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測量士補の過去問 平成30年度(2018年) 問8

問題

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次の文は、準天頂衛星システムを含む衛星測位システムについて述べたものである。正しいものはどれか。次の中から選べ。
   1 .
衛星測位システムには、準天頂衛星システム以外にGPS,GLONASS,Galileoなどがある。
   2 .
準天頂衛星と米国のGPS衛星は、衛星の軌道が異なるので、準天頂衛星はGPS衛星と同等の衛星として使用することができない。
   3 .
衛星測位システムによる観測で、直接求められる高さは標高である。
   4 .
準天頂衛星は、約12時間で軌道を1周する。
   5 .
準天頂衛星の測位信号は、東南アジア、オセアニア地域では受信できない。
( 測量士補試験 平成30年度(2018年) 問8 )
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この過去問の解説 (3件)

6
解答:1

解説
1:正しい
人工衛星からの信号を用いて位置を決定する衛星測位システムには、準天頂衛星システム以外には、GPS、GLONASS、Galileoなどがあります。

2:間違い
準天頂衛星とアメリカのGPS衛星は軌道が異なりますが、近時の複数の衛星測位システムに対応できるGNSS受信機が普及したことで、準天頂衛星はGPS測量と同等の衛星として使用することができます。

3:間違い
衛星測位システムによる観測で直接求められる高さは、楕円体高です。

4:間違い
準天頂衛星は24時間で軌道を一周します。

5:間違い
準天頂衛星からの測位信号は、日本を含んだアジア・オセアニア全域で受信が可能です。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

衛星測位システムである準天頂衛星(みちびき)に関する問題になります。

選択肢1. 衛星測位システムには、準天頂衛星システム以外にGPS,GLONASS,Galileoなどがある。

準天頂衛星システム以外にアメリカのGPS、ロシアのGLONASS、EUのGalileoなどが衛星測位システムにあります。

選択肢2. 準天頂衛星と米国のGPS衛星は、衛星の軌道が異なるので、準天頂衛星はGPS衛星と同等の衛星として使用することができない。

準天頂衛星システムは日本の天頂付近に1機見えるように配置されています。

GPSと互換のある信号を送信することで山間部等衛星数が確保しにくい場所でも測位できるようにするためのものになります。

よって、GPSと同等の衛星として使用できます。

選択肢3. 衛星測位システムによる観測で、直接求められる高さは標高である。

衛星測位システムによる観測で直接求められる高さは楕円体高です。

選択肢4. 準天頂衛星は、約12時間で軌道を1周する。

準天頂衛星は24時間で軌道を1周します。

選択肢5. 準天頂衛星の測位信号は、東南アジア、オセアニア地域では受信できない。

準天頂衛星の測位信号は、東南アジア、オセアニア地域で受信できます。

まとめ

衛星のシステムについて確認しておきましょう。

0

衛星測位システムに関する基本的な問題です。なお、衛星測位システムとは、航法衛星(人工衛星の一種)から発射される信号を用いて位置測定・航法・時刻配信を行うシステムのことをいいます。

選択肢1. 衛星測位システムには、準天頂衛星システム以外にGPS,GLONASS,Galileoなどがある。

日本の衛星測位システムは準天頂衛星システムですが、各国は、それぞれ独自の衛星測位システムをもっています。例えば、アメリカはGPS、ロシアは,GLONASS、欧州はGalileoと呼ばれる衛星測位システムを運用しています。

選択肢2. 準天頂衛星と米国のGPS衛星は、衛星の軌道が異なるので、準天頂衛星はGPS衛星と同等の衛星として使用することができない。

準天頂衛星と米国のGPS衛星は、衛星の軌道が異なりますが、準天頂衛星はGPS衛星と同等の衛星として使用することができます。従って、本肢は誤りです。

選択肢3. 衛星測位システムによる観測で、直接求められる高さは標高である。

衛星測位システムによる観測で、直接求められる高さは楕円体高です。従って、本肢は誤りです。

選択肢4. 準天頂衛星は、約12時間で軌道を1周する。

準天頂衛星は、約24時間で軌道を1周します。従って、本肢は誤りです。

選択肢5. 準天頂衛星の測位信号は、東南アジア、オセアニア地域では受信できない。

準天頂衛星は我が国を中心としたアジア・オセアニアに特化した衛星なので、準天頂衛星の測位信号が、東南アジア、オセアニア地域では受信できないということはありません。従って、本肢は誤りです。

まとめ

衛星測位システムは、現在の測量において非常に重要な役割を担っています。そのため、この問題を機会に、その概要について把握しておきましょう。

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