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薬剤師の過去問 第99回 薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問219

問題

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57歳男性。身長165cm、体重70kg。20歳代前半よりほぼ毎日、日本酒にして1日3合(540mL)程度の飲酒を続けている。
1年ほど前に下肢のむくみを自覚し、近医を受診した結果、肝機能障害を指摘されたが放置していた。
最近、全身の倦怠感を強く感じるようになり来院した。非代償性肝硬変と診断され、以下の薬剤が処方された。

肝臓の機能と非代償性肝硬変の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
問題文の画像
   1 .
分枝鎖アミノ酸は、主に肝臓で代謝される。
   2 .
アルブミン産生の低下は、浮腫の誘因となる。
   3 .
アンモニアから尿素への変換の低下は、肝性脳症の誘因となる。
   4 .
ビリルビンからヘモグロビンへの変換が抑制されると、黄疸が生じる。
   5 .
ヘパリン合成が低下すると、出血傾向となる。
( 薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問219 )
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この過去問の解説 (2件)

1
選択肢1: 分岐鎖アミノ酸は、主に「筋肉」で代謝されます。分岐鎖アミノ酸以外のアミノ酸が肝臓で代謝されます。

選択肢2,3: ◯

選択肢4, ビリルビン→ヘモグロビンへ変換されることはありません。
ヘモグロビンが代謝されるとビリルビンとなりますが、肝機能低下により血中ビリルビン濃度が高くなると黄疸になります。

選択肢5, ヘパリン合成が低下すると、「凝固」傾向となります。
ヘパリンは血流を良くします。

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0
正解:2、3

1 分岐鎖アミノ酸は肝臓ではなく、骨格筋で代謝されます。肝臓で代謝されるのは芳香族アミノ酸です。

2 アルブミンは肝臓で造られます。アルブミンは細胞内と細胞外の水分量の調節に関わっています。そのため、アルブミンの低下は、浮腫の原因となります。

3 アンモニアから尿素への変換の低下により、脳にアンモニアが蓄積しやすくなります。これは肝性脳症の原因となります。

4 ヘモグロビンが代謝され、ビリルビンになります。

5 ヘパリンはアンチトロンビンⅢに特異的に結合し、血液凝固阻害作用を示します。

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