一級建築士とは、建築物の設計や工事監理等に関する国家資格です。
一級建築士 過去問
解説あり
試験最新情報
令和7年度(2025年) 学科試験日(予想)
2025年7月27日(日)
試験日まで、159日
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一級建築士について
一級建築士とは
一級建築士の仕事内容
一級建築士は、設計業務と工事監理業務を行う仕事です。
設計業務には、建築物の安全性を確保する構造設計、室内環境の設備を設計する設備設計、実用性とデザイン性を考慮し設計する意匠設計の3つがあります。
また工事の進行を確認し設計図通りに建築できるよう管理をするのが工事監理業務です。
一級建築士の役割
一級建築士の役割は、個人宅や大規模マンションなどすべての建築物の設計や工事監理を行うことです。建物の用途や延べ面積、階数など、扱う建物の制約はありません。
一級建築士になるためには
以下の手順を踏むことで、一級建築士になることができます。
① 大学・専門学校で指定科目を修了する
② 一級建築士試験に合格する
③ 実務経験を積む
④ 登録申請を行う
⑤ 一級建築士の免許交付
社会人の場合は、まず以下のいずれかの方法で受験資格を得る必要があります。
その後試験に合格することで一級建築士になることができます。
① 建築系の学校に通い、必要な単位を取得する
修業期間は短期大学で2・3年間、大学や高等専門学校の場合は4年間です。
卒業後、実務経験不要で一級建築士試験を受験することができます。
② 設計事務所で実務経験を積み、2級建築士の受験資格を得て試験に合格する
学費がかからないことや、即戦力としての活躍が期待できる利点がありますが、2級建築士の受験資格を得るには7年以上の実務経験が必要となります。
勉強方法
必要な勉強時間
一級建築士試験は合格率15%~20%台の国家資格で、難易度は高いと言えます。勉強に必要な時間は1,000~1,500時間程度と言われています。
効率的な学習方法
まずはテキストを参考に5科目を一通り学習し、その後復習を行います。
そして過去問サイトで過去問を繰り返し解き、問題の傾向を把握し理解を深めます。
一級建築士の試験は範囲が広いため、自分が得意な分野の復習から行ったり、配点の高い「学科III(法規)」や「学科IV(構造)」から学習することもおすすめです。
移動時間や休憩時間など1日10分でも継続して学習をすると知識が定着しやすいです。
建築業界の関連資格
建築業界の関連資格
建築業界には、2級建築士、木造建築士、建築設備士などさまざまな資格があります。
これらの資格を取得することで昇給や昇進が期待できます。また業務の幅が広がるためキャリアを拡大することにも繋がります。
試験の概要
試験会場、都道府県
全国47都道府県
試験日時
学科試験は例年7月に実施されています。
令和6年度:令和6年7月28日(日)
試験時間は以下の通りです。
科目 | 試験時間 |
---|---|
学科Ⅰ(計画)、学科Ⅱ(環境・設備) | 9:45~11:45(2時間) |
学科Ⅲ(法規) | 12:55~14:40(1時間45分) |
学科Ⅳ(構造)、学科Ⅴ(施工) | 15:10~17:55(2時間45分) |
試験科目
学科試験の試験科目は以下の通りです。
科目 | 問題数 |
---|---|
計画 | 20問 |
環境・設備 | 20問 |
法規 | 30問 |
構造 | 30問 |
施工 | 25問 |
受験手数料
17,000円(消費税は非課税)
合格発表
「学科試験」の合否は、公益財団法人 建築技術教育普及センター(以下、センター)の公式サイトにて、受験番号の一覧が掲載されます。
受験者は自分の受験番号を照会して合否を確認します。また、センターから受験者あてに合否通知書が郵送されます。
学科試験(7月中旬〜下旬ごろ実施)の合否発表は、例年9月上旬〜中旬ごろです。
正式には毎年、公益財団法人 建築技術教育普及センターが公開する「試験実施要領」や「試験スケジュール」で確認できます。
受験資格
一級建築士試験の受験資格は大きく「学歴+実務経験」「二級・木造建築士免許+実務経験」「長期実務経験のみ」など、複数ルートが存在します。
各ルートで必要な実務経験年数や証明方法が異なるため、必ず公式機関の最新情報を確認してください。
公益財団法人 建築技術教育普及センター(JAEIC)公式サイト
⇛受験資格の詳細(学歴・実務経験要件)や証明書式等が公表されています。
出題方法
学科試験は、四肢・五肢択一形式が中心です。
受験申請
年度によって申込方法が変わる場合がありますが、代表的な方法は以下の2つです。
①インターネット申込
公式サイト上の専用フォームに必要事項を入力し、写真データや証明書類をアップロードし、オンライン決済を行うケースが増えています。書類(学歴証明・実務証明など)を郵送で追加提出する必要がある場合もあるため、ガイドの指示に従いましょう。
②郵送申込
受験願書(申込書)と証明書類を紙で提出します。
郵送用封筒や宛先などは、その年度の「受験申込手引き」に従って準備します。
期限を過ぎないよう、消印有効日(または必着日)に注意が必要です。
年度ごとに公表される「一級建築士試験 受験申込手引き」や「試験要項」を入手し、最新情報をしっかりと確認しましょう。
受験申請受付期間
おおむね下記の時期に行われることが多いですが、年度により1〜2週間ほど前後します。
申込開始:4月上旬〜中旬ごろ
申込締切:5月上旬ごろ
受験票の受取り
申込み完了後、受験票が送付またはダウンロードできる時期が案内されます。
例年、試験日の2〜3週間前には受験票が手元に届く(郵送の場合)か、インターネットからダウンロード可能になります。
受験票が届かない場合は、速やかにセンターへ問い合わせましょう。
免除制度
二級建築士や木造建築士、建築設備士、施工管理技士など他の資格を有していても、一級建築士試験の特定科目(計画・法規など)が免除になる制度はありません。
合格情報
合格基準
学科試験の場合、毎年設定される総合得点の基準を上回り、かつ科目別最低得点(足切り)をクリアすることが条件です。
目安として
・全体の約60%前後の得点と、
・科目ごとの足切りラインの両方を満たす必要があります。
たとえ総得点が合格基準を上回っていても、特定科目でこの最低点を下回った場合は不合格となってしまいます。
免状の交付
試験に合格後「建築士免許の登録申請」を行い、国土交通大臣より一級建築士の免状が交付されます。
免許の登録申請には、試験合格証明書などの書類や手数料の納付が必要となります。
合格率の推移
【学科試験】
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2024年(令和6年) | 28,067 | 6,531 | 23.3% |
2023年(令和5年) | 28,118 | 4,562 | 16.2% |
2022年(令和4年) | 30,007 | 6,289 | 21.0% |
2021年(令和3年) | 31,696 | 4,832 | 15.2% |
2020年(令和2年) | 30,409 | 6,295 | 20.7% |