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管理栄養士の過去問 第33回 臨床栄養学 問134

問題

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バセドウ病に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
基礎代謝量が低下する。
   2 .
腸管蠕動運動が減弱する。
   3 .
血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が上昇する。
   4 .
血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値が上昇する。
   5 .
血清総コレステロール値が上昇する。
( 第33回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問134 )
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この過去問の解説 (3件)

12
正解:4

バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが過剰に作られる甲状腺機能亢進症を起こす疾患です。
代表的な症状として、甲状腺腫、眼球突出、頻脈がみられます。
また、甲状腺ホルモンは新陳代謝を高める働きを持つため、上記の頻脈をはじめとした、手指のふるえ、体重減少、動悸、発汗増加など、甲状腺ホルモン過剰による症状もみられます。

 1:基礎代謝量が低下する。
  →基礎代謝量は上昇します。

 2:腸管蠕動運動が減弱する。
  →腸管蠕動運動は亢進します。
   内臓の働きが活発になるため、下痢をしやすくなります。

 3:血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が上昇する。
   →甲状腺は、TSH受容体にTSHが結合することで甲状腺ホルモンの分泌を調整していますが、バセドウ病では、TSH受容体抗体という自己抗体がTSHの代わりに受容体に結合することで過剰な甲状腺ホルモンをつくります。
   この過剰な甲状腺ホルモンがTSHの分泌を抑制するため、TSH値は低下します。

◎4:血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値が上昇する。
  →正しい選択肢です。
   遊離トリヨードサイロニン(FT3)は甲状腺ホルモンであるため、バセドウ病では数値が上昇します。
   血液検査では、FT3と、遊離サイロキシン(FT4)の2つの甲状腺ホルモンと、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の数値によって甲状腺機能の評価を行います。

 5:血清総コレステロール値が上昇する。
  →代謝が活発になるため、血清総コレステロール値は低下します。

付箋メモを残すことが出来ます。
3
1.基礎代謝量は上昇するので×です。

2 . 甲状腺ホルモン分泌過剰によって腸管蠕動運動が増強するので×です。

3 . フィードバックを受けて血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が低下するので×です。

4 . 血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値は上昇するので〇です。

5 . 血清総コレステロール値は低下するので×です。

1
正解は【4】です。

<バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の所見>
・基礎代謝の亢進
・体重減少
・頻脈
・眼球突出
・血清コレステロール値低下
・血清甲状腺刺激ホルモン分泌減少


1 . 基礎代謝量が低下する。
×基礎代謝は亢進するため、上昇します。

2 . 腸管蠕動運動が減弱する。
×甲状腺ホルモンの過剰分泌により、腸管蠕動運動は増強します。

3 . 血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が上昇する。
×血清甲状腺刺激ホルモン値は、低下します。

4 . 血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値が上昇する。
○甲状腺ホルモンである血清遊離トリヨードサイロニンは上昇します。

5 . 血清総コレステロール値が上昇する。
×血清総コレステロール値は、低下します。

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