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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第25回(2017年) 午前 問23

問題

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副腎について正しいのはどれか。
   1 .
後面は腹膜で覆われる。
   2 .
内胚葉性の器官である。
   3 .
上腸間膜動脈の枝が分布する。
   4 .
網状帯が髄質を取り囲んでいる。
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午前 問23 )
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この過去問の解説 (3件)

0

副腎はストレス・慢性疲労などに関係してくる大事な器官ですね。

選択肢1. 後面は腹膜で覆われる。

副腎は腹膜後臓器なので前面も後面も腹膜と触れません。

選択肢2. 内胚葉性の器官である。

副腎皮質は中胚葉性、副腎髄質は外胚葉性の器官です。

選択肢3. 上腸間膜動脈の枝が分布する。

副腎の栄養血管は上・中・下副腎動脈の3つです。

選択肢4. 網状帯が髄質を取り囲んでいる。

正解です。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
1 . 後面は腹膜で覆われる。
副腎は腹膜後臓器に属している為、腹膜との関連は薄くなっています。

2 . 内胚葉性の器官である。
副腎は髄質と皮質で胚葉由来が違います。
副腎髄質は外胚葉由来で交感神経系の細胞が皮質原基に包まれ形成しています。
副腎皮質は中胚葉由来で尿生殖堤と腸間膜根の間の中胚葉細胞が分化して形成しています。

3 . 上腸間膜動脈の枝が分布する。
副腎の栄養血管は大きく3本です。
 1)下横隔動脈より分岐する上副腎動脈
 2)大動脈より分岐する中副腎動脈
 3)腎動脈より分岐する下副腎動脈

4 . 網状帯が髄質を取り囲んでいる。
網状帯は皮質の終端です。
皮質は外方から球状帯→側状帯→網状帯となり、そこから髄質となっています。
髄質は皮質に取り囲まれていますので正答となります。

0
副腎は三角形の形をしており、表層をしめる「皮質」と中心部の「髄質」に分けられます。

髄質はさらに外層から中心に向かい「球状帯(顆粒層)」「束状帯」「網状帯」に分けられます。

分泌されるホルモンは以下のようになります。
 球状帯(顆粒層):電解質コルチコイド(アルドステロン)
 束状帯:糖質コルチコイド(コルチコステロン)
 網状帯:副腎アンドロジェン(男性ホルモン)


1 副腎は腹膜後臓器なので、後面は腹膜で覆われません。
  腹膜内臓器:胃、空腸、回腸、横行結腸、S状結腸、肝臓など
  腹膜後臓器:十二指腸、膵臓、上行結腸、下行結腸、腎臓、副腎など


2 副腎皮質は中胚葉からの分化です。
  副腎髄質は外胚葉からの分化です。

  各胚葉からの分化する臓器、器官は以下の様に分類されます。
  外胚葉:皮膚(表皮、毛、爪、皮膚腺)、神経系(脳、髄質、末梢神経)、感覚器(視、聴、平衡、味、嗅覚)
  内胚葉:消化器(胃、腸、肝臓、膵臓)、呼吸器(咽頭、器官、気管支、肺)、尿路(膀胱、尿道)
  中胚葉:骨格系(骨、軟骨、結合組織)、筋系(横紋筋、平滑筋)、循環系(心臓、血管、リンパ管、血液)、泌尿生殖系(腎臓、精巣、子宮、卵巣)


3 副腎への栄養血管は、上副腎動脈、中副腎動脈、下副腎動脈の3本です。
  上副腎動脈は下横隔動脈、中副腎動脈は腹大動脈、下副腎動脈は腎動脈からの枝です。

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