測量士補の過去問令和2年度（2020年）問19

問題

このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、「条件を設定して出題する」をご利用ください。

[ 設定等 ]

画面距離10cm、画面の大きさ26,000画素×17,000画素、撮像面での素子寸法4μmのデジタル航空カメラを用いて鉛直空中写真を撮影した。撮影基準面での地上画素寸法を15cmとした場合、標高0mからの撮影高度は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
ただし、撮影基準面の標高は500mとする。
なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。

1 .

3,250m

2 .

3,750m

3 .

4,250m

4 .

4,750m

5 .

5,250m

（測量士補試験　令和2年度（2020年）　問19 ）

訂正依頼・報告はこちら

この過去問の解説（3件）

解答：3

画面距離、撮影高度、画素寸法の関係は、

撮像面での画素寸法／地上画素寸法=画面距離／撮影高度となります。

よって、撮影高度を求めると、

撮影高度=0.1×0.15/0.000004=3750m

撮影基準面の標高が500mであるため、海面からの撮影高度は、

3750m+500m=4250mとなります。

この解説の修正を提案する

付箋メモを残すことが出来ます。

次の問題は下へ

計算問題です。

選択肢3. 4,250m

撮影高度を比例計算します

4μm：10㎝=15cm : H

m単位に変換

4×10^-6: 0.1=0.15 : H

4×10^-6H=0.1×0.15

H=0.015×10⁶÷4

H=3750m

標高0mの高さ

500m+3750m=4250m

よって　4,250m　になります。

この解説の修正を提案する

鉛直写真の撮影高度を求める問題です。問題で与えられている数値を、公式に代入して、比例計算で解くパターンが多く出題されます。公式よりも図の方が覚えやすいので、図を覚えて、試験の時には、図から公式をイメージできるようにしておくとよいでしょう。

選択肢3. 4,250m

画面距離÷撮影高度（X）＝撮影面での素子寸法÷撮影基準面での地上画素寸法の関係がありますから、比例計算によって、撮影高度（x）を解きます。この際、単位をｍに統一しておきます。

0.1ｍ/X=4μm/0.15m

X＝0.1m×0.15m/4μm　（μm＝0.000001）

　＝0.015/0.000004≒3750（m）

問題文では、撮影基準面での標高が500ｍとされていますから、上記で計算された値に500ｍを

足すと、3,750+500=4,250（m）となり、これが答えになります。

まとめ

この問題では、標高０mからの撮影高度はいくらかと聞いてきています。計算で導かれる答えは、標高500ｍからの撮影高度ですので、これをそのまま回答すると、間違いの選択肢を選んでしまいます。慣れてくると間違わなくなるのですが、最初はこれに良く引っかかります。

この解説の修正を提案する

訂正依頼・報告はこちら

問題に解答すると、解説が表示されます。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。

測量士補の過去問 令和2年度（2020年） 問19

問題

この過去問の解説 （3件）

測量士補の過去問令和2年度（2020年）問19

この過去問の解説（3件）