大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
解説あり

試験最新情報

2025年度大学入学共通テスト 試験日
2026年1月17日(土) ~ 1月18日(日)

試験日まで、264

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大学入学共通テスト(地理歴史)について

大学入学共通テストとは

大学入学共通テストは、文部科学省の方針に基づいて、独立行政法人大学入試センターが実施している全国統一の試験です。

センター試験の後継として、2021年(令和3年度入試)からスタートしました。

この試験を受けるのは義務ではなく、あくまで、各大学(特に国公立)が入試の選抜に利用するという形です。

 

センター試験よりも

・思考力・判断力・表現力を重視

・知識の丸暗記では解けない問題構成

・資料や会話文、図表などを使った出題形式

にシフトしています。

センター試験が「知識量を問う」試験だったとすれば、大学入学共通テストは「知識を使って考える試験」になったといえます。

大学入学共通テスト(地理歴史)の再編成

大学入学共通テスト(地理歴史)は、令和7年度から大きく変わります

 

これまでの地理歴史科目といえば、「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」などでした。

これが令和7年度からは、以下の3科目に再編成されます。

 

1. 地理総合・地理探究

2. 歴史総合・日本史探究

3. 歴史総合・世界史探究

これらの科目は、高校での新しい学習指導要領に基づいて編成されています。

 

さらに、新しい試みとして、地理歴史と公民を組み合わせた「地理総合・歴史総合・公共」が新設されます。

この科目では、「地理総合」「歴史総合」「公共」の3つの分野から必ず2つを選んで解答します。

令和7年度の共通テストでは、旧課程履修者に対する経過措置が設けられていますので、事前にしっかり確認しておきましょう。

勉強方法

大学入学共通テスト(地理歴史)の出題傾向

 

<地理総合・地理探究>

資料を用いた問題が多く出題され、教科書の知識を前提に、資料を読み解き回答を導く思考力・応用力が求められます。

扱われるテーマは、

・自然環境と自然災害

・産業分野

・村落・都市と人口

・地誌

・地域調査

などです。

資料の読解と問題文の分量増加により、速読力や読解力も試される試験となっています。

 

<歴史総合・日本史探究>

新たに導入された歴史総合からの出題が含まれ、近・現代史が重視されています。

具体的には、複数の歴史事象の共通点や相違点に着目しながら、大問全体の主題について考察する力が求められます。

多様な史資料を読解し、歴史学の手法に関する理解も必要とされます。

 

 

<歴史総合・世界史探究>

歴史総合からの出題が含まれ、世界史を絡めた小問が多く見られます。

大量の史資料を読解させるという従来の共通テストの傾向が踏襲されており、歴史学の手法に関する問題も増加しています。

求められる知識水準は基本的なものが多いものの、歴史総合の導入により日本史の要素が増加している点が特徴です。

 

 

<地理総合・歴史総合・公共>

3分野から2つを選択して解答する形式です。

試作問題では、地域調査や日本の国土像に関する問題が出題され、旧課程の地理Bを踏襲した内容となっています。

正確な知識と考察力が求められる問題が増加しており、難易度が上がっている印象です。

効率的な学習方法

令和7年度から、高校での「新学習指導要領」に完全に沿った形での試験になります。

 

<対策のコツ>

① 教科書 → 資料集 → 過去問の順で

・まずは教科書で基本用語時代の流れをおさえる

・次に資料集や図録で写真やグラフ地図などを確認

・最後に過去問・試作問題で形式に慣れる

最近の共通テストは、“何を覚えてるか”より“どう読み取るか”が大事です。

 

② 会話文や複数資料の読み解きに慣れる

「生徒AとBが話してる」ような会話形式問題がどんどん出てきています。

・一人の意見に偏らず比較しながら読む

・「問い」の意図をつかむ 

 

③ 用語の丸暗記ではなく「因果関係」で理解する

特に歴史では、

「なぜその出来事が起きたか?」

「その影響で何が変わったか?」

といった流れの中での理解がとても大事です。

 

④ 模試・予想問題で「解答スピード」を磨く

問題文も資料も長くなったので、「読む体力」+「選ぶスピード」が問われます。

・模試や予想問題を時間を計って解く

・ミスの原因を分析する

・解答の根拠を説明できるようにする

試験の概要

試験会場

試験会場は、全国各地の大学や教育機関が会場として指定されます。
受験者が住んでいる地域にできるだけ近い会場が割り当てられるようになっています。

ただし、「希望する会場を選ぶ」ことはできません。

試験日時

例年の基本スケジュールは以下の通りです。

 

