美容師の過去問 第43回 文化論及び美容技術理論 問3
この過去問の解説 (2件)
答えは3です。
1. 誤りです。
「準礼装」とは第1礼装に次ぐ格式をもつ装いのことです。
・訪問着、色留袖、色無地などがあります。い
・色留袖の特徴は、未婚女性も着用可能です。
・一つ紋、三つ紋のデザインです。
絵羽模様は訪問着の特徴であり、色留袖ではありません。
2. 誤りです。
黒留袖は「第1礼装」と呼ばれ、既婚女性が着用する最も格式が高い和装です。
未婚女性は着用しません。
他に「第1礼装」は、打掛、喪服などがあります。
3. 正しいです。
訪問着は、準礼装です。
未婚、既婚の区別なく着用できます。
4. 誤りです。
「付け下げ」は、反物のまま染められ、柄が縫い目をまたがっていません。
着用したときに、全ての柄が上を向き、模様はつながっていません。
全体に模様が入っているのも多くあり、裾だけではありません。
答えは3です。
【和装礼装】
礼装
・未婚女性は、振袖(本振袖、中振袖、小振袖)を着ます。
・既婚女性は、留袖(黒留袖、色留袖)を着ます。
準礼装
・未婚既婚関係なく、訪問着、付け下げ、色無地紋付があります。
・訪問着は、華やかな絵画風模様の絵羽模様になっています。
(絵羽模様→縫い目のところも柄が続き着物全体が一枚の絵のような模様のことです。)
・付け下げは、訪問着より格下になります。
訪問着と違うところは、模様が横に繋がっていないところです。
・色無地は、無地の着物で、紋がある色無地は準礼装になります。
1、
絵羽模様がある準礼装は、訪問着です。
色留袖は、礼装になります。
よって、(色留袖)→(訪問着)の間違いです。
2、
黒留袖は、既婚者が着る第一礼装です。
未婚者は、振袖を着ます。
よって、(未婚者、既婚者の区別なく)→(既婚者が)の間違いです。
3、
訪問着は、既婚者や未婚者の区別なく着ることができます。
よって、正しいので、これが正解になります。
4、
付け下げの模様は、片山と袖山を頂点として、裾から上向きの模様を、前後の身ごろにつけています。
腰から裾にかけてだけ模様があるものを江戸褄模様といい、現在は黒留袖に使うことが多いので、黒留袖を江戸褄とも言います。
よって、(裾だけにあしらわれている)→(裾から上向き模様を前後の身ごろにつけている)の間違いです。
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