大学入学共通テスト(数学) 過去問
解説あり

試験最新情報

2025年度大学入学共通テスト 試験日
2026年1月17日(土) ~ 1月18日(日)

試験日まで、177

大学入学共通テスト(数学)試験の過去問と解説を令和6年度(2024年度)追・試験〜令和4年度(2022年度)本試験まで無料で公開しています。全問正解するまで過去問を解き続けることで、過去問題が脳に定着し、合格が近いものとなります。大学入学共通テスト(数学)試験の合格に向け、過去問ドットコムをぜひお役立てください!
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大学入学共通テスト(数学)について

大学入学共通テストとは

大学入学共通テストは、2021年度から始まった全国規模の学力試験で、旧「センター試験」をアップデートしたものです。

知識だけでなく、思考力や表現力も測る問題が増えた点が大きな特徴です。

この試験を受けるのは義務ではなく、あくまで、各大学(特に国公立)が入試の選抜に利用するという形です。

2024年度入試では、国公私立あわせて864大学・短大が利用しました。

 

センター試験よりも

・思考力・判断力・表現力を重視

・知識の丸暗記では解けない問題構成

・資料や会話文、図表などを使った出題形式

にシフトしています。

センター試験が「知識量を問う」試験だったとすれば、大学入学共通テストは「知識を使って考える試験」になったといえます。

大学入学共通テスト(数学)の再編成

もともと共通テストは、思考力や表現力を測るコンセプトで2021年度にスタートしました。

そのあと 2022年度に新しい学習指導要領(高校のカリキュラム改訂)が先行して走り始め、「統計の充実」「数学C復活」などが盛り込まれました。

新カリキュラムで学んだ最初の世代が大学受験にやって来る 2025年度(令和7年度)入試 に合わせて、共通テスト数学も大幅リニューアルとなります。

 

【主な変更点】

1.「数学Ⅱ・数学B・数学C」の一本化
旧課程では「数学Ⅱのみ」「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」など複数科目から選べましたが、新課程では数学②が一科目化され、名称も「数学Ⅱ、数学B、数学C」となります。

 

2. 試験時間の延長
読解量増加に対応して、数学ⅠA・数学ⅡBCともに2023年度から60分→70分へ拡大されました。

 

3. 数学ⅠAの構成変更
・大問は5題から4題へ。
・選択問題だった「整数の性質」が削除され、すべて必答に。
・文章量は増え、状況把握→計算までのスピードをより重視。

 

4. 数学ⅡBCの内容拡充
・数学Cの「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」が共通テスト範囲に復活。
・数学Bには「統計的な推測(仮説検定など)」が新たに必出。
・大問は7題で、必答3題(数学Ⅱ)+選択4題から3題(数学B・C)を解答。

 

5. 特殊科目の廃止
商業高校向けの「簿記・会計」や「情報関係基礎」は共通テスト数学から姿を消します。

勉強方法

大学入学共通テスト(数学)の出題傾向

数学ⅠA 

長文化+データ分析が定番となります。

読解量:日常場面の会話・表やグラフを読み取り数式化。

データの分析:平均・分散に加え外れ値や箱ひげ図を絡めた判断。

場合の数・確率:未確定情報を途中で更新させる“条件付き”が頻出。


→ 対策として、問題文に線を引き、数量・条件・ゴールを3色ペンで仕分けする「物語→数式」変換トレーニングがおすすめです。

 

 

数学ⅡBC 

“モデル化”と“選択戦略”が重要です。

必答(数Ⅱ):指数対数関数+図形と方程式で図を描かせる流れ問題。

選択(数B/C)

・ベクトル:力の合成・平行四辺形を絡めた最短距離。

・複素数平面:点の動きをパラメータで追跡。

・統計的推測:仮説検定で有意水準5%が合言葉


→ 対策として、大問7つをざっと眺め、得意2+平均1を先に解き切る“70分タイムマネジメント”が鍵となります。

効率的な勉強方法

効率アップのカギは“読解→モデル化→計算”の3段階です。

 

