薬剤師国家試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

逆転層と大気安定度について

気象用語である「逆転層」。衛生薬学の分野でも出題される可能性のある逆転層と大気安定度についてまとめてみましょう。

逆転層の種類と特徴

逆転層とは、通常高度が上昇することで下がるはずの気温が低下せず、上昇している層のことです。

逆転層は、その特徴とともに4つ覚えておきましょう。

以上の4つの逆転層について、それぞれの特徴をまとめましょう。

放射性逆転(接地逆転)

地表面で起こりやすい逆転層です。
放射冷却によって、地表に接する大気の温度が下がることで、上空の気温より下がってしまうために生じます。
風の弱い、晴れた日の早朝の、内陸部で生じやすい現象です。

地形性逆転

盆地などの地形的要因によって、上空の冷たい空気が周りの斜面に沿って降りてくることで、気温の逆転が生じる逆転層です。

沈降性逆転

高気圧や寒気団ような安定した空気層全体が、下降気流によって沈降することで、上空途中で一部気温の上昇が起きる逆転層のことです。
沈降性逆転では、逆転層でもっとも湿度が高く、上空に向かうにつれて急激に湿度が低下することが特徴です。

前線性逆転

寒気団や暖気団のように、性質の違う2種類の気団がぶつかり合った部分を前線といいます。
前線では冷たい寒気団の上に暖かい暖気団が入り込むことがあります。そのため生じる逆転層のことです。
前線性逆転では、逆転層を境に上空に行くにつれ湿度が上昇することが特徴です。

逆転層と大気安定度

逆転層では空気の対流が起こりにくい状態にあります。

そのため大気の混合が起こらず、

大気安定度は高い

と言えます。

また、逆転層では大気安定度は高くなりますが、大気の対流が起きないため、大気汚染物質が拡散した時も、

大気汚染物質は拡散しない

という特徴があります。

逆転層と大気安定度、大気汚染物質の拡散について、よく関係づけて覚えておきましょう。

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薬剤師 過去問

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