第二種電気工事士は、一般家庭や小規模な建物の電気工事を行うための国家資格です。試験は筆記と技能に分かれ、電気回路や工具の扱いが問われます。取得すると、600V以下の電気設備の工事が可能になります。
第二種電気工事士 過去問
解説あり
試験最新情報
令和7年度上期 筆記試験日
2025年5月25日(日)
試験日まで、99日
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第二種電気工事士について
具体的には
仕事内容
第二種電気工事士は、一般住宅や小規模な店舗・工場の電気工事を行います。
具体的には、コンセントやスイッチの取り付け、照明設備の設置、配線工事などがあります。600V以下の電圧で使用する設備の工事が可能ですが、大規模なビルや高圧設備の工事はできません。安全管理や配線の知識が求められ、施工後の点検や修理も重要な仕事です。
資格があれば、電気工事業者への就職や独立開業の道も広がります。
役割
・一般住宅や小規模建物の電気工事を担当(コンセント、スイッチ、照明の設置など)
・600V以下の電気設備の工事が可能(低圧配線の施工・修理)
・電気の安全確保(正しい配線や絶縁処理を行い、感電・火災を防ぐ)
・点検・保守作業(配線の異常チェックや故障時の修理対応)
・電気工事業の現場で活躍(企業就職や独立開業の道もあり)
なるためには
年齢・学歴・実務経験の制限がないため、誰でも受験することができます。
試験内容は、筆記試験(電気理論・配線図・法令など)と、技能試験(工具を使った配線・結線作業)です。
一般的には以下のような人が向いているといえます。
・手先が器用な人(細かい配線や工具の扱いが多いため)
・慎重で正確な作業ができる人(電気工事は安全第一)
・ものづくりやDIYが好きな人(配線作業や設備設置に興味がある)
・体を動かす仕事が好きな人(現場作業が中心)
・電気や設備に関心がある人(知識が活かせる)
勉強方法
必要な勉強時間
難易度
合格率:約50~60%(筆記・技能試験の両方合格が必要)
難易度:中程度(基礎知識をしっかり学べば独学でも合格可能)
筆記試験は対策しやすいが、技能試験は実技練習が重要
必要な勉強時間
未経験者:100~150時間(筆記試験の基礎から技能試験の練習まで)
理系・電気知識がある人:50~80時間(要点を押さえれば短縮可能)
技能試験は工具の扱いと課題13問の実技練習が必須
効率的な学習方法
① 筆記試験対策
過去問を最優先(出題パターンが決まっているため、繰り返し解く)
計算問題は公式を暗記し、パターンを理解する(オームの法則・電力計算など)
法令・配線図は重点的に(頻出分野なので確実に得点する)
② 技能試験対策
候補問題13問をすべて練習する(本番はこの中から1問出題)
実際の工具を使って練習(電工ナイフ・圧着ペンチの扱いに慣れる)
作業の手順を固定化(手順を決めてミスを減らす)
③ 効率よく勉強するコツ
スキマ時間に筆記の暗記学習(アプリや単語帳を活用)
動画やテキストで技能試験の手順を確認(実演動画が役立つ)
模擬試験・タイムトライアルを実施(時間内に作業を終える練習)
関連資格
関連資格
ステップアップに役立つ資格
第一種電気工事士(ビル・工場など大規模な電気工事が可能)
電気主任技術者(第三種)(高圧設備の保守・管理を担当)
工事担任者(旧・電気通信主任技術者)(通信設備の工事が可能)
業務の幅を広げる資格
高所作業車運転技能講習(電柱や高所での電気工事が可能)
消防設備士(乙種第4類など)(自動火災報知設備などの工事が可能)
危険物取扱者(乙種4類)(ガソリンや灯油を扱う設備の工事に役立つ)
電気工事業の開業に役立つ資格
電気工事施工管理技士(2級)(工事現場の管理・監督ができる)
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理業務に活用可能)
試験の概要
試験会場、都道府県
第二種電気工事士試験は、学科試験と技能試験の2つで構成されています。
学科試験は、CBT方式(コンピュータを使用した試験)と筆記方式のいずれかで受験できます。CBT方式は全国47都道府県に設けられた試験会場で実施され、受験者は所定の期間内に試験会場と日時を選択・変更することが可能です。
一方、技能試験は各都道府県に試験地が設けられ、土曜日または日曜日に実施されます。
試験地や試験会場の詳細は、受験申込後に送付される受験票で確認できます。試験地の変更は、指定された期間内であれば可能ですが、試験会場の指定・変更はできませんので注意が必要です。
試験日時
年に2回(上期と下期)実施されます。
