社会福祉士は、高齢者や障がい者、生活困窮者などの相談に応じ、福祉サービスの利用を支援する専門職です。福祉施設や病院、行政機関などで働き、生活の困りごとを解決するサポートをします。
社会福祉士 過去問
解説あり
試験最新情報
第38回(2026年) 試験日(予想)
2026年2月1日(日)
試験日まで、351日
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社会福祉士について
社会福祉士とは
社会福祉士の仕事内容
社会福祉士は、福祉に関する相談を受け、必要な支援をつなぐ仕事をします。
・高齢者や障がい者、生活困窮者の悩みを聞き、福祉サービスの利用をサポートします。
・病院では退院後の生活支援、施設では利用者のケアプラン作成なども行います。
・行政機関では生活保護や児童福祉の相談業務に携わることもあります。福祉の専門知識を活かし、地域の人々が安心して暮らせるよう支援します。
社会福祉士の役割
・福祉に関する相談を受け、適切な支援につなぐ
・高齢者や障がい者、生活困窮者の生活をサポート
・福祉サービスの利用を支援し、制度の説明を行う
・病院や施設で退院・入所後の生活支援を計画
・児童福祉や生活保護などの行政相談に対応
・地域の福祉活動を推進し、住みやすい社会を作る
社会福祉士になるためには
1.大学や専門学校で福祉系の指定科目を履修する(または養成施設を修了する)
2.社会福祉士国家試験を受験し、合格する
3.合格後、登録手続きを行い「社会福祉士」として正式に資格を取得する
4.福祉施設・病院・行政機関などで実務経験を積む
5.必要に応じて研修や資格更新を行い、スキルを磨く
勉強方法
必要な勉強時間
社会福祉士試験の難易度は「中~やや難」です。出題範囲が広く、福祉・法律・医療などの知識が必要ですが、適切な対策をすれば合格可能な試験です。近年の合格率は25~30%程度で推移しています。
必要な勉強時間は、福祉系大学出身者で300~400時間、一般の方(独学・他学部出身)で500~600時間(専門用語の理解に時間がかかる)です。
効率的な学習方法
①基礎知識を固める(最初の1~2ヶ月)
公式テキストや参考書を活用し、重要な用語や制度を理解する
過去問を見ながら学習し、どんな問題が出るのか把握する
②過去問を繰り返す(3~4ヶ月目)
過去5~10年分を解き、出題傾向を分析
間違えた問題の解説を必ず読むことで、知識を定着させる
③苦手分野を重点的に補強(5ヶ月目以降)
苦手科目はまとめノートを作り、理解を深める
模試を受け、本番の形式に慣れる
④直前対策(試験1ヶ月前)
全科目を総復習し、忘れている知識を補う
タイムを測って過去問を解くことで、本番の時間配分を練習
社会福祉士の関連資格
関連資格
自分の目指すキャリアに合わせて取得すると効果的です。
また、施設長やケアマネージャーとしての昇進などキャリアアップが期待できたり、職場によっては資格手当・給与アップなど待遇向上の可能性があります。
福祉・相談支援系
精神保健福祉士(精神疾患やメンタルヘルスの相談支援)
介護福祉士(高齢者・障がい者の介護実務)
公認心理師(心理学の専門知識を活かした支援)
医療・リハビリ系
ケアマネージャー(介護支援専門員)(介護サービスのプラン作成)
精神対話士(メンタルケアを目的とした対話支援)
リハビリテーション専門職(作業療法士・理学療法士)(リハビリ支援)
福祉施設・行政系
社会福祉施設長資格認定(施設の管理職向け)
児童福祉司(児童相談所などでの相談業務)
生活相談員(介護施設での相談・調整業務)
試験の概要
試験会場、都道府県
社会福祉士国家試験は、全国24の都道府県で実施されています。
北海道、青森県、岩手県、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県
試験日時
社会福祉士国家試験は、例年2月上旬の日曜日に実施される傾向があります。
令和7年度:2月2日(日)
試験時間 | |
---|---|
午前の部 | 10:00~12:20 |
午後の部 | 14:10~15:35 |
試験科目
社会福祉士試験は 「共通科目」 と 「専門科目」 に分かれており、合計 18科目群 で構成されています。
共通科目(11科目群)
