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薬剤師の過去問 第99回 必須問題 問49

問題

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懸濁性注射剤にせん断応力を与えて等温下で静置するとき、粘度が徐々に回復する現象を何というか。1つ選べ。
   1 .
ニュートン流動
   2 .
塑性流動
   3 .
クリーミング
   4 .
ダイラタンシー
   5 .
チキソトロピー
( 薬剤師国家試験 第99回 必須問題 問49 )
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この過去問の解説 (2件)

1
正解:5

流動は大きく分けてニュートン流動と非ニュートン流動の二種類があります。
更に非ニュートン流動には、塑性流動、準粘性流動、準塑性流動、ダイラタンシーの四種類があります。

1 ニュートン流動はせん断応力とせん断速度の間に比例関係にあるので、せん断応力を与えてると粘度は増します。
水、エタノール、グリセリンなどがこの流動を示します。

2 塑性流動は降伏値を超える応力が加わると、ニュートン流動と同じようにせん断応力とせん断速度に比例関係を示す流動です。
軟膏やチンク油などがこの流動を示します。

3 クリーミングとはO/W型エマルジョンで見られる現象のことで、流動とは関係がありません。
分散媒と分散相の比重の違いによって二層に分かれ、振れば元に戻る性質を持ちます。

4 ダイラタンシーとは、せん断速度の増加に伴って粘度が増加する流動のことです。
高濃度デンプン水性懸濁液などがこの流動を示します。

5 チキソトロピーはヒステリシスループを描き、応力を加えた時に一時的に粘土が低下し、暫く放置すると粘土は緩やかに元に戻ります。

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0
粘度が一時的に低下しても徐々に回復する現象をチキソトロピーと言います。
よって、正解は選択肢5です。

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