二級ボイラー技士は、労働安全衛生法に基づく国家資格で、ボイラーの運転や整備に必要です。受験資格に学歴や実務経験の要件はなく、試験ではボイラー構造や燃焼理論、法令などが問われます。
資格取得後は、工場やビルなどさまざまな現場でボイラーの運転管理に従事できます。
二級ボイラー技士 過去問
解説あり
二級ボイラー技士試験の過去問と解説を令和6年10月公表〜平成27年4月公表まで無料で公開しています。全問正解するまで過去問を解き続けることで、過去問題が脳に定着し、合格が近いものとなります。二級ボイラー技士試験の合格に向け、過去問ドットコムをぜひお役立てください!
スマートフォンの場合は、「ホーム画面に追加」をすることでアプリとしても利用ができます。
過去問ドットコムは、企業に広告を出してもらうことで運営しているので、完全に無料で使用することができます。
また、過去問ドットコムはリンクフリーです。 YouTubeやブログ、SNS等で、過去問ドットコムのページを使って試験問題の解説等をしていただくことも問題ございません。 その際、出典元として過去問ドットコムのURLの記載をお願いします。


続きから出題する
前回の続きから問題を出題することができます。
-
まだ、解答履歴がありません。
- 新しく出題する
二級ボイラー技士について
二級ボイラー技士とは
仕事内容
二級ボイラー技士は、主に産業施設やビル設備などに設置されたボイラーの運転・点検・メンテナンスを行う仕事です。
具体的には、水位や圧力の管理、燃焼状態の調整、燃料の補給などを適切に実施し、安全かつ効率的なボイラー運転を維持します。
また、異常や故障の早期発見・対応、法令に基づく定期的な検査や報告も重要な業務となります。
役割
二級ボイラー技士は、工場やビルなどに設置されたボイラーを安全かつ効率的に運転・管理する責任を担います。
具体的には、水位や圧力の監視、燃焼状態の調整、点検・メンテナンス、異常時の対応などを行い、事故防止と安定稼働に寄与します。
また、法令に基づき、定期的な検査や報告などの業務を通じて、現場の安全と環境保護に大きく貢献する役割があります。
二級ボイラー技士になるためには
二級ボイラー技士になるためには、国家試験である二級ボイラー技士試験に合格する必要があります。
この試験には、受験資格として学歴や実務経験は問われず、ボイラー構造・燃焼理論・法令などが出題範囲です。
試験に合格後、免許を申請することで二級ボイラー技士として活動できるようになります。
勉強方法
必要な勉強時間
国家資格の中では比較的取りやすい部類とされていますが、ボイラーの構造や燃焼理論、関連法令など専門的な知識が問われるため油断は禁物です。合格率は概ね60~70%前後で推移しており、独学でも十分可能ですが、理解不足による取りこぼしを防ぐためには体系的な学習が必要です。
学習時間の目安は個人差があるものの、ゼロから学ぶ場合は40~80時間程度を見込んで、テキストや問題集を用いた繰り返し学習を行うとよいでしょう。
効率的な学習方法
以下を繰り返すことで、短期間でも合格に必要な知識が身に付きやすくなります。
計画的かつ集中的に取り組むと効率的です。
①公式テキストと問題集の活用
日本ボイラ協会などが発行する公式テキストで基本理論や法令を一通り学習し、その後に問題集を解くことで理解度を確認します。過去問や頻出問題を中心に繰り返し演習することで、出題パターンを把握しやすくなります。
②重要ポイントの整理・暗記
ボイラーの構造や燃焼理論、関連法令は範囲が広いため、過去問などから“よく問われるテーマ”を中心にまとめノートを作り、繰り返し暗記すると効率的です。特に法令・規則の数値や用語はしっかり押さえましょう。
③隙間時間の有効活用
通勤・通学時間や休憩中などの短時間に、暗記カードやスマートフォンの学習アプリを使って重点的に覚える内容を確認し、理解を定着させます。短時間でも頻度を増やすことで、効率よく学習を進められます。
④模擬試験形式の学習
制限時間を設定し、本番と同じ形式で問題を解く「模擬試験」を行うと、時間配分の感覚が身につき、弱点分野も明確になります。間違えた問題は原因を分析し、テキストやノートに戻って再確認しましょう。
関連資格
関連資格
一級ボイラー技士・特級ボイラー技士
二級からステップアップして取得できる上位資格です。より大規模・高圧なボイラーを取り扱えるようになります。
ボイラー整備士
ボイラーの点検・整備作業に特化した資格で、専門的なメンテナンスの知識が習得できます。
危険物取扱者(甲種・乙種・丙種)
ボイラーで使用する燃料(重油など)の取扱いに関する知識が活かせます。工場などでボイラーを運転する際、危険物の取扱いも要求されるケースが多いため、あわせて取得すると業務範囲が広がります。
試験の概要
試験会場、都道府県
二級ボイラー技士試験は、日本ボイラ協会が主催し、全国各地の主要都市を中心に会場が設置されます。
