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薬剤師の過去問 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問320

問題

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50歳男性。狭心症、脂質異常症及び頻尿で処方1の薬剤を服用していた。
今回、患者の勃起不全に対し、他の医療機関から処方2の薬剤が処方された。
処方2の薬剤を服用した後、患者は急激な血圧低下により意識障害を起こし、救急車で病院に運ばれた。

処方1の中でシルデナフィルクエン酸塩と併用禁忌の薬剤はどれか。1つ選べ。
問題文の画像
   1 .
プロピベリン塩酸塩錠20mg
   2 .
シンバスタチン錠5mg
   3 .
硝酸イソソルビド徐放カプセル20mg
   4 .
アロチノロール塩酸塩錠10mg
   5 .
イコサペント酸エチル粒状カプセル600mg
( 薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問320 )
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この過去問の解説 (3件)

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正解:3

シルデナフィルクエン酸は硝酸薬や一酸化窒素などとの併用により、降圧作用が増強するため、併用禁忌となっています。

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【答え】3

【概要】
 シルデナフィルの併用禁忌薬は硝酸イソソルビドです。
 シルデナフィルクエン酸は勃起不全(商品名「バイアグラ」)と肺動脈性高血圧症(商品名「レバチオ」)に用いられる薬です。
 cGMP分解酵素であるPDE5の活性を、選択的かつ競合的に阻害することでcGMP量を増やし、血管を弛緩させます。
 一方、硝酸剤や一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)は、cGMPの産生を促進します。
 そのため、両剤の併用によりcGMPを介する降圧作用が過剰に増強してしまいます。

0
シルデナフィルクエン酸(バイアグラ)と併用禁忌に当たるのは硝酸イソソルビドです。

シルデナフィルは男性の性器に発現が集中しているPDE(ホスホジエステラーゼ)-5を阻害することでcGMP分解を抑制し、血管を拡張させ勃起不全に作用を示します。
そこに硝酸薬を併用すると、硝酸薬によりNO量が増えcGMPの産生が促進されるため血管拡張作用が過剰に増強されます。

結果急激に血圧が低下する恐れがあるため併用禁忌となります。

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