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薬剤師の過去問 第99回 薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問277

問題

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36歳男性。
体重70kg。気管支ぜん息の治療中である。吸入ステロイド薬で良好にコントロールされていたが、急性発作により、夜間救急を受診した。サルブタモール硫酸塩の吸入を反復したが改善せず、アミノフィリン点滴静注の処方が出された。

アミノフィリン点滴静注を行う際の注意事項に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
   1 .
肝障害のある患者では、血中テオフィリン濃度が上昇しやすい。
   2 .
喫煙習慣のある患者では、血中テオフィリン濃度が上昇しやすい。
   3 .
ニューキノロン系抗菌薬を併用している患者では、テオフィリンの中毒症状が現れることがある。
   4 .
過量投与では、痙れんが発現しやすい。
   5 .
過量投与の処置としては、輸液による排泄促進が有効である。
( 薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問277 )
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この過去問の解説 (2件)

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正解:2

1 テオフィリンはCYP1A2により代謝されます。肝障害によりこの代謝能が低下するため、肝障害の患者ではテオフィリンの血中濃度が上昇します。

2 喫煙によりCYP1A2が誘導されます。そのためテオフィリンの濃度は低下します。

3 ニューキノロン系抗菌薬にはCYP阻害作用があるため、血中濃度は上昇します。

4 テオフィリンを過剰投与すると、消化器症状や頻脈、痙攣や血圧低下などの症状を生じます。

5 過量投与の対処法として、大量の輸液による排泄促進、活性炭の経口投与、透析などがあります。

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誤っているのは選択肢2です。

喫煙により代謝酵素CYP1A2が誘導され、テオフィリンが代謝されてしまうため、血中テオフィリン濃度が十分に上昇しない可能性があります。

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