第一種衛生管理者は、労働者の健康を守るために職場の衛生管理を担当する国家資格です。製造業、建設業などのすべての業種で必要とされ、50人以上の労働者がいる事業所では選任が義務付けられています。
第一種衛生管理者 過去問
解説あり
第一種衛生管理者試験の過去問と解説を令和6年10月公表〜平成26年10月公表まで無料で公開しています。全問正解するまで過去問を解き続けることで、過去問題が脳に定着し、合格が近いものとなります。第一種衛生管理者試験の合格に向け、過去問ドットコムをぜひお役立てください!
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第一種衛生管理者について
具体的には
仕事内容
職場環境の衛生管理
作業環境測定や換気・照明・騒音などの管理
労働者の健康管理
健康診断の実施・管理、ストレスチェックの対応
衛生教育・指導
労働者への衛生教育、安全衛生対策の周知
労働災害防止
リスクアセスメント、作業方法の見直し
安全衛生委員会への参加
職場の衛生管理計画の策定・実施
役割
労働者の健康と職場の安全を維持するために法令に基づいた衛生管理を主導します。
事業者と労働者の橋渡し
法令遵守を助言し、労働者の健康管理や環境改善を推進。
法令遵守とリスク管理
労働安全衛生法に基づき、災害・職業病の予防策を実施。
企業の生産性向上
健康的な職場づくりでモチベーションや業務効率を向上。
衛生管理計画の実施
職場環境の継続的な改善や健康診断結果の分析・対策。
これらを通じて、安全で快適な職場環境を維持し、企業の発展にも貢献します。
なるためには
以下のいずれかの受験資格を満たし、試験に合格することです。
実務経験がある人
大学・短大・専門学校で理系(工学・衛生など)を学んだ場合:1年以上の実務経験
高校卒業の場合:3年以上の実務経験
特定の資格を持っている人
労働安全コンサルタント、医師、看護師などの資格があれば、実務経験なしで受験可能。
勉強方法
必要な勉強時間
難易度
合格率は約40~50%で、比較的取りやすい資格です。
必要な勉強時間
未経験者:100~150時間(1~2か月)
関連知識がある人:50~100時間(数週間~1か月)
効率的な学習方法
この流れで学習することで、短期間で合格を目指すことができます。
① 過去問を最優先
出題傾向が変わらないため、過去問を繰り返し解くのが最も効果的。
間違えた問題は解説を読み、理解するまで復習。
② 暗記は「関係法令」と「労働衛生」が重要
関係法令(出題数が多い)→ 条文のポイントを絞って覚える。
労働衛生(計算問題あり)→ 公式や数値を整理して暗記。
③ スキマ時間を活用
スマホで過去問アプリや単語カードを使い、通勤時間などで反復学習。
④ 模擬試験で時間配分を練習
試験形式に慣れるため、制限時間内で解く練習をする。
⑤ 理解しにくい「労働生理」は図解で学習
血液の流れや呼吸器の働きなどは、図や動画で視覚的に学ぶと覚えやすい。
関連資格
関連資格
関連資格を取得することでキャリアアップのほか、手当や給与アップが期待でき、より安定したキャリアを築くことができます。
衛生工学衛生管理者
第一種衛生管理者が取得後に追加講習を受けることで取得可能。
特定の業種(鉱業、製造業など)での衛生管理に特化。
労働安全コンサルタント(衛生)
労働安全衛生分野の専門家として、企業のコンサルティング業務が可能。
受験資格として、第一種衛生管理者取得後の実務経験が必要。
第二種衛生管理者
第一種と異なり、一部の業種(小売業、サービス業など)に限定される資格。
第一種より範囲が狭いため、試験の難易度はやや低め。
安全管理者選任時研修修了資格
労働安全衛生法に基づき、一定規模以上の事業所で安全管理者を選任するための資格。
公害防止管理者
環境管理に関する国家資格で、特に職場の環境衛生に関わる分野と関連性がある。
試験の概要
試験会場、都道府県
全国7つの安全衛生技術センターで毎月1~3回程度実施されています。
また、各都道府県で年1~2回の「出張特別試験」も実施されており、センターから遠方にお住まいの方はこれらの試験を利用することができます。
