」を「厚生労働大臣」とすると正しい内容になります。
第198条に次の記載があります。
「厚生労働大臣は、被保険者の資格、標準報酬、保険料又は保険給付に関して必要があると認めるときは、事業主に対し、文書その他の物件の提出若しくは提示を命じ、又は当該職員をして事業所に立ち入って関係者に質問し、若しくは帳簿書類その他の物件を検査させることができる。」
全国健康保険協会が事業主に対して立入検査等を行うことができるとする規定はありません。

2.正
設問の通りです。

3.正
設問の通りです。
なお、患者申出療養とは、「高度の医療技術を用いた療養であって、当該療養を受けようとする者の申出に基づき、前項の給付の対象とすべきものであるか否かについて、適正な医療の効率的な提供を図る観点から評価を行うことが必要な療養として厚生労働大臣が定めるもの」をいいます。

4.正
設問の通りです。
1カ月単位で所定労働時間が定められている場合、1週間の所定労働時間を算出するため、通常の月の所定労働時間を12分の52で除してその時間を得ます。
1年は52週で構成されているため、12分の52で除すということは、1カ月の所定労働時間を年間の所定労働時間として算出した後(12を乗じる)、52週で割って1週間あたりの労働時間を求めるということになります。

5.正
設問の通りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

 健康保険に関しては、国民皆保険の考え方から、被保険者側として実生活でも身近な部分があるので、当該身近な部分から知識を固めていくとともに、保険者側・事業主側の立場にかかる規定についても、経験と想像から知識を増やすようにしていくことで、机上での学習の他に理解を深められるようにするとよいでしょう。

選択肢1. 全国健康保険協会は、被保険者の保険料に関して必要があると認めるときは、事業主に対し、文書その他の物件の提出若しくは提示を命じ、又は当該協会の職員をして事業所に立ち入って関係者に質問し、若しくは帳簿書類その他の物件を検査させることができる。

 誤った記述です。

 本設問文の「全国健康保険協会」は「厚生労働大臣」が正しいです。

 法令にて、厚生労働大臣の上記権限の一部を、全国健康保険協会に委任する規定がありますが、本設問文のすべてではない(具体的には、本設問文にある「保険料」については委任規定がありません)と理解しておくとよいでしょう。

選択肢2. 被保険者が同一疾病について1年6か月間傷病手当金の支給を受けたが疾病が治癒せず、その療養のため労務に服することができず収入の途がない場合であっても、被保険者である間は保険料を負担する義務を負わなければならない。

 正しい記述です。

 収入の有無にかかわらず、所定の健康保険の被保険者である間は、保険料を負担する義務を負わなければなりません。

 健康保険については、年金のように、保険料を負担しなければ給付も受けられないような形にはならず、病気・けがの際には被保険者であれば給付を受けることになるので、その原資として保険料は被保険者であれば(収入の有無に関係なく)公平に負担すべき、と理解しておくとよいでしょう。

選択肢3. 患者申出療養の申出は、厚生労働大臣が定めるところにより、厚生労働大臣に対し、当該申出に係る療養を行う医療法第4条の3に規定する臨床研究中核病院(保険医療機関であるものに限る。)の開設者の意見書その他必要な書類を添えて行う。

 正しい記述です。

 知識問題のレベルと判断します。

 このまま理解しておきましょう。

選択肢4. 特定適用事業所に使用される短時間労働者の被保険者資格の取得の要件である「1週間の所定労働時間が20時間以上であること」の算定において、短時間労働者の所定労働時間が1か月の単位で定められ、特定の月の所定労働時間が例外的に長く又は短く定められているときは、当該特定の月以外の通常の月の所定労働時間を12分の52で除して得た時間を1週間の所定労働時間とする。

 正しい記述です。

 知識問題のレベルと判断します。

 このまま理解しておきましょう。

 なお、12分の52について、「12」は1年=「12」か月のこと、「52」は1年≒「52」週間のことだと理解しておくとよいでしょう。

選択肢5. 地域型健康保険組合は、不均一の一般保険料率に係る厚生労働大臣の認可を受けようとするときは、合併前の健康保険組合を単位として不均一の一般保険料率を設定することとし、当該一般保険料率並びにこれを適用すべき被保険者の要件及び期間について、当該地域型健康保険組合の組合会において組合会議員の定数の3分の2以上の多数により議決しなければならない。

 正しい記述です。

 知識問題のレベルと判断します。

 このまま理解しておきましょう。

1
1.誤
「被保険者の保険料に関して」を「被保険者の保険給付に関して」に直せば正しい記述になります。
事業所への立入り検査等(健康保険組合に係る場合を除く。)に係る厚生労働大臣の権限に係る事務は、被保険者の資格、標準報酬又は保険料に関するものは日本年金機構に、保険給付に関するものは日本年金機構に委任されています。

2.正
設問のとおりです。
たとえ療養のため労務に服することができず、収入の途がない場合であっても、被保険者である限り保険料を負担する義務を負います

3.正
設問のとおりです。
なお、厚生労働大臣は、患者申出療養に関する申出を受けた場合は、当該申出について速やかに検討を加え、当該申出に係る療養が評価を行うことが必要な療養と認められる場合には、当該療養を患者申出療養として定めるものとします。

4.正
設問のとおりです。
夏季休暇等のため夏季の特定の月の所定労働時間が例外的に短く定められている場合や、繁忙期間中の特定の月の所定労働時間が例外的に長く定められている場合等は、当該特定の月以外の通常の月の所定労働時間を12分の52で除して、1週間の所定労働時間を算出します。

5.正
設問のとおりです。
なお、地域型健康保険組合は、当該合併が行われた日の属する年度及びこれに続く5か年度に限り、1,000分の30から1,000分の130までの範囲内において、不均一の一般保険料率を決定することができます。

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