試験は学科試験と技能試験の2つで構成されており、学科試験はCBT方式(コンピュータを使用した試験)と筆記方式のいずれかを選択できます。
2025年度(令和7年度)の試験日程
学科試験(CBT方式) | 学科試験(筆記方式) | 技能試験 | |
---|---|---|---|
上期 | 4月21日(月)~5月8日(木) | 5月25日(日) | 7月19日(土)または7月20日(日) |
下期 | 9月19日(金)~10月6日(月) | 10月26日(日) | 12月13日(土)または12月14日(日) |
試験科目
① 筆記試験(CBT方式または筆記方式)
制限時間: 120分
科目内容:
電気に関する基礎理論(オームの法則・電力計算など)
配線図(図面の読み取り、回路設計)
電気機器・配線器具(コンセント・スイッチ・照明など)
電気工事の施工方法(工事の手順、施工方法)
電気工事の保安・法令(電気事業法、電気設備技術基準)
② 技能試験(実技)
試験内容: 事前に公表される「候補問題13問」のうち1問が出題
制限時間: 40分
科目内容:
電線の切断・被覆剥き(VVFケーブル、EM-EEFケーブルなど)
配線接続(リングスリーブ・差込型コネクタの使用)
スイッチ・コンセント・照明器具の結線
図面通りの配線組立
欠陥なしの仕上げ(電圧測定・接続ミスなし)
受験手数料
申込方法によって異なります。
インターネット申込: 9,300円
郵送申込: 9,600円
合格発表
筆記試験:試験から約1ヶ月後
技能試験:試験から約1.5~2ヶ月後
受験資格
受験資格の制限はありません。
・年齢・学歴・実務経験などの条件なし
・誰でも受験可能
そのため、初心者や未経験者でも試験に挑戦できます。
出題方法
マークシートによる四肢択一式
受験申請
第二種電気工事士試験の受験申請は、インターネットまたは郵送で行います。申請期間内に公式サイトから申し込み、受験手数料を支払います。申請後、受験票が送付されるので、試験当日に持参します。
受験申請受付期間
試験は年2回(上期・下期)実施され、受験申請の受付期間は以下の通りです。
上期(5月筆記、7月技能) | 下期(10月筆記、12月技能) | |
---|---|---|
申請受付期間 | 3月中旬~4月上旬 | 8月中旬~9月上旬 |
受験票の発送
試験形式によって異なります。
筆記方式および技能試験:試験日の約2週間前に受験票が発送されます。
CBT方式(コンピュータベーストテスティング):受験票の発送は行われません。受験者はマイページにログインし、試験会場や日時の詳細を確認しましょう。
免除制度
①筆記試験の免除
条件:前年または前々年の筆記試験に合格している場合、筆記試験が免除され、技能試験のみ受験可能。
申請方法:受験申請時に「筆記試験免除申請」を行い、過去の合格証明を提出。
②技能試験の免除
ありません。
合格情報
合格基準
筆記試験:60点以上(50問中30問正解)で合格
技能試験:欠陥なし(施工ミスがないこと)で合格
筆記・技能の両方に合格することが必要です。
免状の交付
試験に合格後、各都道府県の窓口で免状交付の申請を行います。必要書類を提出し、申請料(約5,000〜6,000円)を支払うと免状が発行されます。免状があれば、正式に電気工事が可能になります。
合格率の推移
学科試験
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年(令和5年) | 134,025 | 79,655 | 59.4% |
2022年(令和4年) | 145,088 | 81,179 | 56.0% |
2021年(令和3年) | 156,553 | 92,640 | 59.2% |
2020年(令和2年) | 104,883 | 65,114 | 62.1% |
2019年(令和元年) | 122,266 | 80,625 | 65.9% |
※2020年度上期の学科試験は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止されました。
実技試験
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年(令和5年) | 95,337 | 67,749 | 71.1% |
2022年(令和4年) | 97,659 | 70,888 | 72.6% |
2021年(令和3年) | 116,276 | 84,684 | 72.8% |
2020年(令和2年) | 72,997 | 52,868 | 72.4% |
2019年(令和元年) | 100,379 | 65,520 | 65.3% |