薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問218
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問題
薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問218 (訂正依頼・報告はこちら)
57歳男性。身長165cm、体重70kg。20歳代前半よりほぼ毎日、日本酒にして1日3合(540mL)程度の飲酒を続けている。
1年ほど前に下肢のむくみを自覚し、近医を受診した結果、肝機能障害を指摘されたが放置していた。
最近、全身の倦怠感を強く感じるようになり来院した。非代償性肝硬変と診断され、以下の薬剤が処方された。
この処方薬による副作用について、患者に対する薬剤師の説明内容として適切なのはどれか。1つ選べ。
1年ほど前に下肢のむくみを自覚し、近医を受診した結果、肝機能障害を指摘されたが放置していた。
最近、全身の倦怠感を強く感じるようになり来院した。非代償性肝硬変と診断され、以下の薬剤が処方された。
この処方薬による副作用について、患者に対する薬剤師の説明内容として適切なのはどれか。1つ選べ。
- めまい等が現れる場合があるので、自動車運転、高所作業又は危険を伴う機械の操作などには十分注意してください。
- 急に胃のあたりがひどく痛む場合があるので、その際には直ちに医師又は薬剤師に申し出てください。
- しゃべりにくい、胸の痛み、呼吸困難、片方の足の急激な痛みや腫れ等の症状がみられる場合があるので、その際には直ちに医師又は薬剤師に連絡してください。
- から咳、息苦しさ、息切れ等が生じる場合があるので、その際には直ちに医師又は薬剤師に連絡してください。
- 手足のこわばりやしびれ、脱力感、筋肉の痛み等が現れる場合があるので、その際には直ちに医師又は薬剤師に連絡してください。
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この過去問の解説 (2件)
01
フロセミドとスピロノラクトンは利尿薬ですので、同時に血圧低下作用も持っています。
血圧の低下により、めまい等の症状が現れる場合があるので、自動車運転、高所作業又は危険を伴う機械の操作などには注意が必要です。
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02
肝機能↓→アルブミン合成↓→血液中の水分濃度↓→肝臓へ向かう血液↑→門脈の血圧↑→水分の排出↓→体内Na↑→浮腫、嘔吐、意識障害など
利尿薬により水分の排出を上げると、脱水や低血圧による立ちくらみ・めまいが起こりやすくなります。
そのため、正解は1です。
選択肢2, 薬剤性膵炎の初期症状
選択肢3, 血栓の初期症状
選択肢4, 間質性肺炎の初期症状
選択肢5, 偽アルドステロン症の初期症状
となります。
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