主語と完全自動詞からなる She sat に
現在分詞(-ing ~)か過去分詞(-ed ~)を添えることで
どのような状況で「彼女が座った」かを説明することが出来ます。
(完全自動詞には sit や stand の他に,walk や come などがあります。)
完全自動詞は本来,補語がなくても
文(第1文型)を作ることができるのですが,
この用法(分詞の叙述用法)では
現在分詞や過去分詞が動詞の後ろに添えられて
まるで補語のように主語の状態を説明しているのです。例えば,
She came singing merrily into the classroom.
(彼女は陽気に歌いながら教室に入ってきた。)
の場合,完全自動詞 came に現在分詞句 singing merrily を添えることで,
どういう状態で彼女が教室に入ってきたのかを表現しています。
以上を踏まえると,------- には
surrounding(現在分詞)を入れるか,
surrounded by(過去分詞)を入れるか,
という二択に絞ることが出来ます。
では,どうすれば正解にたどり着けるのでしょうか。
〈文の主語+be 動詞+分詞(現在か過去)〉という文を作ってみて
現在分詞と過去分詞のどちらで作れば文が成立するのかを
考えればよいのです。先ほどの例文の場合は,
She is singing merrily. が成り立ちますから
現在分詞 singing を使うのが正しい,と考えるのです。
このやり方を問題文に当てはめてみますと,過去分詞を使った
She was surrounded by her children.
(彼女は自分の子どもたちに取り囲まれた。)
のほうが意味の通る文になることから,【3】番が正解になります。
She sat surrounded by her children.
(彼女は自分の子供たちに囲まれて座った。)