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2級電気工事施工管理技士の過去問 令和元年度(2019年)前期 1 問8

問題

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汽力発電所の熱効率向上対策として、不適当なものはどれか。
   1 .
節炭器を設置する。
   2 .
復水器内の圧力を高くする。
   3 .
抽気した蒸気で給水を加熱する。
   4 .
高温高圧の蒸気を採用する。
( 2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)前期 1 問8 )
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この過去問の解説 (3件)

25
汽力発電所における熱効率の向上対策とは、同じ量の燃料でより多くのエネルギーを取り出す方法を採るということです。

節炭器は、廃棄する燃焼ガスの余熱で、ボイラに送る水を温め、燃料を節約することを目的とした装置です。

抽気した蒸気で給水を加熱することも、節炭器と同様、燃料の節約に貢献します。

高温高圧の蒸気を採用することにより、タービンの回転を上げることができ、発電量は増えて熱効率は向上します。

ですから、1・3・4 は適当な内容です。


しかし復水器は、使用後の蒸気の圧力を下げることにより蒸気を水に戻すものであり、圧力を下げるほうが効率は良くなります。

よって、不適当なのは、2 です。

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6
正解は2です。

汽力発電所の熱効率向上対策として、下記のような方法があげられます。
・蒸気を高温・高圧にし、設備の設計温度や圧力から下がらないように運転する
・復水器真空度を高くする
・排ガス温度を下げる
・燃焼空気量を抑えて燃焼温度を上昇させる

1 .節炭器を設置する。 → 適当です。
節炭器を設置することにより、排ガス温度を上昇させ、その熱量を利用して、給水を予熱しボイラ効率を高めます。

2 .復水器内の圧力を高くする。 → 不適当です。
復水器真空度を高くすることにより、蒸気がタービン内で十分に膨張して、タービンの回転力あげることができます。
復水器内の圧力を高くすることでは熱効率の向上にはつながりません。

3 .抽気した蒸気で給水を加熱する。 → 適当です。
再生サイクルで用いられています。
抽気した蒸気で給水を加熱することにより、熱量損失が少なく、熱効率が上昇します。

4 .高温高圧の蒸気を採用する。→ 適当です。
蒸気を高温・高圧にし、設備の設計温度や圧力が下がらないように運転することにより、熱効率が高くなります。

5
2.が不適当になります。
復水器内の圧力を高くしても、熱効率向上にはなりません。

1.はボイラー給水を余熱で過熱してくれるので、熱効率向上につながります。

3.は再生サイクルの考えなので、熱効率向上につながります。

4.は高温高圧の蒸気を採用することで、必要な熱量が少なくてすみます。よって、熱効率向上につながります。

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