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登録販売者の過去問 平成26年度 主な医薬品とその作用 問35

問題

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止瀉薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。


a  木クレオソートは、殺菌作用のほか、局所麻酔作用もあるとされる。

b  ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、食あたりや水あたりによる下痢の症状に用いられることを目的としている。

c  腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として、沈降炭酸カルシウムが配合されている場合がある。

d  タンニン酸アルブミンに含まれるタンニンは、牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
   1 .
a 誤   b 正   c 正   d 誤
   2 .
a 正   b 誤   c 正   d 誤
   3 .
a 正   b 正   c 誤   d 正
   4 .
a 正   b 誤   c 誤   d 誤
   5 .
a 誤   b 誤   c 誤   d 誤
( 登録販売者試験 平成26年度 主な医薬品とその作用 問35 )
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この過去問の解説 (3件)

44
正解は2です。

a→ 木クレオソートは、殺菌作用があり止瀉薬として用いられます。
「正露丸」に含まれている主成分です。
さらに、局所麻酔作用により痛みを軽減する目的でも用いられます。

b→ ロペラミド塩酸塩は、胃粘膜の過剰な運動を抑える効果があり、強力な下痢止めの薬です。
食あたり、水あたり、消化不良による下痢といった症状の際にはベルベリン塩化物という成分が用いられます。

c→ 沈降炭酸カルシウムには吸着作用があるため、腸内で発生した有害物質を吸着するために用いられます。

d→ タンニンとは植物界に広く存在し、水溶液が強い収斂性を持つ物質のことです。
タンニンの収斂作用は粘膜からの分泌を抑えある働きがあるので、止瀉薬や整腸薬に用いられます。
タンニン酸アルブミンは、タンニン酸とタンパク質(アルブミン)の化合物で、タンパク質(アルブミン)が乳性ガゼインであるために、牛乳アレルギーがある人は使用を避ける必要があります。

付箋メモを残すことが出来ます。
17
正解は2

a.正しい
 木クレオソートは殺菌作用のある止瀉薬に分類され、感染性の下痢に有効です。また、局所麻酔作用もあるとされており鎮痛効果も期待されます。


b.誤り
 ロペラミド塩酸塩は、胃粘膜の過剰な運動を抑える効果を利用した止瀉薬です。
 食あたりや水あたりによる下痢の症状は、感染性下痢が原因と考えられるため、むやみに止瀉薬を使用すると体内に毒素やウイルス、細菌が繁殖してしまうことから、殺菌効果のある薬剤を使用するなど慎重な対応が求められます。安易に下痢を止めることで症状がより重症化することがあリます。


c.正しい
 沈降炭酸カルシウムは吸着作用があるため、腸管内に生じた有害な物質を吸着させることを目的に止瀉薬に配合されていることがあります。


d.誤り
 タンニン酸アルブミンは牛乳由来のカゼインから生成されているため、牛乳アレルギーがある人には使用は禁忌です。アナフィラキシーを起こす可能性もあるため十分注意しましょう。

3
正解は2です。

a.木クレオソートといえば「正露丸」。
 下痢止めとして服用しますが、
 歯痛時に歯に詰めて緊急の痛み止めとして使うこともあります。

b.食あたりや水あたりは細菌やウイルスが原因のことが多いので
 止めるのではなく、外に出すという考えになることを
 覚えておいてください。

c.沈降炭酸カルシウムのほかにも、炭酸カルシウム、
 乳酸カルシウム、リン酸水素カルシウムなどがあります。

d.タンニン酸アルブミン=カゼイン=牛乳アレルギーは禁止
 これは有名なので必ず覚えてください。

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