具体的な会場や日程は、試験申請時の案内書類や日本ボイラ協会の公式サイトで公表されるため、受験を検討している地域の情報を必ず確認してください。
北海道から九州まで幅広い地域で実施されていますが、地域によって開催回数や場所が異なる場合があるため、事前に十分な確認が必要です。
試験日時
二級ボイラー技士試験は、日本ボイラ協会が年に複数回(地域によって頻度は異なる)実施しています。
具体的な試験日程は受験地ごとに異なり、申請期間や試験日時の詳細は日本ボイラ協会の公式サイトや各支部の案内で公表されます。
試験科目
ボイラーの構造に関する知識
ボイラーの種類や各部位の役割、材料、構造上の特徴などが問われます。
燃料および燃焼に関する知識
燃焼理論、燃料の特性、燃焼に伴う熱量計算などが取り上げられます。
ボイラーの取り扱いに関する知識
運転操作の手順、水位・圧力管理、ボイラー水処理、点検・整備など、実際の運転管理の方法が問われます。
法令に関する知識
労働安全衛生法やボイラー及び圧力容器安全規則など、ボイラー運転に関わる主要な法令や規則が中心です。
受験手数料
二級ボイラー技士試験の受験手数料は、例年6,800円程度(2023年度実績)です。
ただし年度によって変更される可能性があるため、最新情報は日本ボイラ協会の公式サイトや受験案内を確認するようにしましょう。
合格発表
二級ボイラー技士試験の合格発表は、試験実施後およそ1か月前後で日本ボイラ協会から発表されます。具体的な結果は、協会の公式サイトや受験者あてに郵送される合格通知書などで確認できます。
受験資格
二級ボイラー技士試験は、学歴や実務経験などの要件が特に設けられていないため、原則として誰でも受験が可能です。
出題方法
マークシートによる四肢択一形式が中心です。
受験申請
1.受験案内の入手
日本ボイラ協会の公式サイトや各支部窓口から、受験案内や申請書類を入手します。地域によっては、郵送請求が可能な場合やオンラインでダウンロードできる場合もあります。
2.申請書類の記入・提出
受験案内に記載されている所定の申請書に必要事項を記入し、提出期限までに協会や指定の窓口に提出します。最近では、オンライン申請に対応している地域や試験もありますが、郵送または持参が基本となるケースが多いです。
3.受験手数料の支払い
申請時に受験手数料(例年6,800円程度)を指定の方法で納付します。銀行振込や郵便振替など、協会が指定する方法で期日内に支払いを済ませましょう。
4.受験票の受領
申請書類と受験手数料の確認が完了すると、後日「受験票」が郵送などで交付されます。試験当日は必ず受験票を持参し、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)とともに提示してください。
試験日程や提出締切などは地域や年度によって異なるため、必ず最新の情報を公式サイトや支部案内で確認したうえで、余裕をもって手続きを進めるようにしてください。
受験申請受付期間
二級ボイラー技士試験の受験申請受付期間は、試験日や地域によって異なります。
一般的には、試験のおおよそ2〜3か月前から申請受付が始まり、1か月程度の受付期間が設定されるケースが多いです。
ただし、開催回数や日程は地域や年度によって異なるため、必ず日本ボイラ協会の公式サイトや各支部の「試験実施要項・受験案内」で最新の受付期間を確認するようにしましょう。
受験票の発送
試験日の数週間前(概ね2〜3週間前)を目安に発送されることが多いです。
免除制度
ありません。
合格情報
合格基準
一般的に総得点のおおむね60%以上とされています。
ただし、問題数や配点は年度・地域により多少異なり、各科目で極端に得点が低い場合は不合格となる可能性があるため、全科目をバランスよく学習することが大切です。
免状の交付
二級ボイラー技士試験に合格すると、日本ボイラ協会などから合格通知が届きます。
その後、所定の申請書に合格通知書や顔写真、手数料(おおよそ3,000円程度)などを添えて都道府県労働局(または所定の窓口)へ提出し、免状交付の手続きを行います。
交付申請が受理されると、後日「二級ボイラー技士免状」が発行され、正式に二級ボイラー技士としての活動が可能になります。
合格率
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年(令和5年) | 22,178人 | 12,137人 | 54.7% |
2022年(令和4年) | 23,978人 | 12,227人 | 51.0% |
2021年(令和3年) | 24,260人 | 12,953人 | 53.4% |
2020年(令和2年) | 16,098人 | 9,400人 | 58.4% |
2019年(令和元年) | 25,192人 | 12,803人 | 50.8% |