① 読解力:文章を数式に写すスピードを鍛える

共通テスト数学は、日常場面の会話や図表が長めです。

問題文を読んだ直後に「数量」「条件」「ゴール」を3色でマークするクセを付けると、脳内整理が速くなります。

スキマ時間にスマホで英文速読アプリを使うと、視線移動と情報抽出のトレーニングにもなり一石二鳥です。

 

② モデル化:図と式を同時に描いて“見える化”

数学ⅠAは確率やデータ分析が多いので、樹形図・箱ひげ図を書いてから数値を当てはめます。

数学ⅡBCのベクトル・複素数平面は、まず座標をざっくりスケッチします。

図を先に描くと式変形の手戻りが減ります。

 

③ 計算力:70分×2セットを想定した“タイムアタック”

平日30分の短時間演習では「大問1つを7分」で解くタイマー学習が有効です。

土日に過去問を本番通りに解き、集中力の持続を確認します。

ミスを減らす最速リカバリーは「解き終えたら5秒で図と数値だけ眺め直す」チェックをすることです。

手順ではなく“絵面”で誤りを発見する感覚が身に付きます。

試験の概要

試験会場

受験生は、願書に記入した「現住所」の都道府県内にある大学会場へ自動的に割り振られます。

「希望する会場を選ぶ」ことはできません。

2024年度(令和6年度)の例では、全国で約700会場が設定され、高校が臨時会場になる県もありました。

試験日時

試験日は「1月13日以降、最初の土日」と法律・省令で決まっています。

そのため、2026年度は1月17日(土)・18日(日)に確定しています。

以下の時間割は大学入試センターの令和8年度実施要項で公式に発表済みです。

科目時間帯
1月17日(土)地理歴史・公民/国語/外国語9:30〜18:20
1月18日(日)理科9:30〜11:40(2科目受験の場合)
 数学①(数ⅠA)13:00〜14:10
 数学②(数ⅡBC)15:00〜16:10
 情報Ⅰ17:00〜18:00

 

試験科目(数学)

大学入学共通テスト(数学)の科目は以下の通りです。

区分正式科目名試験時間ポイント
数学①「数学Ⅰ、数学A」または「数学Ⅰ」70分どちらか1科目を選択。数学Aの有無で出題範囲と難度が変わる。
数学②「数学Ⅱ、数学B、数学C」70分一科目固定。大問7題中、必答3題に加えて3題を自分で選んで解答。

 

数学①

「数学Ⅰ、数学A」または「数学Ⅰ」の選択は、出願時に指定し、あとから変更できません

志望大の募集要項・配点表を必ずチェックしましょう(「数学ⅠのみでOK」の大学はまだ少数派なので要注意)。

 

数学②

以下の大問から選択して解答します。

試験当日の大問の並び順は毎年ほぼ固定です。

先にざっと全体を眺め、苦手大問はパスして得意3題に集中すると失点を防げます。

大問単元必答/選択
1三角関数(数Ⅱ)必答
2指数・対数(数Ⅱ)必答
3微分積分の考え(数Ⅱ)必答
4数列(数B)選択
5統計的な推測(数B)選択
6ベクトル(数C)選択
7平面上の曲線と複素数平面(数C)選択

受験手数料

大学入学共通テストの受験手数料は、以下の金額を出願時に納入します。

 

3教科以上受験:18,000円

2教科以下受験:12,000円

受験資格

受験資格は以下の通りです。

 

①高等学校を卒業した人(=卒業見込み含む)

・高校3年生(その年度に卒業見込み)

・すでに高校を卒業している人(既卒生)

 

②文部科学大臣の定める「高校卒業と同等の学力」がある人

・高等学校卒業程度認定試験(高卒認定・旧大検)に合格した人

・海外の高校を卒業した人

・特別支援学校の高等部を卒業した人

出題方式

全科目マークシート方式