2級土木施工管理技士 過去問
解説あり

試験最新情報

令和7年度(2025年)後期 第一次検定日
2025年10月26日(日)

試験日まで、38

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2級土木施工管理技士について

2級土木施工管理技士とは

土木工事の現場では、安全に効率よく工事を進めるために、多くの技術者が活躍しています。

その中で、「2級土木施工管理技士」は、比較的小規模な工事の施工管理を担う重要な役割を持つ国家資格です。

2級土木施工管理技士の仕事内容

土木工事の現場では、道路・橋・トンネル・ダムなど、さまざまなインフラを造るために多くの人が働いています。その中で、「2級土木施工管理技士」は、現場をスムーズに進めるために、施工の計画・管理を行う重要な役割を担っています。

2級土木施工管理技士の役割

土木工事の現場では、施工管理技士がいなければ工事を適切に進めることができません。

2級土木施工管理技士は、比較的小規模な土木工事の主任技術者として、道路・橋・河川・上下水道などのインフラ工事の現場において、施工計画の作成から品質管理・安全管理まで幅広く関わり支える、重要な役割を担います。

2級土木施工管理技士になるためには

2級土木施工管理技士になるには、「第一次検定(学科試験)」と「第二次検定(実地試験)」の両方に合格する必要があります。

なお、第一次検定(学科試験)は 17歳以上であれば学歴・経験を問わず、誰でも受験可能ですが、第二次検定(実地試験)の 受験には一定の実務経験が必要です。

学歴必要な実務経験(第二次検定受験)
指定学科の大学卒業1年以上
指定学科の短大・高専卒2年以上
指定学科の高校卒3年以上
指定学科以外の大学卒1年6ヶ月以上
指定学科以外の短大・高専3年以上
指定学科以外の高校卒4年6ヶ月以上
学歴なし・中卒8年以上

※「指定学科」とは、「土木工学」「建築学」「環境工学」など、土木施工に関する学科を指します。

 

勉強方法

必要な勉強時間

経験者なら約1〜2ヶ月前から勉強を始め、概ね50~80時間の学習で合格が可能であると言えるでしょう。
未経験者は基礎から学ぶ必要があり、約3〜5か月前から勉強を始め、概ね150時間以上の勉強時間が必要となるでしょう。

 

効率的な学習方法

学科試験は独学でも十分合格可能です。実地試験は実務経験がないと独学での合格は難しくなります。

学科試験は「土木一般」「施工管理」「法規」など幅広い範囲から出題されるため、効率よく学習することが大切です。

法規の範囲は広いですが、毎年同じような問題が出題されます。
「建設業法」「労働安全衛生法」「環境関係法」など、頻出分野に絞って勉強しましょう!

構造力学や水理学の計算問題は、試験の中で一部しか出題されません。数学が苦手な人は、暗記問題を優先し、計算問題は基本レベルだけ押さえましょう!

2級土木施工管理技士の関連資格

1級土木施工管理技士

国土交通省が認定する国家資格。2級ではできない「監理技術者」になれ、大規模な公共工事や大型プロジェクトを担当できるようになります。受験するためには、2級合格後、実務経験が一定年数以上必要となります。

技術士

土木工事の計画・設計・コンサルティングに携われる資格です。

持っていると技術者からの信頼が得られる、最上位レベルの国家試験といえます。

測量士・測量士補

土木工事に必要な測量技術を証明する国家資格です。

測量士がいないとできない業務(測量計画・監督)があります。

試験日時

2級土木施工管理技術検定は、第一次検定(学科)は年に2回実施されます。第二次検定(実地)は年1回のみの実施となります

次回の試験日程は以下となります。

試験区分試験日
第一次検定(前期)2025年6月1日(日)
第一次検定(後期)2025年10月26日(日)
第二次検定(実地試験)2025年10月26日(日)

