問題
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副甲状腺から分泌されるのはどれか。
1 .
パラソルモン
2 .
カルシトニン
3 .
ソマトスタチン
4 .
サイロキシン
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問32 )
副甲状腺は、
頸部にある甲状腺の後面に4つある小さな臓器です。
パラソルモンは、
副甲状腺から分泌されるホルモンですので、
これが正解であると考えられます。
パラソルモンには、
血液中のカルシウム濃度を上げる作用があります。
カルシトニンは、
甲状腺から分泌されるホルモンのひとつで、
血液中のカルシウム濃度を下げる作用があります。
ソマトスタチンは、
視床下部や脳下垂体、膵臓ランゲルハンスδ細胞などから
分泌されるホルモンで、
成長ホルモンの分泌を抑制するなどの
働きをしています。
サイロキシンは、
甲状腺で分泌されるホルモンのひとつで、
代謝を促進する作用があります。
血中カルシウム濃度調節のしくみについて
振り返っておきましょう。
正解は「パラソルモン」です。
正解です。
パラソルモンは副甲状腺から分泌されます。
パラソルモンは、血中カルシウムを上昇させ、分泌過剰になると、骨のカルシウムが不足し、骨折しやすくなります。
逆に、分泌が不足すると、手足の筋肉が痙攣する「テタニー」になることがあります。
間違いです。
カルシトニンは、副甲状腺ではなく、甲状腺の傍濾胞細胞から分泌され、血中のカルシウムを減少させます。
間違いです。
ソマトスタチンは膵臓のδ細胞から分泌され、消化抑制、インスリンとグルカゴンの分泌抑制、消化管運動の抑制、成長ホルモン抑制、と、抑制するホルモンになります。
尚、インスリンは、膵臓のβ細胞から分泌され、グルカゴンは、膵臓のα細胞から分泌されます。
間違いです。
サイロキシンは、副甲状腺ではなく、甲状腺の濾胞細胞から分泌されます。
サイロキシンは、血糖値上昇、基礎代謝アップなどの作用があります。
尚、トリヨードサイロニンとサイロキシンの二つが、甲状腺ホルモンとなります。