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登録販売者の過去問 平成28年度 人体の働きと医薬品 問32

問題

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医薬品の有効成分の代謝及び排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


a  循環血液中に移行した多くの医薬品の有効成分は、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しており、複合体を形成している有効成分の分子は、薬物代謝酵素の作用によって速やかに代謝される。

b  循環血液中に存在する医薬品の有効成分の多くは、未変化体又は代謝物の形で腎臓から尿中に排泄される。

c  肝機能が低下した人では、正常な人に比べて全身循環に到達する医薬品の有効成分の量がより多くなり、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。
   1 .
(a)正   (b)正   (c)正
   2 .
(a)正   (b)正   (c)誤
   3 .
(a)正   (b)誤   (c)誤
   4 .
(a)誤   (b)正   (c)正
   5 .
(a)誤   (b)誤   (c)正
( 登録販売者試験 平成28年度 人体の働きと医薬品 問32 )
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この過去問の解説 (3件)

49
正解は4です。

a…誤りです。
循環血液中に移行した多くの医薬品の有効成分は、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しており、複合体を形成している有効成分の分子は、薬物代謝酵素の作用で「代謝されない」。
また、トランスポーターによって輸送されることもありません。

b…正しいです。
そのため腎機能が低下している人は、正常の人よりも有効成分が尿中に排泄されるのが遅く、血中濃度が下がりにくいので、医薬品の効き目が過剰に現れやすかったり、副作用が生じやすいです。

c…正しいです。
全身循環に移行する有効成分の量は、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなることを覚えておきましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
15
正解は4です。

a→ 薬物と血漿タンパク質との結合を血漿タンパク質結合といいます。
医薬品の効き目はこの結合のしやすさに大きな影響を受けます。
有効成分の分子は、薬物代謝酵素の作用で代謝されません。

b→ 体内に取り込んだ医薬品は最終的に体内から排出されます。
そのほとんどは未変化体又は代謝物の形で腎臓から尿中に排泄されます。

c→ 内服薬などは小腸から吸収されて肝臓に入り代謝されます。
しかし、肝機能が低下していると正常に代謝ができず、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりします。

4

正解:4(誤 正 正)

医薬品の有効成分の代謝及び排泄に関する問題

a 循環血液中にある医薬品有効成分の多くは、血漿タンパク質(アルブミン)との複合体を形成しています。複合体は肝臓で代謝されず、肝細胞にある薬物代謝酵素の作用を受けません。

b 問題文の通りです。

c 血漿タンパク質(アルブミン)との結合は可逆的に起こるので、医薬品有効成分は複合体を作ったり複合体から離れたりを繰り返しています。複合体から離れた有効成分は肝臓で代謝を受けて腎臓に送られます。肝機能が低下した人は、代謝能力が低下しているために有効成分が体内に留まる量が正常な人と比べて多くなり、それが副作用などの原因になります。

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