詳細な情報や最新の更新については、一般財団法人 全国建設研修センターの公式サイトをご確認ください。

https://www.jctc.jp/exam/doboku-2/

試験の概要

試験会場

試験会場は、各都道府県の主要都市に設けられることが多く、前期10地区/後期一次20地区/二次19地区で行われます。

具体的な会場名は受検票で通知されます。

受検票は試験日の約2週間前に発送され、そこに詳細な会場情報が記載されています。

試験科目

第一次検定(学科試験)

試験科目主な出題内容
土木一般構造力学、土質工学、水理学、測量学、環境工学
施工管理工程管理、安全管理、品質管理、出来形管理、施工計画
法規建設業法、労働安全衛生法、環境関連法規
共通工学(令和6年度から追加)材料・設備、構造・施工、土工・基礎工

第二次検定(実地試験)

試験科目主な出題内容
施工経験記述実際の工事経験をもとに、施工計画・課題解決・品質管理について記述
施工管理品質管理、安全管理、工程管理、施工技術に関する問題
法規建設業法、労働安全衛生法に関する記述問題

 

 

 

 

前期は「土木」のみ、後期は「土木・鋼構造物塗装・薬液注入」の3分野なのはなぜか

2級土木施工管理技士の試験で、前期は「土木」のみ、後期は「土木・鋼構造物塗装・薬液注入」の3分野が出題されるのは、

試験運営の効率と受験機会の確保のためです。

 

前期は受験者数が多い土木区分を早めに実施し、万一不合格でも同年度後期に再受験できるようにする目的があります。

後期は第一次と同日に第二次検定を行うため、受験者が比較的少ない鋼構造物塗装・薬液注入を土木とまとめ、3区分から1つを選択する方式にしています。試験内容の難易度が違うわけではなく、受験者数や会場手配を踏まえたスケジュール上の調整が区分数の違いの主な理由です。

 

<前期試験>

前期は第一次検定(学科)のみを土木区分で実施します。

まだ実務経験が浅い、または記述に自信がない場合
→ 前期試験(学科のみ)を受けて、学科合格を狙うのがおすすめです。


※ 前期で学科試験を合格した場合、「学科合格者」として次回以降に実地だけ受験できます(2年間有効)。

 

<後期試験>

後期は3区分:土木・鋼構造物塗装・薬液注入の第一次検定(学科)と、同日に第二次検定(実地試験)を実施します。

→ 実務経験が十分あり、学科と実地を一度で済ませたい方は後期で希望区分を選んで受験する方法がおすすめです。

 

※後期試験で学科だけ合格し、実地が不合格だった場合、学科合格は「1年間有効」です。

 

<後期試験分野土木・鋼構造物塗装・薬液注入の選び方>

それぞれの分野の試験内容と、ご自身の実務経験から選ぶことをおすすめします。

実務経験が少ない場合は、興味・関心のある分野を選んでも問題ありません。

合格すると選択した分野の主任技術者として施工管理を行うことができます。

 

【土木】

建設現場での一般的な土木工事に関する知識や施工管理能力が問われます。

経験豊富な方や、幅広い分野で活躍したい方に向いています。

試験内容は、土木一般、専門土木、法規、共通工学・施工管理、施工管理法(基礎的な能力)などです。

 

【鋼構造物塗装】

鋼構造物の塗装工事に関する専門知識や施工管理能力が問われます。

塗装工事の経験がある方や、専門分野を極めたい方に向いています。

試験内容は、塗装一般、塗装材料、塗装工事、安全衛生、品質管理などです。

 

【薬液注入】

地盤改良やトンネル工事などで用いられる薬液注入工法に関する知識や施工管理能力が問われます。

薬液注入工事の経験がある方や、専門分野を深く追求したい方に向いています。

試験内容は、薬液注入工法、地盤調査、薬液注入材料、品質管理などです。

 

 

受験手数料

第一次検定(学科試験:6,000円(非課税)

第二次検定(実地試験:6,000円(非課税)

第一次・第二次検定同時受検:12,000円(非課税)