人体の構造と機能及び疾病
心理学と心理的支援
社会学と社会システム
社会福祉の原理と政策
社会保障
権利擁護を支える法制度
地域福祉と包括的支援体制
社会福祉調査の基礎
ソーシャルワークの基盤と専門職
ソーシャルワークの理論と方法
福祉サービスの組織と経営
専門科目(7科目群)
高齢者福祉
障害者福祉
児童・家庭福祉
貧困に対する支援
保健医療と福祉
刑事司法と福祉
就労支援サービス
受験手数料
社会福祉士国家試験の受験手数料は、受験区分によって異なります。(すべて非課税)支払い方法は年度により異なりますが、コンビニ・郵便局・クレジットカード等です。
一般受験者:19,370円
同時受験者:16,840円(精神保健福祉士と同時)
科目免除者:16,230円
合格発表
受験資格
社会福祉士国家試験を受験するには、指定された課程を修了する必要があります。以下のいずれかに該当することで受験資格を得られます。福祉系大学を卒業すれば、最短ルートで受験が可能です。
① 福祉系大学・短大ルート
福祉系4年制大学を卒業(指定科目履修)
福祉系短期大学卒業+実務経験(指定科目履修+1~2年の実務経験)
② 一般大学ルート(福祉系以外の学部)
一般大学卒業+指定の養成施設(1年)を修了
短大卒業+養成施設(2年)を修了
③ 実務経験ルート
高卒+相談援助の実務経験10年以上
短大卒+相談援助の実務経験5年以上
④ 他の福祉系資格を持つ場合
精神保健福祉士資格を取得し、養成施設(1年)を修了
出題方法
マークシートによる五肢択一形式
受験申請
① 受験案内の入手(9月上旬)
社会福祉振興・試験センターの公式サイトからダウンロード
大学・専門学校や試験センター窓口で配布されることもある
② 必要書類の準備
③ 受験手数料の支払い
④ 受験申請書類の提出(例年9月~10月上旬)
申請期間内に簡易書留で試験センターへ郵送
⑤ 受験票の受領(例年12月下旬~1月上旬)
試験センターから郵送される
申請方法は年度ごとに変更される可能性があるので、最新情報を確認しましょう。
受験申請受付期間
例年は9月上旬から10月上旬です。
令和6年度:9月5日(木)から10月4日(金)まで
受験票の発送
例年は12月上旬に発送されます。
令和6年度:12月6日(金)
受験票には試験会場などの重要な情報が記載されています。12月中旬になっても受験票が届かない場合は、試験センターに問い合わせましょう。
免除制度
社会福祉士国家試験には、以下の条件を満たす場合一部の科目が免除される制度があります。すでに精神保健福祉士の資格を取得している場合、以下の科目が免除されます。
免除対象の科目(共通11科目群の一部)
心理学と心理的支援
社会学と社会システム
社会福祉の原理と政策
社会保障
権利擁護を支える法制度
地域福祉と包括的支援体制
社会福祉調査の基礎
ソーシャルワークの基盤と専門職
ソーシャルワークの理論と方法
精神保健福祉士との共通科目は多いため、ダブルライセンス取得がしやすいです。
また、精神保健福祉士を先に取得し、社会福祉士試験の負担を減らす方法もあります。
合格情報
合格基準
・総得点の約60%(150点中90点前後)以上を得点すること
・全18科目群すべてで1点以上得点すること
1科目でも0点があると不合格
試験の難易度により合格基準点は毎年微調整されるため、過去の基準点より少し高めに目標を設定するのが安全です。
免状の交付
試験合格後、登録申請書を提出し、約1~2ヶ月後に「社会福祉士登録証」が交付されます。
登録には合計19,050円を納付する必要があります。
登録免許税:15,000円(国に納付)
登録手数料:4,050円(試験センターに納付)
合格率の推移
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2024年(令和6年) | 34,539人 | 20,050人 | 58.1% |
2023年(令和5年) | 36,974人 | 16,338人 | 44.2% |
2022年(令和4年) | 34,563人 | 10,742人 | 31.1% |
2021年(令和3年) | 35,287人 | 10,333人 | 29.3% |
2020年(令和2年) | 39,629人 | 11,612人 | 29.3% |