介護福祉士とは、高齢者や障がいを持つ人の 生活をサポートする専門職 であり、介護の国家資格 です。
介護福祉士 過去問
解説あり
試験最新情報
第38回(2026年) 試験日(予想)
2026年1月25日(日)
試験日まで、287日
介護福祉士試験の過去問と解説を第36回(令和5年度)〜第21回(平成20年度)まで無料で公開しています。全問正解するまで過去問を解き続けることで、過去問題が脳に定着し、合格が近いものとなります。介護福祉士試験の合格に向け、過去問ドットコムをぜひお役立てください!
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介護福祉士について
介護福祉士とは
介護福祉士の仕事内容
介護福祉士の仕事は単に「お世話をする」だけではありません。
・ 食事・排泄・入浴などの身体介護
・ 認知症の方のケアや精神的サポート
・ 介護計画の立案やアドバイス
・ 家族や他の介護職員への指導・相談対応
現場での 実践的な介護技術 だけでなく、利用者さんが その人らしく生活できるよう支援します。
介護福祉士の役割
介護福祉士は、高齢者や障がいを持つ方が自立した生活を送れるよう支援する 専門職です。
単なる「お世話係」ではなく、利用者さんの生活の質(QOL)を向上させる ことが大きな役割です。
介護福祉士になるには
介護福祉士になるには、国家試験に合格すること が必要です。
介護福祉士の受験資格を得る方法は、主に 3つのルート があります。
① 実務経験ルート(働きながら目指す)
・ 介護現場で3年以上(1,095日以上)働く
・ 実務者研修(450時間)を修了する
・ 国家試験を受ける
② 養成施設ルート(学校で学んで取得)
・ 介護福祉士養成校(2年以上)を卒業する
・ 国家試験を受ける or 試験なしで資格取得(※2026年度から試験必須)
③ 福祉系高校ルート(高校からストレートで取得)
・ 特定の福祉系高校で3年間学ぶ
・ 卒業後に国家試験を受ける
勉強方法
必要な勉強時間
介護福祉士の試験は合格率60~70%程度なので、しっかり対策すれば合格可能です。
初学者(ゼロから学ぶ場合)で合計150~200時間(3~6ヶ月)、ある程度知識がある人(介護経験者)で合計100~150時間(2~4ヶ月)、短期集中型の方で合計50~100時間(1~2ヶ月)程度必要と言われています。
効率的な学習方法
介護福祉士試験は毎年似たような問題が出るので、「テキストを全部読む」より 過去問を解きながら学ぶ のが効率的です。
可能であれば過去問を5年分程度解き、間違えた問題を徹底的に復習することが有効です。
介護福祉士の関連資格
介護職員初任者研修(旧:ヘルパー2級)
介護の基礎知識を学ぶ資格(約130時間の研修)
・ 初心者向けの研修で、介護福祉士を目指す第一歩
・ 訪問介護(ホームヘルパー) として働け、基本的な介護業務(食事・入浴・排泄の介助など)ができる
実務者研修
介護福祉士を受験するために必要(450時間の研修)
・ たん吸引・経管栄養など「医療的ケア」の知識も学べる
・ 実技試験が免除される
介護支援専門員(ケアマネジャー)
ケアプランを作成し、介護サービスを調整する専門職
・ 介護福祉士として5年以上の経験+試験合格が必要
・ 介護現場より「計画・相談業務」にシフトできる
介護福祉経営士
介護施設の運営・管理を学ぶ資格
・ 施設長・管理職を目指すなら有利
・ 介護×ビジネススキルを学びたい人におすすめ
福祉用具専門相談員
車いす・ベッド・歩行器などの選び方をアドバイスする仕事
・ 介護施設・福祉用具の販売会社で活躍できる
・ 5日間の講習で取得可能
認定介護福祉士
介護福祉士の上級資格
・ リーダーとして介護職員を指導する立場になれる
・ 介護福祉士資格を所持し実務経験5年以上、認定介護福祉士養成研修にて600時間の講義受講が必要
認知症介護実践者研修 / 認知症ケア専門士
認知症のケアに特化した資格
・ 介護施設で「認知症専門職」として活躍できる
・ 特養・グループホームで特に求められるスキル
介護予防運動指導員
「転倒予防」「運動プログラム」などを学ぶ健康づくり支援のための資格
・ デイサービスやリハビリ施設で役立つ
・ フィットネスやリハビリ系の仕事と相性がよく、運動指導ができると、より幅広い介護サービスが提供できる
試験の概要
試験会場
