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公認心理師の過去問 第1回(2018年) 午後 問127

問題

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特別支援教育における通級指導について、正しいものを2つ選べ。
(注:「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」である。)
   1 .
中学校では行われない。
   2 .
知的障害は対象にならない。
   3 .
特別支援学校の教員が担当する。
   4 .
障害者総合支援法に定められている。
   5 .
自立活動と各教科の補充指導が行われる。
( 公認心理師試験 第1回(2018年) 午後 問127 )
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この過去問の解説 (3件)

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正解は2、5です。

各選択肢については、以下の通りです。

1→通級指導は中学校でも行われます。
よって選択肢の内容は、誤りです。

2→通級指導の対象は、視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、言語障害、自閉症、情緒障害、学習障害、ADHD(注意欠如・多動性障害)、病弱および身体虚弱となっています。
上記より、知的障害は含まれていません。
よって選択肢の内容は、正しいです。

3→通級指導は、小・中学校の教員免許状を取得している教員が行えます。
よって選択肢の内容は、誤りです。

4→通級指導は、学校教育法に規定されています。
よって選択肢の内容は、誤りです。

5→通級指導では、自立活動と各教科の補充指導が行われます。
よって選択肢の内容は、正しいです。

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正答は2と5です。

「通級指導」とは、小・中学校の通常学級に在籍する軽度の障害がある児童生徒に対して、概ね各教科等の指導を通常学級で行いながら、障害による困難を改善・克服するため、個別の状況に応じた指導を行うことを言い、学校教育法に規定されています。

通級指導の教室が自校に開設されていない場合は、他校に通って指導を受けることになります。

指導形態には、自校通級(在籍する学校において指導を受ける)、他校通級(他校に通って指導を受ける)、巡回指導(通級指導の担当教員が赴いて指導を行う)があります。

1 上記のとおり、小・中学校の児童生徒が対象であるため、中学校でも行われます。よって、記述は誤りとなります。

(平成30年度からは高校でも通級指導ができるようになっています。)

2 学校教育法施行規則140・141条によると、通級指導の対象となる障害の種類として、言語障害・自閉症・情緒障害・弱視・難聴・学習障害・注意欠陥多動性障害が挙げられています。知的障害は対象に含まれていません。

なお知的障害の場合は、通級指導ではなく、特別支援学級(障害による困難を克服するために設置される学級)の対象とされています。

3 特別支援教育に関する専門知識や経験が求められるため、特別支援学校の教員免許を有していることは望ましいと考えられますが、小・中学校の教員免許を有していれば担当することができるとされています。したがって、記述は誤りとなります。

4 通級指導については、学校教育法にて定められているため、記述は誤りとなります。

5 記述のとおりです。「自立活動」とは、児童生徒がそれぞれの障害による学習上あるいは生活上の困難を克服し、自立することを促すための指導のことを指します。内容としては、「健康の保持」「心理的な安定」「人間関係の形成」「環境の把握」「身体の動き」「コミュニケーション」の6つに大きく分けられており、児童生徒の特性に合わせて選択していきます。こうした自立活動をベースに、児童生徒がそれぞれの障害に応じた学習方法を身に付けさせる際に、各教科の補充指導を実施しています。

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正解は2、5です。

通級による指導は、学校教育法施行規則第140条及び第141条に基づき、小・中学校の通常の学級に在籍する軽度の障害がある児童生徒に対して、各教科等の授業は通常の学級で行いつつ、障害に応じた特別の指導を「通級指導教室」といった特別の場で行う特別支援教育の一つの形態を指します。

各選択肢については、以下の通りです。

1.上記のように、小・中学校の通常学級に在籍する軽度の障害がある児童生徒に対して行われます。よって選択肢の内容は、誤りです。

2.知的障害者に対しては、学習上又は生活上の困難の改善・克服に必要な指導を行うことで、特別支援学級において日々の生活に結びついた指導を継続的に行うことが適当であることから、通級による指導の対象外になっています。よって、選択肢の内容は正しいです。

3.通級指導は、児童生徒を通常学級から必要に応じて抜き出して指導を行うため、基本的には児童生徒は通常学級に所属しています。このことより、小・中学校の教員免許を取得している教員が指導を行えます。よって、選択肢の内容は誤りです。

4.通級指導は上記の通り、学校教育法施行規則に定められています。よって選択肢の内容は、誤りです。

5.通級指導では、自立活動を基本としながら、必要に応じて個々の特性や状態に応じた補充指導が行われます。よって選択肢の内容は正しいです。

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