・本試験(第1日程)

実施日:1月の第3土曜・日曜

時間帯(目安):午前9時頃〜午後5時頃

科目によって開始・終了時間が異なります(最大2日間)

日程対象教科
第1日目(土曜日)地理歴史・公民/国語/外国語(英語など)
第2日目(日曜日)理科/数学

変更されることもありますので、必ず公式サイトを確認するようにしましょう。

 

・追試験(第2日程)

実施日:本試験の1週間後の土日(第4土曜・日曜)

体調不良や災害等、やむを得ない事情がある場合に申請して受験可能です。

試験科目(地理歴史・公民)

「地理歴史・公民」の新課程における試験科目は以下の表の通りです。

これらの中から、最大2科目を選択します。

 

系統新課程(令和7年度~)旧課程(~令和6年度)
地理地理総合・地理探究地理A/地理B
日本史歴史総合・日本史探究日本史A/日本史B
世界史歴史総合・世界史探究世界史A/世界史B
公民公共・倫理/公共・政治・経済現代社会/倫理/政治・経済
複合型地理総合・歴史総合・公共(3分野から2つ選択)該当なし(新設)

 

<組み合わせのルール>

・選択は 最大2科目まで(大学によって1科目でOKのところもある)

・「系統が同じ科目」は選択できない

組み合わせ選択可能?理由
地理総合・地理探究 + 歴史総合・日本史探究系統が違う(OK)
歴史総合・日本史探究 + 歴史総合・世界史探究同じ「歴史系」で不可
公共・倫理 + 公共・政治・経済同じ「公共系」で不可

「地理総合・歴史総合・公共」は単独でもOKです。

この新設科目では、3つのうち2つの分野を選んで回答します。

 

科目選択は、大学ごとの指定科目に注意しましょう。

国公立大学:地理歴史・公民から2科目指定が多い

私立文系:1科目でOKなケースが多い

理系:そもそも不要な大学もある(※医学部除く)

つまり、志望大学の「入試要項」で必ず確認が必要です。

受験手数料

大学入学共通テストの受験手数料は、以下の金額を出願時に納入します。

 

3教科以上受験:18,000円

2教科以下受験:12,000円

受験資格

受験資格は以下の通りです。

 

①高等学校を卒業した人(=卒業見込み含む)

・高校3年生(その年度に卒業見込み)

・すでに高校を卒業している人(既卒生)

 

②文部科学大臣の定める「高校卒業と同等の学力」がある人

・高等学校卒業程度認定試験(高卒認定・旧大検)に合格した人

・海外の高校を卒業した人

・特別支援学校の高等部を卒業した人

出題方式

全科目マークシート方式

受験申請

令和8年度からオンラインでの出願が予定されています。

令和7年度までは以下の通りです。

 

①受験案内の冊子を入手

配布開始:9月上旬

・高校在学中の方は、学校を通じて受け取るのが基本

・既卒生は、大学入試センターのWebサイトから請求も可能

 

②検定料を支払う

支払い後、「払込証明書」を志願票に貼付

 

③出願書類を記入・封入する

・志願票(個人情報・受験科目など記入)

・写真票(証明写真貼付)

・検定料払込証明書を貼った用紙

 

④出願方法

・高校在学中の方は、学校が取りまとめて一括提出(多くは校内締切あり)

・一括提出以外の場合は、付属封筒を使用して簡易書留で郵送

 

成績通知を希望する場合は、志願票の「成績通知希望欄」に記入が必要です。

受験申請期間

9月下旬から10月上旬です。

令和8年度からは、オンラインによる出願となる予定です。

詳細は公式サイトをご確認ください。

受験票

出願後、10月下旬ころに確認ハガキが届きます。

ここで、内容に間違いがないか確認しましょう。

 

受験票写真票12月上旬から中旬頃に発送 されます。
※高校在学中の方は、学校を通じて配布されるのが一般的です。

実施結果

平均点の推移

年度/科目地理B日本史B世界史B地理総合・地理探究歴史総合・日本史探究歴史総合・世界史探究
201961.88点62.13点62.43点
202069.68点66.32点68.38点
202160.06点64.26点60.06点
202258.22点52.81点57.94点
202357.48点56.27点59.75点
202465.74点56.27点60.28点   
202557.48点56.99点66.12点

上記に記載のない科目については、受験者数が少なく、データとして不十分であるため除いています。