あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午前 問24

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午前 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

交連線維はどれか。
  • 脳梁
  • 脳弓
  • 内包
  • 視放線

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この過去問の解説 (3件)

01

「交連繊維」は左右の大脳半球の皮質間をつなぐ神経線維です。集まって「脳梁」をつくります。

セットで下の言葉も覚えましょう。

「連合線維」は同じ半球内の皮質間をつなぐ神経線維です。集まって「脳弓」をつくります。

「投射線維」は大脳皮質と下位の中枢をつなぐ神経線維です。集まって「内包」をつくります。

選択肢1. 脳梁

「脳梁」は交連線維の集まりです。

選択肢2. 脳弓

「脳弓」は連合線維の集まりです。

選択肢3. 内包

「内包」は投射線維の集まりです。

選択肢4. 視放線

「視放線」は視覚の大脳皮質への通り道です。

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02

大脳の髄質(白質)に関する問題です。
脳の情報の連絡路に関して問われています。
髄質(白質)を介して皮質(黒質)に出入りする分類の中で3種類の神経線維が存在します。

 1)連合繊維:同一半球(左脳なら左脳同士)内の皮質の間を連絡しています。
 2)交連繊維:左右半休を連絡しています。
 3)投射繊維:大脳皮質と下位の中枢(間脳・脳幹・小脳・脊髄)を連絡しています。

1 . 脳梁
もっとも発達した交連繊維であり、正答となります。

2 . 脳弓
脳弓は連合線維に属しています。

3 . 内包
内包は投射繊維として重要な役割をしています。
 1)運動野から下行する繊維
 2)視床より各種の感覚野へ上行する繊維が構成しています。

4 . 視放線
視放線は視神経から視索を通りって外側膝状体へ達し、その後内包の後部を通る神経線維が構成するものです。
外側膝状体から大脳皮質視覚野へ視覚情報を投射しています。

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03

交連繊維とは大脳髄質(白質)において、左右の半球を連絡する繊維です。
脳梁が最も発達した交連繊維の束になります。


2 脳弓は海馬体から出て乳頭体などに至る線維束です。
脳梁の下で左右対をなして弓形を描きます。

3 内包は投射繊維で、大脳皮質運動野から下行する繊維と、視床からの各種の感覚野へ上行する繊維とがつくる領域の事を指します。

4 視放線とは外側膝状体から始まり、内包の後部を通り、後頭葉の視覚野に投射します。

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