試験地は、35の都道府県に設けられ、受験申込時に希望する試験地を選択します。
最新の試験情報や詳細は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターの公式ウェブサイトで確認することができます。
試験日時
介護福祉士国家試験は、例年1月下旬の日曜日に実施されます。
第37回は、2025年1月26日(日)実施されました。第38回は、2026年1月下旬の予定です。
出題基準
介護福祉士国家試験の出題基準は、介護福祉士として必要な知識と技術を評価するために策定されています。
試験は主に以下の3つの領域から構成されています。
① 人間と社会
人間の尊厳と自立
介護の基本
コミュニケーション技術
生活支援技術
介護過程
発達と老化の理解
障害の理解
こころとからだのしくみ
医療的ケア
② 介護
介護の基本的な考え方
介護における倫理
介護に関する制度とサービス
介護におけるチームマネジメント
③ こころとからだのしくみ
人体の構造と機能
疾病の成り立ち
心身の発達と老化
心理学的・社会学的側面
受験手数料
18,380円
合格発表
介護福祉士国家試験の合格発表は、毎年3月下旬に行われます。第37回については、令和7年3月24日(月曜日)14時の予定です。
・ 公式ウェブサイトでの確認: 合格発表当日の午後2時より、試験センターのホームページにて、合格者の受験番号が掲載されます。
・ 郵送による通知: 合格発表日には、全受験者に結果通知が発送されます。
出題方式
1. 筆記試験の出題形式
試験時間:210分(午前+午後)
問題数:125問(五肢択一方式)
出題形式:すべて マークシート方式
2. 実技試験の出題形式(※実務者研修を修了している場合は免除)
試験時間:5分程度
課題:試験当日に1つの課題が出される
内容:受験者が介護技術を実演し、試験官が評価する
受験申込方法
受験申込方法は、郵送での申込とインターネットでの申込の2つがあります。
詳細は、社会福祉振興・試験センターの公式サイトで確認しましょう。
受験申請受付期間
受験票の交付
例年、試験日の約1ヶ月前(12月下旬〜1月上旬頃)に郵送されます。
免除制度
介護福祉士国家試験には、筆記試験+実技試験 がありますが、ほとんどの受験者は実技試験が免除されます。
以下のいずれかを満たせば 実技試験が免除 され、筆記試験のみで受験できます。
・ 「実務者研修」を修了している(最も一般的)
・ 介護福祉士養成施設(専門学校・大学)を卒業した
・ 福祉系高校を卒業し、必要なカリキュラムを履修した
・ 特定の国家資格を取得している(例:看護師)
合格情報
合格基準
① 筆記試験の合格基準
総得点 60%前後(毎年変動)
科目群ごとの最低基準点あり(1科目でも極端に低いと不合格)
② 実技試験の合格基準(該当者のみ)
評価基準(コミュニケーション・安全確保・技術の適切さ・自立支援)を満たせば合格
免状の交付
合格者には、合格発表後に「登録の手引き」が送付 されます。
申請書を記入し、登録手数料の払込証明書、本人確認書類等を公益財団法人 社会福祉振興・試験センターに郵送、申請後約1~2ヶ月 で「介護福祉士登録証(免状)」が交付されます。
合格率
介護福祉士国家試験の合格率は、年度によって変動しています。近年では70%以上となっています。
試験回次 | 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
第27回 | 2015 | 153,808 | 93,760 | 61.0% |
第28回 | 2016 | 152,573 | 88,300 | 57.9% |
第29回 | 2017 | 76,323 | 55,031 | 72.1% |
第30回 | 2018 | 92,654 | 65,574 | 70.8% |
第31回 | 2019 | 94,610 | 69,736 | 73.7% |
第32回 | 2020 | 84,032 | 58,745 | 69.9% |
第33回 | 2021 | 84,483 | 59,975 | 71.0% |
第34回 | 2022 | 83,082 | 60,099 | 72.3% |
第35回 | 2023 | 79,151 | 66,711 | 84.3% |
第36回 | 2024 | 74,595 | 61,747 | 82.8% |