<地理総合・地理探究>
資料を用いた問題が多く出題され、教科書の知識を前提に、資料を読み解き回答を導く思考力・応用力が求められます。
扱われるテーマは、
・自然環境と自然災害
・産業分野
・村落・都市と人口
・地誌
・地域調査
などです。
資料の読解と問題文の分量増加により、速読力や読解力も試される試験となっています。
<歴史総合・日本史探究>
新たに導入された歴史総合からの出題が含まれ、近・現代史が重視されています。
具体的には、複数の歴史事象の共通点や相違点に着目しながら、大問全体の主題について考察する力が求められます。
多様な史資料を読解し、歴史学の手法に関する理解も必要とされます。
<歴史総合・世界史探究>
歴史総合からの出題が含まれ、世界史を絡めた小問が多く見られます。
大量の史資料を読解させるという従来の共通テストの傾向が踏襲されており、歴史学の手法に関する問題も増加しています。
求められる知識水準は基本的なものが多いものの、歴史総合の導入により日本史の要素が増加している点が特徴です。
<地理総合・歴史総合・公共>
3分野から2つを選択して解答する形式です。
試作問題では、地域調査や日本の国土像に関する問題が出題され、旧課程の地理Bを踏襲した内容となっています。
正確な知識と考察力が求められる問題が増加しており、難易度が上がっている印象です。