北海道安全衛生技術センター(北海道恵庭市)
東北安全衛生技術センター(宮城県岩沼市)
関東安全衛生技術センター(千葉県市原市)
中部安全衛生技術センター(愛知県刈谷市)
近畿安全衛生技術センター(兵庫県加古川市)
中国四国安全衛生技術センター(広島県東広島市)
九州安全衛生技術センター(福岡県久留米市)
試験日時
試験日程は各会場によって異なります。
関東安全衛生技術センター東京試験場
令和7年度:1月6日(月)・1月15日(水)各日13:30~16:30
試験科目
試験は3つの科目で構成されています。
関係法令(10問)
労働安全衛生法や関連規則に関する知識。
衛生管理者の職務や事業者の責務など。
労働衛生(10問)
作業環境管理(騒音、粉じん、有害物質など)。
健康管理(健康診断、ストレスチェックなど)。
労働生理(10問)
人体の仕組み(呼吸、循環、消化、神経など)。
労働による生理的影響(疲労、温熱環境など)。
受験手数料
8,800円(非課税)
合格発表
通常、試験日から約7日後の午前9時30分に行われます。
合否の確認方法は以下のとおりです。試験当日に正式な合格発表日が案内されますので、詳細は受験会場で確認するようにしましょう。
公式ホームページでの確認
各安全衛生技術センターの公式サイトにて、合格者の受験番号が掲載されます。
郵送による通知
合格者には「免許試験合格通知書」、不合格者には「免許試験結果通知書」が郵送されます。
受験資格
以下のいずれかを満たすと受験可能です。
実務経験がある人
大学・短大・専門学校(理系)卒業 → 1年以上の実務経験
高校卒業 → 3年以上の実務経験
※実務経験は、衛生管理や安全管理に関する業務が対象。
特定の資格を持っている人(実務経験不要)
医師、看護師、薬剤師、労働安全コンサルタント など
詳細は、公益財団法人 安全衛生技術試験協会のサイトを確認しましょう。
出題方法
マークシートによる四肢択一式
受験申請
受験申請受付期間
試験日の2か月前から開始されます。
また、申請方法によって締切が異なります。
オンライン申請:試験日の14日前まで
郵送申請:試験日の14日前(消印有効)まで
窓口持参:試験日の2日前まで(ただし、土・日・祝日を除く)
受験票の発送
受験申請後、通常10日以内に郵送されます。
万が一、試験日の20日前になっても受験票が届かない場合は、公益財団法人安全衛生技術試験協会本部に問い合わせるようにしましょう。
免除制度
これらの資格を有する方は、試験を受けることなく所定の書類を提出することで第一種衛生管理者免許を取得できます。
大学または高等専門学校で医学に関する課程を修了した者
必要書類:卒業証明書、学位記など
大学で保健衛生に関する学科を専攻し、労働衛生に関する講座または学科目を修了した者
必要書類:卒業証明書、学位記、履修証明書(選択科目の場合)
保健師免許を有する者
必要書類:保健師免許証
薬剤師免許を有する者
必要書類:薬剤師免許証
合格情報
合格基準
1. 総合得点が60%以上(30問中18問以上正解)
2. 各科目ごとに40%以上の得点が必要
関係法令(10問)→4問以上正解
労働衛生(10問)→4問以上正解
労働生理(10問)→4問以上正解
どれか1科目でも40%未満だと不合格になるので、全科目でバランスよく点を取ることが重要です。
免状の交付
合格後免許申請を行うと、通常申請から約1ヶ月以内に免許証が交付されます。
合格率の推移
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023年(令和5年) | 67,572人 | 31,108人 | 46.0% |
2022年(令和4年) | 68,066人 | 31,207人 | 45.8% |
2021年(令和3年) | 68,210人 | 29,113人 | 42.7% |
2020年(令和2年) | 43,157人 | 18,916人 | 43.8% |
2019年(令和元年) | 68,498人 | 32,026人 | 46.8% |