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測量士補の過去問 平成28年度(2016年) 問9

問題

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次の文は、公共測量における水準測量を実施するときの留意すべき事項について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
   1 .
レベルの局所的な膨張で生じる誤差を小さくするために、日傘を使用して、レベルに直射日光を当てないようにする。
   2 .
1日の観測は、水準点で終わることを原則とする。やむを得ず固定点で終わる場合は、次の日の観測で固定点の異常の有無が点検できるような方法で観測を行う。
   3 .
新点の観測は、永久標識の設置後直ちに行う。
   4 .
標尺は、2本1組とし、往観測の出発点に立てる標尺と、復観測の出発点に立てる標尺を交換する。
   5 .
手簿に記入した読定値及び水準測量作業用電卓に入力した観測データは、訂正してはならない。
( 測量士補試験 平成28年度(2016年) 問9 )
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この過去問の解説 (4件)

5
解答 3

解説
レベルを用いた水準測量の観測上の注意点に関する問題です。


1.正しい。
レベルに直射日光が当たらないようにする理由として、
・気泡管の不等膨張による視準軸誤差
・電子レベルは電子機器であるため内部の温度上昇を防ぐ
などがあげられます。

2.正しい。
固定点は、杭や堅固な構造物とします。

3.間違い。
新点の観測は、沈下等の恐れがあるため、少なくとも永久標識の設置後24時間以上経過してから行う必要がある。
(通常は1週間程度経過してから行うのが望ましい。)。

4.正しい。
標尺目盛誤差の系統的誤差を消去し、標尺の零目盛誤差を消去するため、往と復の測点数は偶数とします。

5.正しい。
観測作業に作為が無いことを明確にするため、訂正してはいけません。
誤記や誤読等の場合は、その測点を再観測して新たなデータを得る必要があります。


したがって、間違っている選択肢は 3 となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

1.〇

レベルに直射日光が当たると、気泡管の膨張機械温度の上昇により不具合や誤差が起きやすくなります。そのため日傘等による温度上昇を防ぐための対処が必要です。正しいです。

2.〇

観測は出来るだけ日をまたがない方が好ましいですが、やむを得ない場合は水準点で終わるように考慮します。やむを得ない場合において固定点を使用する場合は、沈下や移動の可能性がない堅固なものとします。正しいです。

3.×

新点の計測は、永久標識の沈下の恐れがある為、設置後最低24時間以内経過してから行うこととします。設置後直ちに行うと誤差が起きる可能性がある為、間違いです。

4.〇

往復路で使用する標尺は、零目盛誤差を消去する為、起点と終点の標尺は交換するようにします。正しいです。

5.〇

誤記等をした場合、不正していないことを明確にするため訂正は行わず、再計測してその数値を書き込むようにします。正しいです。

よって問の答えは 3 となります。

1

水準測量の注意点の問題です。

選択肢1. レベルの局所的な膨張で生じる誤差を小さくするために、日傘を使用して、レベルに直射日光を当てないようにする。

正しい。レベルに直射日光が当たると、気泡管の膨張や機械温度の上昇により不具合や誤差が起きやすくなるため、当てないようにしましょう

選択肢2. 1日の観測は、水準点で終わることを原則とする。やむを得ず固定点で終わる場合は、次の日の観測で固定点の異常の有無が点検できるような方法で観測を行う。

正しい。作業規程の準則64条2の八には「1日の観測は、水準点で終わることを原則とします。なお、やむを得ず固定点で終わる場合は、観測の再開時に固定点の異常の有無を点検できるような方法で行うものとする。」とあります。

選択肢3. 新点の観測は、永久標識の設置後直ちに行う。

間違い。測量作業規程63条4には「新設点の観測は、永久標識の設置後24時間以上経過してから行うものとする。 」とあります。

選択肢4. 標尺は、2本1組とし、往観測の出発点に立てる標尺と、復観測の出発点に立てる標尺を交換する。

正しい。測量作業規程63条2の三には「標尺は、2本1組とし、往路と復路との観測において標尺を交換するものとし、測点数は偶数とする。 」とあります。

選択肢5. 手簿に記入した読定値及び水準測量作業用電卓に入力した観測データは、訂正してはならない。

正しい。観測データは、改竄等がないように訂正してはならないことになっています。

1
解答:3


1:正しい
レベルに直接日光が当たると、気泡管の気泡が膨張し観測誤差が生じます。
そのため、日傘などを使用して、レベルに直接日光が当たらないようにしなければなりません。

2:正しい
問題文の通り、1日の観測は、水準点で終わることを原則とし、やむを得ず固定点で終わる場合は、次の日の観測で固定点の異常の有無が点検できるような方法で観測を行います。

3:間違い
新設点の観測は、永久標識の設置後24時間以上経過してから行います。

4:正しい
標尺は2本1組とし、往観測の出発点に立てる標尺と、復観測の出発点に立てる標尺を交換しなければなりません。また、側点数は偶数とします。

5:正しい
手簿に記入した読定値及び水準測量作業用電卓に入力した観測データは、訂正してはなりません。
誤記や誤読などが判明した場合、その観測点すべての観測をやり直す必要があります。

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