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薬剤師の過去問 第99回 薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問257

問題

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80歳女性。軽度のアルツハイマー型認知症と診断され、ドネペジル塩酸塩(5mg/日)で内服治療を続けてきた。
認知症が進行し、10mg/日に増量しても効果が認められなかった。
そのため医師より中等度から高度アルツハイマー型認知症の適応をもつ併用可能な薬剤の相談を受けた。

前問で推奨された成分の作用機序として、正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
脳エネルギー代謝の賦活
   2 .
アセチルコリンエステラーゼの可逆的阻害
   3 .
ニコチン性アセチルコリン受容体の刺激
   4 .
グルタミン酸NMDA受容体の非競合的遮断
   5 .
ブチリルコリンエステラーゼの可逆的阻害
( 薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問257 )
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この過去問の解説 (2件)

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正解:4

メマンチンはグルタミン酸NMDA受容体を阻害することにより、アルツハイマー型認知症で見られるグルタミン酸神経系の機能異常を改善します。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
(前問で推奨された成分はメマンチンです)
メマンチンの作用機序はグルタミン酸NMDA受容体の非競合的遮断によるものなので、回答は4となります。

グルタミン酸は興奮性神経伝達物質で、記憶の形成に関与しています。
アルツハイマー型認知症ではこのグルタミン酸が過剰に放出され、記憶形成のシグナルが適切に伝わらなくなってしまっています(シナプティックノイズ)。メマンチンはNMDA受容体を非競合的に遮断し、記憶形成のシグナルが適切に伝達されるようにすることで、認知症の症状を改善します。

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