二級建築士 過去問
解説あり

試験最新情報

令和7年度(2025年) 学科試験日
2025年7月6日(日)

試験日まで、97

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二級建築士について

二級建築士とは

建築士には 「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」 の3つの種類があります。

その中で二級建築士は、小規模な建物(住宅や小さな店舗など)の設計や工事監理を行える資格 です。

設計できる建物の規模に制限がありますが、一般的な住宅の設計には十分な資格なので、 住宅設計を中心に活躍する建築士 にとっては、非常に実用的な資格です。

二級建築士の仕事内容

二級建築士は 「町の建築のプロ」 として、住宅や小規模な建物の設計・工事監理をするのが主な仕事です。

① 設計(プランニング、図面作成)

・建築主の希望をヒアリング
・建築基準法や条例を確認
・間取りやデザインを決めて図面を作成

 

② 申請手続き(役所とのやりとり)

・建築確認申請の作成と提出
・役所の審査を受け、必要に応じて修正

 

③ 工事監理

・施工業者との打ち合わせ
・工事現場の確認
・建築主に進捗を報告


建築士は 建築主の代理人として、施工が正しく行われているか監督する立場 です。

二級建築士の役割

建築士は、法律を守りながら建物づくりをサポートするプロフェッショナルです。

実際に建物を作るのは大工さんや施工会社ですが、建築士が設計や工事管理を担当し、設計したものが形になっていくのを見守るという役割を担っています。

建築士の中で、二級建築士が設計できるのは 比較的小規模な建物 です。

建物の種類設計できる範囲
木造建築物延べ床面積 300㎡以下(約90坪)
鉄筋コンクリート造・鉄骨造延べ床面積 500㎡以下、階数2以下、高さ13m以下

つまり、一般的な住宅、小規模なアパート、小さなお店 などは二級建築士の範囲内となります。

二級建築士になるためには

二級建築士になるには次の4つが必要です。

① 受験資格を満たす

(受験資格のパターン)

学歴実務経験の有無
大学(建築学科)卒業実務経験なしで受験可能
短大・専門学校(建築学科)卒業実務経験なしで受験可能
高校(建築科)卒業卒業後3年以上の実務経験が必要
高校(普通科など)卒業卒業後7年以上の実務経験が必要

② 学科試験に合格する

③ 設計製図試験に合格する

④ 建築士として登録する手続きをする

勉強方法

資格取得に必要な勉強時間

二級建築士試験の難易度は「中~やや高め」 です。

合格するために必要な勉強時間は 約500時間〜800時間 と言われています。

学科試験の勉強に 400〜600時間、製図試験の勉強に 100〜200時間 です。

効率的な学習方法

二級建築士試験は 「正しい勉強法を続ければ、合格できる試験」です。

学科試験と製図試験の2段構え で、それぞれに合った勉強法が必要です。

 

 ①学科試験:過去問を解いて「出題パターンを知る」

科目効率的な勉強法
建築計画過去問を繰り返し解く。 覚えやすいので短時間で対策可能。
建築法規「法令集の引き方」を徹底練習する。暗記よりも検索スキルが重要。
建築構造計算問題があるので、パターンを覚えることが重要。過去問をしっかり解く。
建築施工実務経験がある場合は有利。現場経験がない場合は写真や動画で理解すると良い。

 

②製図試験:過去の課題を分析
製図試験は毎年異なる課題が出ますが、「求められる設計条件」「図面の書き方」には パターンがあります。
制限時間5時間 ですが、最初は 7〜8時間かかっても良いです。
試験1ヶ月前には5時間で描き切ることを目指しましょう。

