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精神保健福祉士の過去問 第20回(平成29年度) 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問138

問題

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次の事例を読んで、問題に答えなさい。

〔 事例 〕
Kさん( 77歳、男性 )は、小学校の校長を定年まで務めた。退職後は地域での活動を積極的に行い、1年ほど前まで民生委員も務めていた。妻の話では、民生委員を引退してからは、外出や人と接することが少なくなった。特に、3か月ほど前からは、時々食事をしたことを忘れていたり、県外に住む長男家族が帰省した時も、孫の名前を何度も聞いていたと言う。心配した妻は、Kさんが高血圧のために定期通院をしている内科クリニックに相談をした。そうしたところ、主治医から認知症疾患医療センター(以下「センター」という。 )を紹介され、まずは、妻が電話をすることにした。
センターでは、L精神保健福祉士が電話を受け、妻に日常生活において感じていることなどを聞いた。妻は、Kさんが食事をしたことを忘れていることや、孫の名前が出てこないことなどを話した。

次のうち、L精神保健福祉士が電話を受けた時点での認知症疾患医療センターの役割として、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
鑑別診断とそれに基づく初期対応
   2 .
身体合併症と周辺症状の対応
   3 .
認知症に関する疾病教育
   4 .
救急・急性期対応
   5 .
専門医療相談
( 第20回(平成29年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問138 )
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この過去問の解説 (3件)

35
正答は「5」です。

認知症疾患医療センターの役割と主な流れは次の通りです。
①救急・急性期対応
②専門医療相談
③鑑別診断と初期対応
④周辺症状・合併症への急性期対応
⑤認知症に関する疾病教育
⑥認知症医療に関する情報発信

1. 診断は医師が行うものであり、また電話で行うべきものでないため、誤りです。

2. 周辺症状・合併症への対応は、識別診断後に行います。

3. 疾病教育はクライアントの状況が把握でき、対応の方針が決まった後に行います。

4. 救急・急性期対応は、緊急な対応が必要な場合に実施します。

5. 正解です。まずは、現状をヒアリングして今後の対応を相談する、専門医療相談が適切です。

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11
正解は5になります。
電話を受けた時点での認知症疾患医療センターの役割は、専門の機関として医療相談を行い、今後の対応に繋げることです。

1 妻から受けた電話の内容だけで鑑別診断や初期対応は行えませんし、精神保健福祉士が診断を行うこともできません。

2 電話の時点では、身体合併症と周辺症状の対応よりも初期対応として、今後の支援につなげるための状況の把握が必要だと考えられます。

3 認知症に関する疾病教育も必要ですが、この電話の時点では不適切です。

4 救急・急性期対応は必要が見られる場合に行いますが、このケースはそれを読み取ることができないので、不適切です。

6
正解は5です。

電話で、専門医療に関する相談をしていることから、専門医療相談の5.が正答となります。鑑別診断は医師が行うものですので1.は正答とはいえません。

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