なお、インターネット申込でコンビニ決済を選択した場合、別途手数料がかかります。クレジットカード決済の場合、手数料はかかりません。

合格発表

試験区分合格発表日
第一次検定(前期)2025年7月1日(火)
第一次検定(後期)2025年12月3日(水)
第二次検定2026年2月4日(水)

詳細や最新情報については、一般財団法人 全国建設研修センターの公式サイトをご確認ください。

https://www.jctc.jp/

出題方法

第一次検定(学科試験):

択一式(マークシート方式)で、問題数66問中から45問を選んで解答する形です。

試験時間は2時間30分です。

 

第二次検定(実地試験):

記述式(論述含む)で試験時間は2時間です。

受験申請

第一次検定のみ受検:インターネット申込が可能です。

第一次検定・第二次検定(旧受検資格)または第二次検定のみ(旧受検資格)を受検:書面での申込が必要です。申込用紙を購入し、簡易書留郵便で提出してください。

第二次検定のみ(新受検資格)を受検:インターネット申込が可能です。

申込用紙は有料で、各1部1,000円(税込)です。初めて受検申込をする方は、申込用紙を購入し、必要書類を添付の上、簡易書留郵便で提出してください。

詳細は、一般財団法人 全国建設研修センターの公式サイトで確認してください。

https://www.jctc.jp/

受験票の発送

2級土木施工管理技術検定の受検票は、試験日の約2週間前に発送されます。

受検票には、試験会場や試験時間、受検番号などの重要な情報が記載されていますので、到着後は必ず内容を確認し、大切に保管してください。

免除制度

過去の学科試験合格者は免除制度の適用があります。

対象者:平成28年度から令和2年度の2級土木施工管理技術検定「学科試験のみ」に合格し、所定の実務経験を満たした方。

免除期間:合格年度の初日から起算して12年以内に連続する2回の第二次検定を受検可能。

注意点:平成27年度以前の学科試験合格者は、免除期間が終了しているため、再度第一次検定から受検する必要があります。

 

また、技術士資格保有者も免除制度の適用があります。

対象者:技術士法による第2次試験で、以下の技術部門に合格した方。

・建設部門

・上下水道部門

・農業部門(選択科目が「農業農村工学」の場合)

・森林部門(選択科目が「森林土木」の場合)

・水産部門(選択科目が「水産土木」の場合)

・総合技術監理部門(選択科目が上記部門に関連する場合)

条件:上記の技術部門に合格し、2級土木施工管理技術検定の第二次検定の受検資格を有する方。

合格情報

合格基準

第一次検定(学科試験)、第二次検定(実地試験)ともに、60%以上の正答率が必要となります。

 

免状の交付

2級土木施工管理技術検定に合格すると、国土交通大臣から「技術検定合格証明書」が交付され「2級土木施工管理技士」の称号が与えられます。この合格証明書は、建設業法に基づく重要な資格証明となります。

合格証明書の交付手続きは以下の通りです。

新規交付申請:合格通知を受け取った後、指定された手続きに従って申請を行います。申請方法や必要書類は、合格通知書に詳細が記載されていますので、必ず確認してください。

再交付・書換申請:合格証明書を紛失した場合や、氏名変更があった場合は、再交付や書換の申請が必要です。申請書の受理から証明書の発行まで、約1ヶ月から1ヶ月半を要します。

詳細や最新情報については、一般財団法人 全国建設研修センターの公式サイトをご確認ください。

https://www.jctc.jp/

合格率の推移

第一次検定(学科試験)

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度27,764人14,477人52.1%
令和4年度27,461人17,565人64.0%
令和3年度18,612人13,697人73.6%
令和2年度19,968人14,488人72.6%
令和元年度18,825人12,625人67.1%

第二次検定(実地試験)

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度26,178人16,464人62.9%
令和4年度32,351人12,246人37.9%
令和3年度32,847人11,713人35.7%
令和2年度30,437人12,852人42.2%
令和元年度31,728人12,611人39.7%