二級建築士の関連資格

関連資格

二級建築士を取ったあとは、どんなキャリアを歩みたいか によって資格を選び、スキルアップを目指しましょう。

資格難易度(★が多いほど難しい)取得メリット
一級建築士★★★★★建築設計の最高峰! 大規模建築の設計が可能に
木造建築士★★☆☆☆木造建築専門の資格。戸建て住宅メインなら◎
建築施工管理技士(1級・2級)★★★☆☆施工管理ができるようになり、現場の仕事が増える
宅地建物取引士(宅建)★★★☆☆不動産知識が増え、設計から売買まで対応可能に
インテリアコーディネーター★★☆☆☆内装やデザインに強くなり、提案の幅が広がる
福祉住環境コーディネーター★★☆☆☆高齢者向け住宅の設計に役立つ
エネルギー管理士★★★★☆省エネ設計や設備管理の専門知識が得られる

 

試験の概要

試験実施都道府県・試験会場

二級建築士試験は 全国47都道府県で実施 されていて、基本的に 受験申込をした都道府県で試験を受ける ことになります。

「住んでいる都道府県」または「勤務地のある都道府県」で受験可能です。

ただし、試験会場は都道府県ごとに異なり、毎年変更されることもあるので、受験票が届いたら 必ず試験会場を確認しましょう。

例年、試験会場は 各都道府県の主要都市にある大学や専門学校、公共施設など で実施されることが多いです。

試験日時

二級建築士試験は 年に1回だけ実施 されます。

試験内容試験日
学科試験(マークシート)7月第1日曜日
設計製図試験(実技)9月第2または第3日曜日

正式な日程は、公益財団法人建築技術教育普及センターの公式サイトで確認してください。

 

試験時間(例年のスケジュール)は下記の通りです。

試験試験時間特徴
学科試験(午前)10:00 ~ 12:30(2時間30分)建築計画・建築法規をまとめて解答
学科試験(午後)13:30 ~ 16:00(2時間30分)建築構造・建築施工をまとめて解答
設計製図試験13:00 ~ 18:00(5時間)時間内に設計図を完成させる

試験科目

科目問題数ポイント
建築計画20問建築デザインや環境・設備に関する問題
建築法規30問建築基準法や条例を正しく理解しているか
建築構造30問耐震・耐風・材料の強度などの問題
建築施工25問工事の流れや施工管理に関する問題

受験手数料

二級建築士試験の受験料は、18,500円(非課税)です。

受験料に加えて、事務手続手数料 が発生し、支払い方法によって金額が異なります。

支払い方法受験手数料事務手続手数料合計金額
クレジットカード決済18,500円306円18,806円
コンビニエンスストア決済18,500円225円18,725円

 

合格発表

①学科試験

発表予定日:8月中旬〜下旬

発表方法:公益財団法人 建築技術教育普及センターの公式ホームページにて、合格者の受験番号が掲載されます。

同センターのマイページから合否の判定結果をダウンロードして確認できます。不合格者には試験の成績も併せて通知されます。

 

②設計製図試験

発表予定日:​12月上旬

発表方法:公益財団法人 建築技術教育普及センターの公式ホームページにて、合格者の受験番号が掲載されます。

学科試験と同様に、マイページから合否の判定結果をダウンロードして確認できます。不合格者には試験の成績も併せて通知されます。

受験資格

二級建築士の受験資格は、「学歴」と「実務経験」の組み合わせ で決まります。
 

学歴実務経験の必要年数
大学(建築学科)卒業なし(すぐに受験可能)
短大・専門学校(建築学科)卒業なし(すぐに受験可能)
高等専門学校(建築学科)卒業なし(すぐに受験可能)
高校(建築科)卒業卒業後3年以上の実務経験
高校(普通科・工業科など)卒業卒業後7年以上の実務経験
建築とは関係ない学歴(中卒・高卒・大卒)7年以上の実務経験

つまり、建築系の大学や専門学校を卒業している場合はすぐに試験を受けられますが、

建築の勉強をしていない場合でも、実務経験を積めば受験できる仕組みになっています。

 

(実務経験として認められる仕事)

・建築設計業務(設計事務所、ハウスメーカーなど)
工事監理業務(現場監督、施工管理など)
建築施工業務(建築会社、工務店など)
建築設備・構造設計業務(建築の構造や設備の設計など)

