問題
教授:内閣は、行政権の行使について、どのような責任を負いますか。
学生:ア 内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負います。
教授:衆議院で内閣不信任決議案を可決した場合には、どのような効果が生じますか。
学生:イ 衆議院で内閣不信任決議案が可決された場合には、内閣は、直ちに総辞職をしなければなりません。
教授:内閣総理大臣の指名については、憲法上どのように定められていますか。
学生:ウ 内閣総理大臣は、国会議員の中から、国会の議決で指名されますが、衆議院と参議院とが異なった指名の議決をした場合に、衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再び指名の議決がされたときは、衆議院の議決が国会の議決となります。
教授:国務大臣の任命については、憲法上どのように定められていますか。
学生:エ 内閣総理大臣が国務大臣を任命しますが、国務大臣の過半数は、国会議員の中から選ばれなければなりません。
教授:内閣総理大臣は、行政各部に対し指示を与える権限を有しますか。
学生:オ 内閣総理大臣は、閣議にかけて決定した方針が存在しない場合においても、内閣の明示の意思に反しない限り、行政各部に対し、その所掌事務について一定の方向で処理するよう指示を与える権限を有します。