正解は4です。
血中濃度の上昇が速い順から、①静脈内注射、②坐薬、③筋肉内注射、④経口薬となります。
1.誤り。坐薬は直腸粘膜より吸収され、静脈から直接血中に運ばれるため、血中濃度の上昇は静脈内注射の次に速いです。
2.誤り。経口薬は小腸で吸収され、門脈から肝臓で代謝され、血中に運ばれるという経過をたどるため、これらの選択肢の中では効果の発現までは最も時間がかかります。
3.誤り。筋肉内注射は筋肉中の末梢血管から徐々に吸収されるため、坐薬より速効性は遅くなります。
4.正解。血管内に直接薬液を注入する静脈内注射が最も血中濃度の上昇が速いです。