受験申請の際には、実務経験証明書を提出する必要がある ので、事前に会社に相談しておくと良いでしょう。

出題方法

マークシート方式の全125問(4科目)です。

科目問題数出題方式
建築計画20問マークシート(四肢択一)
建築法規30問マークシート(法令集持ち込み可)
建築構造30問マークシート(計算問題あり)
建築施工25問マークシート

受験申請

申請期間は 毎年3月上旬〜4月上旬ごろ です。

 

(受験申請の流れ)

①試験案内を入手する:申し込み時期になると、「建築技術教育普及センター」公式サイトで試験案内が公開されます。

・ダウンロードする(PDF形式)

・都道府県の建築士会・建築事務所協会で配布

②受験資格を確認する
③インターネットまたは郵送で申し込む

④受験料を支払う

⑤受験票を受け取る

受験申請期間

申請期間は 毎年3月上旬〜4月上旬ごろ です。

詳細は「建築技術教育普及センター」 公式サイトをご確認ください。

https://www.jaeic.or.jp/

受験票の発送

受験票は、試験の約1か月前(6月中旬ごろ)に発送されます。
受験票が届いたら、すぐに試験会場を確認しましょう。

免除制度

二級建築士試験は「学科試験」と「設計製図試験」の2つで構成されていますが、
前年の学科試験に合格している場合、翌年は学科試験が免除されます。

 

(免除制度の適用条件)

条件免除される試験注意点
前年の学科試験に合格している学科試験が免除(翌年の1回のみ)翌年に製図試験のみ受験可能。ただし、2年目は適用されない
学科試験免除で受験し、不合格だった場合再度学科試験を受験する必要あり2年連続で製図試験だけ受けることはできない

前年の学科試験に合格していれば、自動的に免除対象となり、翌年は製図試験のみ申し込める ようになっています。

合格情報

合格基準

(学科試験)

・科目別基準点:​各科目13点以上​

・総得点基準点:合計60点以上​

注意点:​試験の難易度により、基準点が補正される場合があります。​

 

(設計製図試験)

総合評価:​与えられた課題に対して、設計図書を適切に作成できるかが評価されます。

​具体的な得点基準は公表されていませんが、「知識及び技能」を有すること が求められます。

免状の交付

(免状交付の流れ)

①必要な書類を準備する

各都道府県の担当窓口(建築士会など)で免許申請を行います。
その際、以下の書類を提出する必要があります。

・二級建築士試験の合格通知書(コピー可)
本籍の記載がある住民票の写し(原本)(マイナンバーの記載なし)
証明写真(縦45mm×横35mm、6ヶ月以内に撮影したもの)
本人確認書類の写し(運転免許証など)
登録申請書(各都道府県の指定フォーマット)
登録手数料の納付書(各都道府県の指定方法で支払い)

 

②免許申請を提出する

申請方法は都道府県ごとに異なりますが、基本的に以下の2つの方法が用意されています。

・窓口申請 → 直接、建築士会や都道府県庁の担当窓口に提出する。
郵送申請 → 指定の宛先に書類を送付(本人確認のため追加書類が必要な場合もあり)。

申請の受付窓口は、各都道府県の公式サイトで確認できます。

 

③登録料(手数料)を支払う

項目金額(目安)
登録手数料24,400円(都道府県により異なる)
携帯型免許証(オプション)約1,500〜3,000円(希望者のみ)

 

④免状(免許証明書)を受け取る
発行には 通常1ヶ月〜2ヶ月程度 かかります(都道府県によって異なる)。
窓口で直接受け取る(本人確認が必要)
郵送で受け取る(申請時にレターパックなどを提出)

合格率の推移

年度実受験者数合格者数合格率
令和2年(2020年)22,628人5,979人26.4%
令和3年(2021年)23,513人5,559人23.6%
令和4年(2022年)22,694人5,670人25.0%
令和5年(2023年)22,328人4,985人22.3%
令和6年(2024年)21,512人4,680人21.8%